暑い日が続くことが予想されています。熱中症対策に気をつけてください。十分に水分を取ることと帽子の着用をしてください。

1月20日 あいさつ運動を通して育つ心

 今伊勢西小学校のあいさつ運動に参加しました。20名近くの中学生と小中学校の教職員、健全育成会や学校運営協議会のみなさん、老人会のみなさんのご協力をもとに、今日のあいさつ運動を行うことできました。とても寒い中でしたが、小学生の皆さんの明るく元気な笑顔がさわやかでした。中学生の皆さんも、久しぶりに会った弟や妹たちを、温かく見つめる目が印象的でした。参加していただいた方々には、立派に成長した「もと小学生」の今中生を見て、大きくなったこと、そして今もがんばっている姿を見ていただくこともできました。これからも、小学校と中学校がしっかりと手をとり、子どもたちのためにつながり、守り、育てていきたいと思います。ご協力をお願いします。
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1月17日 決して忘れてはいけないこと

今年も1月17日がやってきました。今から19年前、今伊勢中のみなさんが生まれる少し前に「阪神淡路大震災」が発生しました。
1995年(平成7年)の午前5時46分、マグニチュード7.3の巨大地震が発生し、大きな被害を出したのです。調べてみると、死者 : 6,434名、行方不明者 : 3名、負傷者 : 43,792名 避難人数(ピーク時): 316,678人、住家被害 : 全壊104,906棟、半壊144,274棟、全半壊合計249,180棟(約46万世帯)、一部損壊390,506棟、火災被害 : 全焼7,036棟、焼損棟数7,574棟、罹災世帯8,969世帯、その他被害 : 道路7,245箇所、橋梁330箇所、河川774箇所、崖崩れ347箇所、被害総額 : 約10兆円規模という記録が残っています。
この後、兵庫県教育委員会が作成した中学生向けの「明日に生きる」という副読本が発刊されました。その中に掲載されているお話を読んでみてください。
私たちは、いつおきるか分からない様々な災害、事件、事故に対して、できる限りの予防策や危険予知情報、家族での十分な話し合いをしておく必要があります。東日本大震災も含めて決して忘れてはならないことです。

「語りかける目」
1月23日、私は2回目の出動をした。
任務は長田署管内の救出活動・遺体捜索。そして林野工業高校体育館における遺体管理と検死業務の補助であった。仮の遺体安置所になった体育館は、たくさんの遺体と、それに付きそう遺族であふれていた。
 そんな中で、一人の少女に、私の目はくぎづけになった。その少女は、ひざの上に置いた、焼け焦げた「なべ」にじっと見入っていた。泣くでもなく、哀しむでもなく、身動きもせず、ただじっと見入っていた。
 私は、その少女に惹かれるように近寄っていった。「ナベ」の中には、小さな遺骨が置かれていた。
「どうしたの。」
思わず問いかけた私の一言が、その少女を泣かせてしまった。どっとあふれだした涙をぬぐおうともせず、懸命に私の目を見つめ、とぎれとぎれに語り続けた。「ナベ」の中は、少女が拾い集めた母の遺骨であるという。
 その夜、(1月16日)も少女は母に抱かれるように1階の居間で眠っていた。何が起こったかも分からないまま、気がついたときには母とともに、壊れた家の下敷きになって、身動きできない状態になっていた。それでも、少女は少しずつ体をずらし、何時間もかけて脱出できた。家の前に立って、何がなんだか分からないまま、どの家も倒れているのを見た。多くの人が、何かを叫びながら走り回っているのを見た。
 しばらくして、母が家に取り残されていることに気がついた。
「お母さんを助けて。」
「助けてお願い。」
と、走り回っている大人たちに片っ端からしがみつき、声を限りに叫び続けた。誰にもその叫びは聞こえなかった。声は届かなかった。迫ってくる火事に、母を助けられるのは自分しかいないと、哀しい決断を強いられた。
 母を呼び続け、懸命に家具を押しのけ、がれきを放り投げ、一歩一歩母に近づいていった。やっとの思いで、母の手を捜し当てた。姿は見えなかった。母の手をみたとたん、その手を握り締めた。その時、少女の手は血まみれになっていることに気がついた。
「おかあさん、おかあさん。」
「かあさん。」
手を握り締め、泣きながら叫び続けるだけであった。
 火事は間近に迫っていた。火事の音が聞こえ、熱くなってきた。母は懸命に語りかけたが、かぼそい声で少女には聞こえなかった。
「おかあさん、おかあさん。」
と、叫び続ける少女に、名前を呼ぶ母の声がようやく聞こえた。
「ありがとう。もう逃げなさい。」
と母は、握っていた手を放した。
 熱かった。怖かった。夢中で逃げた。すぐに、母を抱え込んだまま、わが家が燃えだした。立ち尽くし、燃え盛るわが家をいつまでも見続けた。声も出さなかった。
 翌日、何をしたか、どこにいたか、覚えていない。
 翌々日、少女は一人で母を探し求めた。そして見つけだした。
 少女は、いま一人で、見つけだした母を「ナベ」に入れ、守り続けている。
 語り続ける少女の目から、いつのまにか涙が消えていた。ただ聞くだけの私は、声も出ず涙だけがあふれ続けた。母と二人、この少女がどんな生活をしていたのか、私は知らない。一人になったこの少女に、どんな生活が待っているのか、私にはわからない。
「この少女に神の加護がありますように。」生まれて初めて「神」に祈った。この少女になぐさめの言葉も、激励の言葉も何も言えなかった。何度も何度もうなづくだけで、少女の前を逃げた。
 少女は、最後まで私の眼を見続け、語り、そして語り終えた。その目は、もっと多くのことを私に語りかけ、今も語り続けている。
 目は生きていた。
 哀しいと思った。
 美しいと思った。
少女の名前を聞くのさえ忘れていた。  (警察官の手記)
出典「明日を生きる」兵庫県教育委員会編 より

