携帯・ネットはルールを決め マナーを守って オープン使用!(愛知県教育委員会広報誌パレットの応募作品より)

【豊田・矢並小】「情報モラルに関する本校の現状」

・毎年、「携帯所持や使用についてのアンケート」を実施している。また、その中で保護者が携帯やネット利用についてどのように考えているか、自分の子にどのように与えようとしているのかを聞いている。
・「情報モラル」についての授業(カリキュラム)を道徳の時間に位置づけ、発達段階に応じて授業実践に取り組んでいる。
・「子どもを語る会」の中で、アンケート結果と今後の取り組み、ネットや携帯利用に関する情報モラル教育について検討する場を設けている。
・ゲーム機でのネットの利用、メール交換が本校では多くみられる。

<実践>
1 授業・活動の様子(教科・単元等)
 (1)小学校6年 道徳「インターネットで知り合った人」
 (2)資料Web上のアニメ資料、チャット画面、掲示板画面、ブログ画面、自己紹介サイト画面、振り込め詐欺メールの文
 (3)主な内容
 ・インターネット利用での経験を発表させ、アニメ資料を視聴する。
 ・まさお君が、不安になった理由について考え、発表する。
 ・インターネットで誘われたときの対処法を考え、その危険性を理解する。

2 児童・生徒の反応や様子
・本校では、メールの交換やネットの利用についてゲーム機を使用しているケースが多く、その中で、ブログやプロフを見ていたり、ネット通販を利用したりもある。まだ、騙されたり、いじめになったりするケースは見られない。
・掲示板に書き込みをしたり、サイトを持ったりすることがあり得る雰囲気であり、興味深くアニメなどを見て、「簡単に、会いには行かないよね」と言っていたが、メールアドレスの公開などどうする?と尋ねると、賛成・反対など意見が出た。
・ネットで誘われても、「行かない」とはっきりと答えられない子もいて、問題の難しさを感じた。ここで、きちんとした対処法や実際の詐欺の文章も読ませ、対処法を考えさせた。

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【豊田・道慈小】パスワードはヒミツよ!

 最近は、インターネットを使うことが当たり前になっている。それに伴い、パソコンや携帯電話を使う子どもたちが、インターネット犯罪の被害者として巻き込まれるケースが増加した。また、同時に、子どもが事件の加害者となってしまうケースも増えている。本人は、犯罪の意識がなくとった行動であっても逮捕されることもある。
 このような実情を踏まえ、本校の5、6年生では、「不正アクセス」について考える時間をもった。まず、他人のID、パスワードを使ってオンラインゲームやブログなどに勝手にアクセスをした小学生が補導された新聞の記事を見た。インターネット上に存在するルールを知り、それによって罰せられるという事実を知り、子どもたちの表情にも緊張が走った。また、学習の最後には、模擬チャットを行い、お互いに顔の見えないネットワークの中では、無責任な発言や他人を傷つける発言が簡単にできてしまうことに気付くことができた。
 人と人とが気持ちよく生活するには、顔を合わせたらあいさつをするなどのきまりがあるように、ネットワーク社会を気持ちよく利用するにはルールを守ることが大切だというような感想をほとんどの児童がもつことができた。

