じしんが おきて(1・2年)主人公まなみのお父さんはパン屋さん。東日本大震災が起きた後、まなみの父は、たくさんのパンを焼き被災地に送ります。また、学校では、被災地では農家が大切に育てていた野菜が流されてしまったこと、牛にあげるえさがなくて困っていることなどを先生から教えてもらいます。 そこから、まなみは、当たり前のように残してきた給食をしっかり食べたり、買い替えようと思った下敷きはまだ使えることに気付き募金をしようと考えたりします。 まなみの行動がどうして変わったのか、その思いを自分なりに考えていくのが道徳科の大切な学びです。その子が感じたこと、思ったことそのものが大切になります。登場人物の気持ちに寄り添い考えることは、同時に自分の思いを語ることでもあります。いわゆる「自我関与」とうものですが、これができるようになるには、週に1度の道徳科の積み重ねは欠かせません。 「人の心」が考えられる1・2年生に育っていることをうれしく思っています。 |
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