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1月7日 3学期始業式

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 2014年のスタートです。今日は一段と寒さが厳しい日となりましたが、気持ちを引き締めて新しい学期をはじめましょう。
 式では、校長先生から、次のようなお話がありました。

 三学期はまとめの学期、0学期といわれます。一年間の自分の成長を振り返るとともに、何ができるようになり、何がまだ足りないのかをしっかりと確認し、補っていきましょう。
 「自立」と「貢献」について何度か話しました。
「自立」については、まず前提として、当たり前のことが当たり前にできること。たとえば、「あいさつ」「礼儀」ができること。「授業の5か条のルール」を守ること。「清掃」にしっかりと取り組むことなどが大切です。
 その上で「○○○について、自ら考え、正しく判断し、行動できる力」をもつことが「自立」につながります。この○○○には、「進路」や「学習」、「いじめ防止」、「人と人との関係」という言葉を入れて、読み直してみてほしいと思います。
 「貢献」については、今年、今中生の貢献度はぐっと上がりました。地域の皆さんからも、よくやってくれたというこえが たくさん聞こえてきました。特にゴミ0運動での、老人会の皆さんとの協働の取組は、大きな成果となっています。
 3学期はとても短く、かつ内容の濃い学期です。1,2年生は、先輩のために。3年生は今中のために、何ができるかを考えて行動してほしいと思います。
 最後に、今月からの3年生諸君の健闘を祈ります。
 最高の学期となるように、みんなでがんばりましょう。

