最新更新日:2024/05/29
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★なかよく、人に親切な子 ★かんがえて、進んで勉強する子 ★しごとに、精を出す子 ★まけない、強い体の子

5・27(土) 聞く・聴く・きく・・・【校長室より】

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 学校公開に多くの保護者の方にご参観いただき、誠にありがとうございます。

 ところで、「聞く」と「聴く」違いは何でしょうか?

 チャットGPTで検索してみると・・・
【「聞く」は耳に入った音を認識すること、「聴く」は、注意深く聞くこと、理解しようと努めることを意味します。つまり「聴く」は「聞く」の進化版とも言えます。一方「聞く」は、単に音を聞き、気に止めなくてもよい場合に使用します。】

 確かにその通りだと思います。

 では、「聞く」と「聴く」どちらが難しいのでしょうか?

 臨床心理士の東畑開人(とうはた かいと)さんは、著書『聞く技術 聞いてもらう技術』(ちくま新書)の中で「聞く」方がずっと難しいと述べています。

 何だかおかしいと思いませんか?臨床心理学では「聴く」という言葉の方がよく使われています。「心の声を聴く」ことが専門家だと・・・。

 私は「聴く」ことがより専門的で難しいと思っていました。

 東畑さんは、
「心の奥底に触れるよりも、懸命に訴えられていることをそのまま受け取るほうがずっと難しい」
と述べています。続けて、今の世の中は「聞く」の不全にあるとも述べています。

 では、相手の声を「聞く」ためにどうすればよいのでしょうか?

 東畑さんは自分の声を「聞いてもらう」ことが必要であると述べています。「聞く」は「聞いてもらう」に支えられているというのです。

 本著書には、小手先の聞く技術や小手先の聞いてもらう技術が紹介されています。ぜひご一読されてはいかがでしょうか。

5・19(金) 言葉で正しく・・・【校長室より】

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 10代の子どもたちは、SNSなどのやりとりで、独特な省略語をよく使います。

「り」:了解
「告る」:告白する
「きまZ」:気まずい
「ディスる」:ディスリスペクト(侮辱)する
「しんどw」:しんどくなるほど素晴らしい

 上の5つのうち、皆さんはどれくらいご存じでしょうか?

「しんどw」は、本来、「骨が折れる・つらい」という意味ですが、「しんどくなるほど素晴らしい」といったポジティブな意味で使われているそうです。

 このような省略語を単純に否定するのはよくないと思います。言語は、時代により変化していくのが必然だからです。

 では、「良い省略語」「悪い省略語」の線引きは何でしょうか。

 宇都宮大学工学部の堀尾佳以さんは、「人を傷つけるような省略語も少なからずあり、それらは悪い省略語に分類されるかもしれません。例えば、『ディスる』や『BBA(ババア)』など。本来の意味が相手に伝わらないようにするために使用しているのだと思います」と述べています。

 また、NPO法人ハートフルコミュニケーションの代表理事の菅原裕子さんは、次のように述べています。
「重要なのは、その言葉が正しく伝わるかどうか。親しい友人同士では意味が伝わっており、悪い省略語とはいえないでしょう。一方、省略語を知らない人がいるかもしれない場で使い、一部だけで盛り上がってしまうと、他の人たちが疎外されたような気持ちになることもあります。そういった場での言葉遣いには配慮すべきです。伝わらない相手に使うと悪い省略語になってしまうと思います。」

 良い省略語と悪い省略語を線引きするとしたら・・・
「人を傷つけるような差別的な意味を含んでいないか」
「相手との共通言語になっているかどうか」
 この二つではないでしょうか。

 省略語の使用を頭ごなしに否定するのではなく、伝える相手の人権を大切にすることが最も大切であることを教え伝えていくことが大切であると思います。

【5/1付 朝日新聞朝刊EduAより参照】

5・12(金) 努力なしでは報われない・・・【校長室より】

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5/1付 中日新聞朝刊「中日春秋」を以下に紹介します。
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「カップ・オブ・コーヒー」直訳すればコーヒーのカップだが、野球界の独特の言い方で米大リーグでよく使われる。いい意味ではない。

 下部組織のマイナーリーグから大リーガーに昇格したものの、振るわず、またたく間にマイナーに逆戻りする選手のこと。栄光の期間がコーヒー1杯を飲むほどに短いという意味なのだろう。

 ありがたくない「カップ・オブ・コーヒー」になることさえ、その選手にとっては大きな目標だったはずだ。なにせ十三年間、大リーグでの出場はなく、マイナーリーグのチームを転々として過ごした。ピッツバーグ・パイレーツのドリュー・マジ内野手。三十三歳。引退を考えても不思議ではない年齢と言える。

 その夢がかなった。二十六日の大リーグの試合。代打で初出場を果たした。初打席に向かうオールドルーキーにファンが一斉に立ち上がり、大きな拍手を送る。年棒は低く、生活の苦しいマイナー暮らし。それでも、あきらめず、夢を追い続けたことへの敬意なのだろう。

 良い当たりのファールを打ったが、三振に終わる。それでも拍手が鳴りやまない。試合後、「人生でこれ以上幸せな三振はなかった」と語っていた。

 努力すれば報われるとはいいにくい時代かもしれない。が、努力をしなければ、報われないのは本当だろう。数えきれぬほど、コーヒーを楽しめる時間を期待する。
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 大リーガーになる夢を追い続け、苦しい下積み生活を続けてきた選手が、最後の最後でつかんだ「幸せ」であったのでしょう。

 大リーグで成功をおさめるのはほんの一握りの選手。どんなに練習し、努力を重ね続けても夢がかなわないことがあるのは、現実です。

 だからと言って、努力もせず、あきらめてしまっては、人としての成長はないと思います。

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