9月4日(木)1年生国語での食育授業昨日から戦時下の生活状況などについて触れてきました。 今日も米倉斉加年氏朗読のCDを聞いて、授業に入りました!今日は、2回目の朗読に入り込み内容に涙する生徒が男子、女子に関わらず何人か見受けられました! 自分たちが想像するだけでも涙がでてしまったんですね・・・ 今日の授業では、実際に文中に出てきた「おもゆ」について触れ、どんな作り方をするのかや少量の配給でどれだけ量を増やして食べようとしていたかなどパワーポイントを使用して授業を進めました。生徒たちは、おもゆを食べたことがないそうです。 実際におもゆを食べた場面では、米倉さんのがりがりに痩せ細った体で弟のヒロユキをおぶり、弟の甘いミルクをすまなそうに飲んでしまった米倉さん自身のさしえを思い浮かべ神妙な顔をする生徒もいました。 「お米の味がする」「甘い」 「味がまったくなく、塩がほしい」という声があったり 「今は、当たり前のことが当時は当たり前ではなく、調味料すら満足に使えないのだから・・・・」 「食べ物を確保するのも大変だから」など色々な意見が出ました。 僕が弟のヒロユキのミルクを盗み飲みしたのは 「ひどい」のか「仕方がない」のか では意見はどこのクラスもほぼ半分に分かれ、中には両方に手を上げる生徒もいました。 「どちらも理解できる」という理由です! 明日以降、グループ討議をしていきます・・・・どんな意見が出るのでしょうか・・・ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 《1年生の今日の変化》 日頃、1年生の給食の残菜はほとんどありません。しかし、野菜が苦手な生徒が多くサラダなど残ることもあったのですが、今日は違っていました! 授業のすぐあとが給食だったクラスでは、いつも賑やかに食事をしている生徒が、神妙な面持ちで静かに食べ、そして何より野菜を誰も残さなかったのです・・・ 戦争中に、捨てている野菜の部分まで調理して食べていたことを知ったからでしょうか・・・ 今後も食べ物を大切にして、自分の体の栄養にしてほしいと思います。 栄養教諭 佐藤 綾子 |
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