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【豊田・童子山小】 「情報の広がりについて考えよう」

 本校では、情報モラル教材「事例で学ぶNetモラル」(広島県教科用図書販売株式会社)を活用して、1年生から6年生までが系統的に情報モラル学習を進めている。今回はその取り組みの中から、5年生の事例を紹介する。
 今回のテーマは、「インターネット上で情報が広がっていく仕組みを知り、責任をもって正しい情報を発信することの大切さを理解すること」である。
 まず、芸能人が近所の公園に来るという噂話を安易に掲示板に書き込んでしまったことで、間違った情報が瞬く間に広がってしまったという事例を、映像クリップで視聴した。
 次に、どこに問題があったのかを話し合った。子どもたちからは、「正しいかどうかを確かめずに掲示板に書き込んでしまったこと」「掲示板の書き込みを見た人が、さらにその情報を簡単に広めてしまったこと」などが問題点として挙げられた。その後、インターネット上で情報が広がる仕組みについて確認をした。「一度書き込んでしまうと、短時間で情報が広がってしまう」「広がってしまった情報を訂正することは難しい」ことを理解することができた。
 最後に、こうした学習のまとめとして、インターネット上に情報発信することについて、自分の意見をまとめた。「情報を発信するときには、正しいかどうかを確かめる」「インターネットで見た情報を、簡単に信じたり広めたりしない」「情報を利用するときは、人に直接聞いたり、本で調べたりすることも大切にしたい」などの意見が、多くの子から挙げられた。
 日常的にコンピュータに親しみ、ネット社会の中に身を置いている子どもたちにとって、情報モラルを扱った学習は不可欠である。これからも、全校体制の情報モラル学習を大切にしていきたい。

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【豊田・大蔵小】「インターネットの正しい使い方」

 4年生の子どもたちは、ほとんどの児童が自宅でインターネットを利用してゲームをしたり、さまざまなサイトを見たりしていることが分かった。インターネットの使い方について、親と話し合っている子も少なく、心配な部分もある。
 そこで、学習探検ナビ(ベネッセ)の「情報モラルナビ」を利用し、インターネットの正しい使い方や調べ学習の仕方、責任ある情報発信の仕方などを学習した。特に、友達がパソコンで作った作品を勝手にコピーして使ってしまった例を見て、子どもたちはどこがいけなかったのかを話し合うことにより、相手の許可が必要なことを学ぶことができた。また、ゲームのやり方についても話し合い、パスワード等も正しく扱うことの大切さを確認することができた。

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【豊田・青木小】 「サイバースクール」

<教材名> チェーンメールの危険性
<情報モラルの分類> 情報セキュリティー
<対象学年> 小学校・5年生

<授業の様子>
 自分の携帯電話を持っていたり、親、兄や姉などの携帯電話を使っていたりするなど携帯電話のメール機能を利用している子供たちもいる。また、パソコンでメール機能を利用している子供もいる。しかし、メールを使っていても、「チェーンメール」が送られてきたときにどう対処するかを判断できる子供は少ないと思い授業を行った。
 「このようなメール(このメールを5人に送らないと不幸になります)が送られてきたらどうしますか」と子供たちに尋ねた。携帯電話を普段から使っている子供たちでも「放っておく」と考えた子供は少数であった。他人には送らないが「送ってきた人に送り返す」という意見があった。すると、「自分のアドレスが知られてしまうよ」との考えが出され、「放っておく」のがいいことに気づくことができた。話し合いを進めていくと、「1人が送ったら5人に届いて、またその5人が送ると25人に届くよ」という意見が出された。「どんどん増えていくのがとても怖いから自分は送らない」との考えに多くの子が頷いていた。授業後にも「どんどん増えていくチェーンメールは恐ろしいものだから絶対送らない」との感想があった。また、「お母さんに聞く」という意見も発表され、子供たちは、「もし送られてきたら、お父さんやお母さんに聞きたい」と口々に述べていた。
 この授業を通して子供たちは、「チェーンメールを送ると大変なことになる」ことに気づき、被害にあわないためには「反応しないで、親に相談する」とよいことを理解することができた。

<ここがおすすめ>
 チェーンメールの内容が子供たちにとってとても身近であり、送られてきた場面を想像することが容易であった。そのため、現実に近い状態で考えることができた。

