9月9日(火) 本日の授業風景 (3)小説 『 故郷 』( 魯迅 ) の学習に入りました。 清朝末期 ( 辛亥革命の頃 ) の中国で、20年ぶりに帰郷した主人公である 【 私 】 が見た、故郷とかつての親友の変貌を描いた作品です。 この小説は、ほとんどの中学校・国語の教科書出版会社が、古くから採用しています。 そのため、題名を聞いて 【 ルントウ 】 や 【 豆腐屋小町のヤンおばさん 】 を思い出したという保護者の方も、いらっしゃるのではないでしょうか。 前回の授業ではデジタル教科書を使い、小説の時代背景を資料とともに確認しました。 その際、社会 ( 歴史 ) の授業で学習した 『 中華民国の成立 』 を思い出した人はいませんか? 歴史の教科書では、国民の政府への不満が辛亥革命 ( しんがいかくめい ) のきっかけとなったと説明していました。 それがこの小説では、【 子だくさん、凶作、重い税金、兵隊、匪賊、役人、地主 … 】 などと述べられています。 このように、一見関係なく思える異教科の学習内容が、実は横断的につながっていることがあります。 それらを結びつけることで複数の教科の理解が深まることもあるので、ぜひ参考にしてみてください。 校長 武田幸雄 |
|