1月3日 つながること

 昨日、今日の2日間開かれた、第90回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は3日、箱根・芦ノ湖から東京・大手町の読売新聞新社屋前までの復路5区間109.9キロのコースで行われ、往路1位の東洋大が10時間52分51秒で2年ぶり4回目の総合優勝を飾りました。きっとテレビに釘付けになった人も多かったのではないでしょうか。
 この箱根駅伝、実は多くの大学が、伊豆大島でトレーニングを積み重ねていることを知っていますか。
 風が強く、起伏があり、道を走る車の量が少ないなど、箱根の環境に近いこと、合宿のできる宿が多いことなどから、伊豆大島が、長年利用されています。
 しかし、昨年、伊豆大島は台風できわめて大きな被害を受けました。そんな状況の中でも、切れずにつながる人と人との絆について、1月1日のスポーツ報知の新聞記事から引用して紹介します。
 昨年10月の台風26号が巻き起こした土砂災害で死者36人、行方不明者3人を出した伊豆大島には、箱根駅伝(報知新聞社後援・2日号砲)に出場する駒沢大の復活優勝と学生駅伝3冠達成を願っている人たちがいる。例年、同島で合宿を行っている駒大の大八木弘明監督(56)には、17年に及ぶ島民との交流の中で「親衛隊」が結成されており、その中には被災した人も少なくない。島民は「『希望の優勝』で島を勇気づけてほしい」と、本番を楽しみにしている。
 土砂災害に見舞われた大島町元町。がれきや土砂は片付けられたが、道路にはいまだに土のうが積まれ、漁港では毎日重機を使って泥のかき出し作業が行われている。徳住真蔵さん(71)が営む焼き鳥店「花鳥」は、1996年から大八木監督が通うなじみの店だ。
 台風26号が島を襲った昨年10月16日午前3時ごろ、長男の大亮さん(42)は閉店後の後片付けで皿洗いをしていた時に土砂災害に見舞われた。「気がついたら首まで埋まっていた。何が起きたのか分からなかった」。九死に一生を得たが、店は半壊。いまだに営業再開の見通しは立っていない。
 11月6日から1週間を予定していた駒大の合宿は中止になったが、大八木監督が同18日に1泊2日で慰問。徳住さんに選手のメッセージやTシャツなどを贈って励ました。「忙しい中で無理をして来てくれて胸が詰まりそうになりました」。真蔵さんの妻・宣子さん(69)はしみじみと話した。
 17年に及ぶ交流で、店と常連客の間で、いつの間にか大八木監督の「親衛隊」が結成されていた。中には今回の台風で親せきを3人亡くした人もいる。新中央航空株式会社大島運航所所長の鈴木政勝さん(56)は「親衛隊」の中心メンバー。2009年の暮れに妻・多寿子さんが49歳の若さで乳がんで亡くなった時には、訃報を知った大八木監督が通夜の日に「今から行きます」と電話をかけてきたという。
 「箱根駅伝の直前でしたから『大丈夫です。その代わりいい報告をしてください』とお願いしました。終わってから日帰りで島に来て墓前に復路優勝(2010年)を報告してくれたんです。あんな義理堅い人はいないなあ」。大八木監督と島民の絆はこれほどまでに深い。
 駒大は箱根で6年ぶりの総合優勝を狙う。出雲駅伝、全日本駅伝に続く学生駅伝3冠達成は、島の「親衛隊」の悲願でもある。
 台風直後は災害救援車両が往来していた駒大“愛用”の約10キロの海沿いコースも、今は平穏を取り戻し、絶景が広がっている。駒大は箱根駅伝終了後の2月に合宿を計画中だ。定宿の「グリーンホテルたかた」の代表・高田幹夫さん(64)は「優勝を持って大島に来て勇気づけてほしいです。そして大八木監督の威勢のいい声が聞きたい」とエールを送っていた。

 いよいよ三学期です。人が成長するには、やはり人と人とのつながりから学ぶことが多いといえます。
 皆さん今中生も、地域の方々の温かい気持ちを気づかないうちにたくさんたくさん受け取っています。同じように、クラスの仲間、先生、お家の方々への感謝の気持ちを持ち続けてほしいと思います。
 三学期は、とても短くとても重要な学期です。一年のまとめの学期だからです。このクラスでよかったと、心から思える。そういう教室を作っていきましょう。友達の頑張りや、喜びを自分のこととして感じ取れるようになれたら、すばらしいクラスになったといえるでしょう。
 充実の三学期。みんなで創り上げましょう。
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12月20日 いじめ追放宣言

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 人権週間に各クラスでいじめ追放宣言書を作りました。その中から最も心に訴える文を5つ選び、今伊勢中学校のいじめ追放宣言を作りました。今日はその披露を、生徒会執行部の皆さんが屋内運動場のステージに立って行い、その後、全校生徒で宣言文を読み上げました。いじめのないクラス、いじめのない学校、いじめのない世界を目指していきましょう。
 宣言文については、写真をご覧ください。