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【豊田・若林西小】「携帯電話使用上の注意」

 本校では、ホームページや学校便りで保護者へサイバー犯罪防止を呼びかけてきた。PTA事業として豊田署職員を招いて講演会を開催して、「自分の子は、自分で守る」ための親の役割について学習した。
 高学年になると携帯電話を持つ子どもが増え、メールやインターネットの安全で正しい使い方を指導する必要性が高まってきた。また、携帯電話を持たないうちから気をつけることをよく理解しておくこと、はじめから携帯電話をつかうときの約束やルールを家庭で決めてそれを守るようにすることが大切だと考えて日々の指導をしている。
 10月13日、5〜6年の児童を対象にKDDI「ケータイ安全教室」を開いた。安全教室の前半は、携帯電話のマナーや危険性についての話を聞いた。電車の中では使用してはいけない理由を子どもたちは口々に迷惑だからと話し、周りの人に配慮して使わなくてはならないという意識があった。メールの文章表現で誤解が生まれる心配があるという事例紹介では、うなずいて聞いていた。チェーンメールをやめようという動画を視聴しているときは、6年生はみんな「すぐ消去だ」とつぶやいていた。5年生は、「お母さんに相談する」とあちこちから声が上がった。
 「携帯電話は、便利だけど、気をつけないといけないことがいろいろあることがわかりました。」「注意しないと、人に迷惑をかけるということがわかったので、お父さんやお母さんと使うときのきまりを決めたい」などと感想を話していた。

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【豊田・加納小】 『ケータイ、たのしい?こわい?』

◆対象:小学5,6年生
◆ねらい:携帯電話の便利さ、楽しさとこわさについて考えることから、携帯電話を使うときは、家族とよく話し合い、自律的に責任をもって使おうとする気持ちをもつ。
◆準備:・パソコン、電子黒板
・DVD教材『たのしいケータイこわいケータイ』(NHK教育番組・道徳ドキュメントH22年度より)
・パワーポイント教材(冊子「DVD」を元に作成)
・配布物 ワークシート「芦屋市の脱ケータイ宣言についてあなたはどう思いましたか。」「あなたが携帯電話を使う時には・・・」
◆情報モラルの授業の様子
 「まだ持っていなけど、親のケータイを使ったことがあるよ。」、「ゲーム、電卓、目覚まし時計、メール、いろいろできるよ。」・・・子どもたちは、ケータイに興味津々、バラ色のイメージを持っている。近い将来、ケータイを手に情報社会にデビューする彼らが、トラブルに巻き込まれないための安全教育の一環として、5,6年生を対象に、本授業を実施した。今年度は、NHK道徳ドキュメント「たのしいケータイこわいケータイ(22年度版)」(15分)を資料として用いた。
 番組視聴後、携帯電話のたのしさ(長所)とこわさ(短所)を整理する。「メール」「手軽に電話」のほか、「写真」「音楽」「インターネット活用」等の長所を押さえた。短所として、「ケータイ依存」についてどう思ったか、感想を聞いた。「料金」「ケータイを入口とした事件・トラブル」などを押さえ、注意しないと犯罪に巻き込まれるケースがあることを確認した。
 「ケータイを使う時は気をつけます。」「うっかり使うとこわいことがわかった。」という授業感想が多く見られた。学年通信を通して取り組みは、保護者にも紹介された。

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【豊田・衣丘小】「自分の描いた絵にも著作権!?」

1.取組の概要
(1)題材名  「インターネットのルール・著作権について学ぼう」
(2)指導内容
・3年生の国語の単元「研究レポートを書こう」と関連付け、本やインターネットなどの資料の使い方を著作権の観点から考える。また、正しいインターネットのルールについて学ぶ。
・クイズを通して、インターネットのルールや危険性について考える。
・クイズを通して、著作権について考える。
・実際に起きたインターネットの問題や著作権の問題の話を聞き、意識を高める。
2.児童・生徒の反応や様子
 授業に入る前に「著作権」という言葉を知っているかどうか尋ねると、3分の1程度の児童が手を挙げるにとどまった。そこで、まずは著作権がどういうものかについて簡単に話をしてから、クイズを何問か行った。その後の感想では「自分のかいた絵にも著作権があることにびっくりしました」「絵や文をまねされるのはいやです。でも、それが著作権というもので守られていると聞いてなるほどなぁと思いました」「インターネットに書いてあることにはうそもあるんだと知りました」など、著作権やインターネットのルールへの意識の高まりが感じられた。
3.今後の課題
・情報モラルに関しての資料が少なく、指導が限られるため、最新の資料を用意し多様な指導を行う。
・学年に応じた指導を行うため、全校に対してアンケートを実施し、児童の興味や実態に応じた資料を用意する。

