12月21日(日) 鉛筆画家 ・ 安住孝史さんからの贈り物差出人は、安住孝史 ( やすずみたかし ) さん。 北区にお住まいをもつ安住さんは、古今の街並みを鉛筆1本で繊細に描き上げる 「 鉛筆画家 」 として知られ、そのご活躍ぶりはさまざまなマスコミで取り上げられています。 小包の中身は、2通の手紙と数冊の本でした。 安住さんがそれらを梱包して送ってくださったのは、3年前、稲付中の○○さん ( 当時は小学6年生 ) から、児童館で2冊の漫画本を借りたことがきっかけです。 その後、安住さんは○○さんと会えなくなり、本を返す機会を失ってしまいます。 しかし、そのことがずっと気になっていた安住さんは、稲付中の学校HP ( 朝礼での表彰記事 ) で、○○さんの名前を見つけられました。 そこで、借りた本を私 ( 校長 ) から返してもらおうと、稲付中あてに小包を送られたというわけです。 中には、○○さんあての手紙とご自身の作品集、そして、私あての手紙と学校寄贈用の作品集が同封されていました。 もしかしたら、当の○○さんは安住さんに漫画本を貸したことさえ、忘れていたかもしれません。 しかし、借りたほうの安住さんはしっかり覚えておられて、3年の時を経てお詫びとともに自らの誠意を伝えられたのです。 ○○さんに確実に本を渡した報告と、作品集を寄贈していただいたお礼の電話を入れた際、仲介の役割を果たした稲付中学校HPでこの件を紹介する旨、お許しをいただきました。 下の 【 おりたたみ記事 】 をご参照ください。 厳寒の続く中、心がほっこりと温かくなる贈り物でした。 校長 武田幸雄 |
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