9月4日(金) 本日の授業風景(4)『大人になれなかった弟たちに……』の学習です。 昨年亡くなった俳優・作家の米倉斉加年さんが、ご自身の体験をもとに著した物語です。 栄養教諭の佐藤先生が、チーム・ティーチングで入られています。 太平洋戦争末期の食糧難の時代、主人公の「僕」には、生まれたばかりの弟「ヒロユキ」がいました。 その「ヒロユキ」のための配給のミルクを、「僕」はひもじさから盗み飲みしてしまいます…。 黒板にかかれた授業の目標の一つに【 戦時中の食生活について知る 】とありました。 それに関しては佐藤先生が、さまざまな実物資料(配給切符・サトイモなど)や映像資料を用いて説明してくださいました。 一日分の配給米を実際に手にしたり(写真・下)、本日の給食と戦時中のすいとんを写真で比較したりもできました。 そうした当時の食糧事情の理解が、「僕」や「母」の心情の理解にもつながるはずです。 ※ この授業は東京都栄養教諭研究会の研究授業を兼ねていたので、東京都教育委員会をはじめ大勢の参観者がおみえになっていました。 校長 武田幸雄 |
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