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【東海・平洲中】本校の情報モラル教育への取り組み

 平洲中学校では、毎年、犯罪防止教室を開催しています。今年度は、11月15日(火)に東海市立青少年センターの田邊主幹にお越しいただき、1年生を対象に開催しました。今回は、携帯電話やメール・インターネットなどの情報モラルに関するお話や、万引き・深夜徘徊・薬物乱用などの犯罪について、実際に起こった例を交えながら分かりやすく講話していただきました。
 また、例年と同様、本年度も技術・家庭科(技術分野)の情報に関する技術領域において、情報モラルの授業を行っています。ソーシャルネットワーキングサービスや無料ゲームサイト、携帯電話やインターネットなどに関する実際の事件や事例をもとに、便利さの裏に隠された問題となる面と、これから情報社会とどう関わっていくかを考え、話し合う授業を行いました。生徒は授業を通して危険性を認識し、情報モラルを身につけていく必要性を理解することができました。

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【津島・神守小】インターネットのルールとマナー

 神守小学校では総合的な学習の時間を利用して、4年生に対して情報モラルの学習を実施しました。指導した内容は主に次の通りです。

(1)掲示板の使い方について
 特に、近ごろ高学年を中心に流行している、ネット上のコミュニティーサイトについて、注意点や望ましい使い方について指導をしました。
(2)個人情報やID、パスワードについて
 小学生が不正アクセスをして、児童相談所に通告された事例などをもとにして、情報を安易に教えないことを指導しました。
(3)コンピュータの使用と健康について
 長時間の利用によって、体にも心にも健康被害が及ぶ可能性について説明し、使用時間を決めるなど計画的に使うよう指導しました。

 以下は児童の感想です。
・インターネットを上手に使うために、いろいろなルールやマナーを覚える必要があることを知りました。これからは、お家の人と一緒に使おうと思います。
・自分の名前や住所を、かんたんに教えたり書きこみしたりするのは危ないと思いました。
・ゲームやパソコンは、やりすぎると体の調子が悪くなることがあるので気をつけたいです。

 授業の最後には、
・自分が、被害者にも加害者にもならないように気をつけることが大切であること
・インターネットはお家の人と一緒に利用すること
が大切であるという話をして、情報モラルに対する意識を高めました。

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【瀬戸・幡山中】「あんしん・あんぜん情報モラル」

<使用ソフトウェア>
 「キューブNext2」の「あんしん・あんぜん情報モラル」および「情報モラルチェックシート」

<授業計画>
 1時間目「ダウンロードの落とし穴」「知らない人との出会いは危険がいっぱい」
 2時間目「あぶないリンク、詐欺のわな」「法律を守ろう『知らなかった』では許されない」
 3時間目「携帯電話5つの約束」「危険なクリック!掲示板のわな」
 4時間目「情報モラルチェックシート」 

<授業展開>
(1)「ムービー」で、情報モラルについての問題事例の中から中学生向けのものから6つ選択し、1時間に2つずつ問題事例を見せる。
(2)学習プリントに問題点や対応策を記入させる。
(3)「解説」を見て、対応策について説明し、その後、感想をまとめさせる。
(4)4時間目は、まとめとして、「キューブNext2」の「情報モラルチェックシート」を使い、全問正解になるまで、繰り返し学習させる。

