12月19日(金) 本日の授業風景 (2)歴史分野の学習も終盤を迎え、いよいよ昭和 〜 現代史を残すのみとなりました。 本日は、1937年(昭和12)に起きた日中の武力衝突 ( 盧溝橋事件 ) を機に始まった 『 日中全面戦争 』 を取り上げています。 あえて教科書には 『 日中戦争 』 ではなく 『 日中全面戦争 』 と書かれています。 その理由について西澤先生が 「 盧溝橋事件の6年前 = 1931年に発生した満州事変と区別するためです 」 と、教えてくださいました。 ただし、「 満州事変 〜 日中戦争 〜 太平洋戦争 」 という一連の流れは、深い関係性をもってつながっています。 そのため歴史学者の中には、それらを総称して 『 15年戦争 』 と呼んでいる人もいます。 教科書には 『 国家総動員法 』 という言葉も出てきましたね。 【 国の産業や経済から、国民の生活のすべてにわたって、戦争に動員できる 】 という説明が書かれていましたが、それを読むだけでも背筋が寒くなる法律です。 そんな法律の存在自体、暴走する戦争の恐ろしさを物語っています。 本日の授業では、このあと15年も続く 「 戦争の始まり 」 を学習したように思います。 ぜひ、もう一度8日(月)の全校朝礼・校長講話を読み直してみてください。 校長 武田幸雄 |
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