※ 写真は、先週の授業風景です(1年生)
今日は『敬老の日』です。
『国民の祝日に関する法律』(祝日法)によると、この日は【 多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う 】 ことを趣旨として、1966年(昭和41)に制定されました。
2003年(平成15)までは9月15日でしたが、祝日法の改正(ハッピーマンデーの導入)に伴い、翌年から9月の第3月曜日に変更されました。 では、なぜもとは9月15日だったのでしょうか?
聖徳太子(飛鳥時代の皇族・政治家)が、大阪に日本で最初の悲田院(ひでんいん = 貧しい人や身寄りのない人を救うための施設)を建てた日にちなんでいるという説もありますが、定かではありません。
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ところで、先ほど祝日法に記された趣旨の中に「老人」という言葉が出てきました。 しかし、現在は「老人」よりも、65歳以上の人を指す「高齢者」という言葉を使うほうが一般的になってきています。
その「高齢者」について、総務省が発表した「高齢者推計人口」によると、9月15日現在、65歳以上の人口は3384万人で過去最高を更新、総人口に占める割合も26.7%に達したのだそうです。
実に日本人の4人に一人以上が「高齢者」ということになります。 世界の主要8カ国の高齢者割合でも、2位のイタリア(22.4%)3位のドイツ(21.2%)を大きく引き離しています。 ちなみに80歳以上の方も1002万人で、初めて1千万人を超えました。
このように長寿の方が増えること自体は、大変おめでたいことです。
しかし、その一方で少子高齢化や高齢者福祉の問題は、国家的な喫緊の課題といえます。 一人暮らしの高齢者や、介護の必要な高齢者のことを社会全体で支える体制も、早急に築かなければなりません。
ただ、それはさておき、今日は『敬老の日』。 おじいさん・おばあさんに「いつもありがとう」「いつまでも元気でいてね」といったひと言をかけて差し上げましょう。
カードで気持ちを伝えてもかまいません。 また、電話やメールを利用してもよいでしょう。 特別なギフトはなくても、おじいさん・おばあさんにとって孫の優しいひと言は、何よりのプレゼントになるはずです。
校長 武田幸雄