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【一宮・西成東部中】インターネットの危険性の疑似体験学習

 情報モラルの様々な事例を疑似体験したり、掲示版、オンラインショップなどの機能を試したりすることにより、インターネットの危険性について各学年で系統立てて学んでいる。
 1年では「電子メール」のトラブルについて疑似体験させた。また、実際に起きた社会問題について取り上げた番組を見て、ネットによる悪質ないじめやネット犯罪があることを学んだ。生徒からは「電子メールは簡単に利用することができるが、一度発言してしまったものは元に戻らない。相手を不愉快にする行為は必ず自分に返ってくることを知った。」「自分のためにも、相手のためにもネチケットを守りたい。」などの感想を聞くことができた。
 2年では「Webページ」、3年では「加害者」など様々なトラブルについての疑似体験ができる授業を行っている。
 12月14日(水)には、愛知県警のサイバー犯罪対策室の方を講師に迎えて、全校で「青少年が巻き込まれやすいインターネットのトラブル」や「トラブルに巻き込まれないための注意点」などについて学んだ。
 今後も情報モラルに関する学習を深め、よりよい利用法やトラブルの対処法について身につけさせていきたいと考えている。

【一宮・西成東部中】資料1
【一宮・西成東部中】資料2

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【新城・鳳来西小】インターネットのルールとマナー

 5・6年生8名を対象に情報モラルについて学ぶ授業を行いました。小学館ファミリーネット内にあるドラえもんのまんがでわかるインターネットのルールとマナー集を読みながら学習を進めました。本校高学年児童の携帯電話所持率は0%ですが、家庭のコンピュータでインターネットを利用する児童は半数以上です。インターネットや電子メールの利用方法から、パスワードやID、個人情報の扱い方までドラえもんのまんがを読みながら学習することができました。
【児童の感想】
・メールやチャットをするのにもいろいろなルールがあることを知りました。パソコンは便利なだけでなく、怖いこともあるんだなあと思いました。
・IDやパスワードを気軽に教えてはいけないということがわかりました。インターネットをしていて困ったことがあったら、すぐに家族に相談しようと思いました。

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【新城・千郷小】ネットで悪口は要注意

 子どもたちがコンピュータや携帯電話を使って、ゲームの延長のような気軽さで利用している掲示板やWEB上のコミュニティーサイト。本校の児童の中にも利用者が何名かいるようです。そこで、ネット上でのトラブルに巻き込まれないために(自分が加害者・被害者にならないために)、掲示板でのルールやマナーについて5年生の学級活動の授業で取り上げました。
 掲示板を使ったことのない児童もいたため、掲示板のシミュレーションをしました。まず、「ネット社会の歩き方」の学習ユニットを見て、安易な掲示板の使用による悪影響について考えました。子どもたちからは「ネット中に悪口が広がって、書かれた人は嫌な気持ちになる」「こんなこと誰が書いたんだ!と思う」などの声が上がりました。そして、掲示板でのルールやマナーを確認しました。
 授業を終えての子どもたちの感想です。
・「掲示板は、他の人が書いた質問や楽しい情報があるけれど、その一方で、人の悪口など書く人がいるのでこわいなあと思いました。世界中に悪口が流れてしまうので、絶対にやってはいけないと思いました。」
・「今まで掲示板をふつうにつかっていたから、今回の授業でやってはいけないことが分かりました。掲示板はすぐに知りたいことを知ることができるけれど、悪口が書きこめてしまうところがいけないと思いました。」
・「一度悪口を書いて送信してしまったら、世界中に広がるから後戻りができない。遊びで悪口を書いてはいけないと思いました。」
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【新城・海老小】親子でゲームについて考えました

