6月23日(月) 本日の授業風景 (1)『 遺伝の規則性 』 を学習しています。 本日は 「 遺伝子の組み合わせ 」 について確かめる実習を行っていました。 森山先生が用意されたのは、それぞれ 【 A 】 【 a 】 と書かれた小さな木の球です。 【 A 】 はエンドウの種子の形を丸形 ( 優性の形質 ) にする遺伝子、【 a 】 はしわ形 ( 劣性の形質 ) にする遺伝子です。 それを一つずつ黒いビニール袋に入れ、2人一組となって実習開始です。 袋の中を見ないようにして、同時に木の球を一つずつ取出し、遺伝子の組み合わせ ( 【 A A 】 【 A a 】 【 a a 】 のどれか ) をつくります。 それを記録したら木の球を袋に戻し、同じ作業を50回繰り返すのです ( 写真・中 )。 『 遺伝学の父 』 とも呼ばれるメンデルは、実際にエンドウを使った実験で、孫に現れる形質の個体数の比が 「 丸形 : しわ系 = 3 : 1 」 であることを確かめました。 さて、このクラスで行った実習の結果はどうだったでしょうか? 全ペアの記録を集計したところ、丸形になる 【 A A 】 【 A a 】 の組み合わせが618回、しわ系となる 【 a a 】 が182回でした。 その比率は、3.40 : 1。 多少の誤差はあったものの、遺伝の規則性を確かめることができましたね。 校長 武田幸雄 |
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