12月12日 つながりから生まれる力

今日で2回に渡って実施した、きわみ看護短期大学とのコラボレーションによる共同授業が大成功のうちに終わりました。2年生の保健体育の、わずか1時間の授業でしたが、収穫の多い1時間となりました。
きわみ看護短期大学は、2004年4月に市内に開学した新しい大学です。卒業生は看護師として愛知、岐阜県などの病院に就職して活躍しています。
http://www.aichi-kiwami.ac.jp/
授業当日を迎えるまでに、5月から養護教諭を中心にして、大学と中学校、双方の学習のねらいを具体化するために、何度も小児看護学の柴准教授、三宅助教のお二人との打ち合わせをしたり、大学で、学生の皆さん対象に、授業内容のガイダンスもさせていただきました。
中学校側は、医療についてのキャリア教育の一環として、また現役の看護学生との交流を通した人間的なふれあいを求めていること。さらには、応急処置、熱中症予防などを年齢の近い看護学生の皆さんから直接学ぶことができる貴重な機会になるということ。
大学からは、思春期を迎える中学生とのふれあいを通して、看護師としての経験を積むことや、さまざまな相手に、救急処置の方法などを、具体的に実践を通して伝えるという経験をさせたいというねらいをもっていることなどを十分に確認し合いました。
 さらに、御供(みとも)学長様からは、単年度の交流に終わらせることなく、大学と中学校の貴重な交流の時間として継続的に取り組めるようにと、この時間を大学の看護実習の一単位として位置づけていただきました。
そもそもの始まりは、数年前に、勤務していた小学校での、きわみ看護短期大学の学生ボランティアとの出会いでした。目的をはっきり持った学生の皆さんの輝く目に強く引かれたのです。
 ぜひ中学生に、目標を持って努力することのすばらしさ、大切さを感じ取ってもらいたい。そう強く思うようになり、今回の企画が生まれました。
この企画の成果は、授業後の生徒、学生双方のアンケートに現れています。生徒の感想には、学習内容が、いつも以上にしっかりと定着したと回答しています。また学生のみなさんの9割以上が、自分の今後のキャリアに役立ったと回答しています。
今後も、今伊勢中学校独自のプログラムとして続けていけると確信しています。
これからも、生徒たちのために、地域の教育力を、無理のない形で取り入れていきたいと思います。ご協力いただいた皆さんに、心から感謝いたします。  y

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12月5日 人権週間の取り組み6

 人権週間の取り組みの一つとして、6時間目に各学級で「いじめ追放宣言書」作りを行いました。リーダー会の人たちが司会進行を務め、各自がいじめについての考えを発表した後、いじめをなくすために自分ができることを真剣に話し合いました。そして最後に5つのいじめ追放宣言を決定しました。これをまとめた学級の「いじめ追放宣言書」をもとに、この後、学校全体の「いじめ追放宣言書」が作成され、終業式の日に全校に発表される予定です。いじめがなく誰もが居心地のよい学校にしていくために、今日決めた「いじめ追放宣言書」をしっかりと心に留めて生活してほしいと思います。
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12月5日 人権週間の取り組み5

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 今日は宮城県の中学3年生の生徒さんの人権作文で「それでも僕は桃を買う」でした。題からも推測されるように、原発事故のため福島産の桃全てが危険物扱いをされ、差別されている様子を見た作者の心に何か引っかかるものが残りました。そしてそれは、過去に自分が中国国籍であると言うだけで「黙れ、中国人。」と差別された事実と重なることに気付くのです。鋭利な刃物が心に刺さったような気持ちになったことを思い出します。偏見や差別を無くすことを訴える作文でした。
 この作文を受けての感想を数点載せます。
 偏見は既に、自分の体や気持ち、行動に染み付いてしまっていて無くすことは難しいかもしれません。でも、自分に言い聞かせる気持ちがあれば、それを行動に移すことで少しずつ偏見は無くしていくことができると思います。偏見によるいじめは、「本当は何も知らないくせに」みたいなことが多いと思うので、まずは相手を知ることからはじめると良いと思います。
 昨日の障害を持った人の話に似ていると思いました。相手がどんな人でも一人の人間に変わりはないのだから、それを忘れずに接していこうと思います。差別をするようなことを言わないで生活したいと思いました。差別はしません。その人の個性を尊重したいと思います。
 偏見は警戒心から。という考え方はなるほどと思った。メディアの情報を鵜呑みにせず、自分で知ろうとすることも偏見を無くすためへの一歩であるということを知った。
 差別とかを知らず知らずのうちにしてしまっているのかなと思った。日本人じゃないとかそんなこと気にしなくたっていいことなのに、頭の片隅では差別しているのかなと思った。
 いろいろな問題をかかえているから差別をするのではなく、そのことをもっと知るようにして差別をしないように気をつけようと思いました。お互いのことをよく知っていれば、差別がなくなると思います。