 子どもたちを取り巻く生活環境には、PCや携帯電話、テレビ、ビデオなど、多くの情報媒体があふれている。これらの媒体から配信される情報は、使用者の興味関心をかき立てるものが多く、流されると生活のリズムを崩しかねない。子どもたちの中には、朝、定時に起きられない子がいたり、課題をやってこられない子がいたりする。
 子どもたちは、生活を振り返り、「5時間以上ゲームを続けたことがある。」や「ビデオやテレビを12時過ぎまで見たことがある。」との応えがあった。また、平日はさほどではないが、休日ともなると家族が夜型の場合、大人の影響を受ける子どもの存在が明らかになった。
 小学校では、情報を安全に扱うために、「大人と一緒に使う」「大人に意見を求める」など、大人との関わりが必要である。そこで、親子で「ゲームについて考える」機会をもった。実際にゲームをして、どんなところを抑制しなければいけないのか、親子で考え、「時間を決めてゲームをしたり、テレビやビデオを見たりする。」、「夜遅くまで起きていない。」、「宿題を終えてから」など、約束やきまりをつくった。また、その際に、ゲームの危険な面を保護者に知ってもらうため、保護者のみその場に残っていただき、児童にとって好ましくないゲームの例を提示し、年齢に合ったものを子どもと一緒に選ぶようにしていただいた。
 親子で生活を見つめる機会になるとともに、最新のゲーム事情や悪影響を及ぼしかねない恐れのあるものへ目を向けていただくよい機会になった。

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【岡崎・生平小】元気いっぱいおいだいらっ子「ゲームに熱中すると」(1年生)

 昨年度、本校の高学年対象に行った生活習慣アンケートの結果では、平日でも3割ぐらいの子供たちがテレビゲーム、テレビなどに1日2時間以上、時間を費やしていることが分かりました。そこで、低学年のうちから、テレビゲームやテレビの視聴など、時間や場所などの約束を決め、健康に配慮できるようにしたいと考えて実践を行いました。
 今回実践を行った1年生は、テレビゲームをやっている子供のうち8割ぐらいは家の人と約束を決めてゲームをしていました。ほとんどの子供が「約束を守っている。」「約束をやぶると、1週間ゲームができなくなる。」「目が悪くなるから、暗いところでやらないようにしている。」など、気をつけなければならないことを知っていました。ところが、テレビの視聴については、あまり約束を決めていないことが分かりました。そして、自ら進んで見ている時間以外にも、家族が見ているのを最後まで一緒に見ているということもあり、視聴時間も長くなっている傾向も分かりました。
 このことから、低学年の頃は、子供たちの自主性に任せるだけではなく、家族の方にも積極的に関わって、健康的な生活が送れるように、学級通信に授業の様子を載せ、家庭でルール作りを考えてもらえるようにしました。

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【一宮・木曽川東小】みんなとつながってしまうネットワーク

 本校では、4年生を対象に、情報モラルとネットワークの危険性について授業を行いました。
 まず、ネットワークの仕組みについて簡潔に理解するため、ICT活用教育支援ソフト「スカイメニュープロ」を使いました。児童が各自の画面で思い思いの作業をしたものを、全員の画面に送り、自分が入力した情報が公開されるということの実感をもたせました。自分の作業した内容がすべての画面に表示されると、写された児童は恥ずかしそうにしたり、声をあげて喜んだりしていました。しかしその後、「これがもし、この教室だけでなく世界中に広がってしまうと考えたら、どうですか」と問いかけると、児童は一様に黙っていました。
 それから、ネットワークについて説明した上で、「ネット社会の歩き方」(http://www.cec.or.jp/net-walk/)というウェブサイトを活用し、情報モラルやネットワークの危険性について学習しました。本校の4年生では、携帯電話をもっている児童は1割程度でしたが、児童の身近でネットワークにつながるものとして、使い方のルールについても確認しました。
 児童からは、「ルールを決めて使うことが大切」「よく考えて使わないと怖い」といった意見が出ました。最後には、ネットワークでのトラブルに起因する事件の一例として、2004年6月1日に起きた佐世保小6女児同級生殺害事件に触れ、ときには命に関わるものでもあると、児童に注意を呼びかけました。

