本日は、長期休業明け初日なので、臨時の全校朝礼を行いました。
まずは全校生徒のそろった姿を見て、全員が【 命落とすな 】の約束を守ってくれたことにホッとしました。 身だしなみも【 品格落とすな 】の約束が守れているようで、稲中生の意識の高さを感じました。
また、夏休み中にNHK全国学校音楽コンクールに出場した稲付合唱団の皆さんが、素晴らしい合唱を披露してくれました(写真・中・下)。 おかげで気持ちよく学校生活のリスタートが切れましたね。
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今日から学校生活がリスタートしました。
夏休み前に私が話した『3つの落とすな(学力落とすな、品格落とすな、命落とすな)』は、しっかり守れたでしょうか。 何より「命」を落とした人がいなかったことは幸いです。
皆さんも知っていると思いますが、8月下旬に大阪の寝屋川市で、中学1年生の男女が殺害される事件が発生しました。 どうか皆さんは、今後もそうした事件に巻き込まれないための自助努力を心がけてください。
自助努力といっても、特に難しいことではありません。 深夜の外出は控える、危険な場所には立ち寄らない、知らない人にはついて行かないといった、当たり前のことを当たり前に心がければよいのです。
また、寝屋川市ほどの事件ではないにせよ、夏休み中に何らかのトラブルに巻き込まれたという人は、必ず先生方に報告してください。
トラブルだけでなく、家族や友達との関係、進路や学習に関することなどで悩みや不安があれば、先生方はいつでも相談にのります。 本日は「ふれあいアンケート」もとるので、それに書いてくれても結構です。
トラブルや悩み、不安を一人で抱え込むことなく、ともに力を合わせて解決への道を探りましょう。
さて、話は変わりますが、今日からリスタートした学校生活は、冬休みまで約4ヶ月間続きます。 これは長期休業を挟まずに連続して送る学校生活としては、年間で最も長い期間です。
だからこそ、【 塵も積もれば山となる 】 という諺もあるように、一時間一時間の授業を大切にし積み重ねる中で、学力向上を図っていかなければなければなりません。
そこで、先生方も皆さんに対して、授業に関する新たな3つの約束をしたいと思います。
まず「チャイムオープン」つまり、チャイムと同時に授業を始められるようにします。 電話や来客対応などでやむを得ない場合を除き、始業のチャイムが鳴ったときには教室にいるよう努力します。
次に、教室に入る際、先生方から大きな声で挨拶することを約束します。 今日から稲付中では、すべての先生方が率先して「おはよう(ございます)!」「こんにちは!」と、元気な声で挨拶します。
今までも行ってきている始業の「お願いします」、終業の「ありがとうございました」という「生徒と先生」の関係で行う挨拶も大切です。 しかし、これからはまずお互いに「人と人」として気持ちよく挨拶を交わしてから授業を始めましょう。
そして、もう一つ、今日から稲付中では、『一日7はい運動』を始めます。 『一日7はい』とは、6時間授業を前提にしたとき、皆さんに「はい!」という元気な返事を一日に7回してもらうというものです。
具体的には、朝学活ではクラス担任の先生が、6時間の各授業では教科担当の先生が、皆さんの顔を見ながら一人ずつ名前を呼んで出席をとるので、皆さんはそれに「はい!」と返事をします。
これが『一日7はい運動』です。
これらの取り組みには、たとえ短時間、いえ、ほんの一瞬だけでも、先生とすべての生徒が、すべての授業で必ずコミュニケーションをとるという目的があります。 皆さんも、元気な挨拶・返事で応えてください。
といっても、友達にするような「こんちわっす」などという挨拶や、「はい」だか「おい」だかわからないような返事をしてはいけません。 あくまで先生と生徒のコミュニケーションとして、最低限のマナーは守りましょう。
約4ヶ月後、冬休みが始まる前には、人と人との気持ちよい挨拶・返事がすべての授業で聞かれること、そして、それが皆さんの学力向上につながっていることを期待しています。