6月19日(木) 本日の授業風景 (3)『 自画像 』 に取り組んでいます。 自分の姿は、自分にとって最も身近な描写対象だと言えます。 しかし、だからといって、それがモデルとしてふさわしい理由になりえるかどうかは別問題です。 むしろ毎日のように見続けている顔だけに、どんなに丁寧に描いても、絵の中の自分が別人に見えてしまう … 。 一度でも自画像を描いたことのある人なら、そんな苦い経験があるかもしれません。 ただし、「 自分 」 が、人生においてその顔を見る機会の最も多い人物であることは間違いありません。 「 似ている ・ 似ていない 」 とは関係なく、そこには必ず何らかの 「 自分らしさ 」 が醸し出されていることでしょう。 絵の背景も自分のイメージにあわせ、美しい自然の景色や好きなスィーツ、動物、部活動ツールなどを描いています。 そんな背景も、きっと 「 自分らしさ 」 を伝えるための重要なファクターになるに違いありません。 完成した自画像は、ぜひ保管しておくことをお勧めします。 いつか皆さんが大人になったとき、「 15歳の自分は、自分自身をどのように見ていたのか 」 が、わかるからです。 これは、私の経験に基づく実感です。 校長 武田幸雄 |
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