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【安城・高棚小】情報モラル教育推進の手引きを利用した情報教育

実践1(2年の実践)
(1)扱った情報モラルの内容と参考にした資料
 内容:生活の中でのルールやマナーを知る。
 資料:みんなのためになる仕事(文部科学省 小学校 道徳 読み物資料集)
(2)授業の様子と児童の感想
 道徳の授業の中で扱った。資料を読んで主人公やクラスの友達の気持ちを考えながら誤った情報が与える周囲への影響や正しい情報を伝達させることの大切さについてふれていった。
 授業後、児童は「みんなのニュース係として、自分で勝手に判断をしてはいけないことが分かった。」「友達から聞いたことを教える時にうそをついちゃいけないなあと思いました。」「ニュース係はちゃんと調べないとだめなんだなと思いました。私は友達から聞いてから伝えようと思いました。」など、正しい情報を伝える大切さに気づいていた。

実践2(4年の実践)
(1)扱った情報モラルの内容と参考にした資料
 内容:著作権
 資料:コピーライトワールド(http://www.kidscric.com
(2)授業の様子と児童の感想
 総合的な学習での調べ学習の事前指導の中で扱った。著作権とは何か、自分の作品以外にも著作権はあり、インターネットや本などで調べたことをそのまま写してしまうのはよくないことや、どこから調べたのかを表記することを学んだ。
 児童は、著作権という言葉を初めて聞いた子がほとんどで、「自分の作品にも著作権があると知ってびっくりしました。」「これから調べるときには気をつけたいと思いました。」など著作権の大切さに気づいていた。

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【阿久比・英比小】「ケータイ安全教室」を見て、携帯電話の使い方や気をつけることを学びました

 本校では、町の情報教育カリキュラムである「ACT−IT」に従って情報教育に取り組んでいます。
 近年、携帯電話を小中学生が所有したり、保護者のものを借りて使用したりすることが増えています。本校では、まだほとんどの児童が携帯電話を持っていませんが、保護者のものを借りて使っている児童や、もうすぐ持たせてもらえる児童がいます。また、児童の多くが家庭のパソコンを使ってインターネットでの検索や電子メールのやりとりをした経験をもっています。そこで、株式会社NTTドコモのDVD教材「ケータイ安全教室」を視聴させ、その使い方や気をつけることなどについて学ぶ学習をしました。
 DVDを見たあと、携帯電話の使用についての便利さだけでなく、その危険性についても話し合いました。
 授業後に書いた児童の感想には、「必要なとき以外は使わない」や「個人情報は絶対に入力しない」、「チェーンメールは回さずに自分で止める」、「人の悪口は絶対に書かない」など、常に安全に留意してマナーを守って使いたいというものが多く見られました。
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【豊川・国府小】5年「メール・手紙の書き方について」

 今回の授業では、「普通に喋っている言葉を手紙やメールに書くと印象が変わる」「手紙やメールは後に残り、場合によっては不特定多数の人に読まれる可能性がある」ということを考えさせるために、紫式部日記の中に清少納言を批判した文章を現代風にアレンジしたものを教材として授業を行った。
 子どもたちは、日記の文章を読んだときに「こんなの受け取ったら嫌な気持ちになる。」「この人は信用できない人だ。」などこのメールは良くないと感じたようだ。次に、この文章は2000年前の日記の内容だと伝えると、とても驚いていた。自分たちが書いた手紙やメールが多くの人に読まれる可能性があることに気がついたようである。
 最期に、現代はデーターとして文章が残る。そのため、昔よりも不特定多数の人に読まれる可能性がある。下手をするとインターネットに勝手に掲載され、トラブルになることもある。知らない人にも読まれる可能性があることを意識して文章を書かなければならないことを伝えた。

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