12月4日 人権週間の取り組み5

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 今日の人権作文朗読は、福井県の中学1年生の生徒さんの作文でした。題は、お兄ちゃんへ「ありがとう。」
 言葉がはっきりしないおじさんに呼び止められた作者は、おじさんが何を言っているか分からないために、そのまま通り過ぎてしまいます。しかし、おじさんが耳に障害をもっていることに気付き、すごく後悔をします。後日、別の場面で、同じように耳に障害を持った方の話を聞く機会があり、手話ができなくたって、その人の目を見て口を大きく、ゆっくりと開けて話せば良いことを知ります。そして、障害を持った方は、健常者と同じように接して欲しいことを知ります。自分でできることには手をかさない、できないことだけ、そっと手を添えようと作者は心に決めたのです。
 この作文を聞いた生徒さんの感想を載せます。
 耳に障害がある人から走って離れていった「僕」が振り向いたときのおじさんの笑顔がとても悲しかった。だから、二度とおじさんのような人にそんな思いをさせてしまわないようにぼくは、分かるまで話を聞こうと思った。
 私もいろいろな場面で障害を持った人を見かけますが、冷たい目で通り過ぎていく人を見たことがあります。でも、少しだけ手をさしのべると、きっと嬉しいだろうし助けた自分も嬉しくなるだろうと思いました。学校でも困っている人を助けてあげたいと思いました。
 私のおじいちゃんとおばあちゃんも障害者で、耳が聞こえない病気でした。だから、おじいちゃんおばあちゃんと話す時は、全然理解してくれないので、イライラしながら話したり、わざと無視したりしていました。けれどおじいちゃんとおばあちゃんが死んだとき私は「あの日なんで無視したのだろう」と後悔ばかりしていました。だから、耳の不自由な方がいたら、手話で手助けができるような人になりたいです。

12月3日 人権週間の取り組み3

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 今日の朗読は、「いじめをなくすために、今」徳島県の中学3年生の生徒さんの作文でした。作文を要約して紹介します。
 僕のクラスにはいじめがあった。注意をしたのに段々エスカレートして、「死ね」「うざい」「消えろ」などの言葉が飛び交っていた。そのいじめの火の粉が自分に降りかかるのが怖くて、その後何もいえなかった。そんな時、突然自分の父が死んだ。「死」というものの悲しさ、つらさ、「死」という意味の重さが分かってきた。軽々しく「死ね」とか「消えろ」を言わないで欲しい。その後いじめは収まった。冗談半分の暴言が他人を傷つけている。自分のストレスのはけ口にしないで欲しい。
 最後に、作文のまとめを、原文のまま紹介いたします。
 父の分も頑張って生き抜こうと決めた僕にとって、正しいことを素直に認め、悪いことを否定できる強い意志を持つことが目標です。そして何より、命を大切に、今を大切にしていきたいと思っています。

12月2日 人権週間の取り組み

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 今伊勢中学校は、今日から人権週間としてさまざまな取り組みを行います。
 まず、校長先生から、世界に目を向けた人権に関するお話をいただきました。
 マララ・ユスフザイさんは、パキスタンに住むまだ16歳の少女です。彼女は11歳のときに、イギリスBBC放送に、タリバーンの強権支配と女性の人権抑圧を告発しました。そんな彼女の存在がタリバーンは疎ましく、わずか12歳の少女を銃撃し重症を負わせ、口を封じようとしました。しかし彼女はそれに負けず、国連で人権を守ることを訴えたのです。その中に、「私は誰にも抗議していません。自分を撃った兵士さえも憎んではいません。このスピーチの目的は、すべての子どもたちに教育が与えられる権利をはっきりと主張することです。」と述べています。彼女の尊く、高貴な発言を私たちは忘れてはなりません。
 次は、生徒会役員による人権劇でした。携帯電話のラインを使ったいじめを取り上げ、熱演してくれました。その後は、この劇を見た感想を各学年から代表が述べました。特に2年生の代表からは、「私たちは軽々しく生とか死と言う言葉を使ってしまうが、その言葉の意味をもう一度考え直してみなければならないと思いました。」との感想が述べられました。
 明日からは、人権作文を全校一斉に聞き、全員で同じ作文をかみしめる時間を持ちます。一人ひとりが、お互いの人権を尊重しあう生活を送りましょう。

11月25日 心を磨く

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 冷たい雨が降ってきました。生徒の皆さんは学年末テストの1日目を終え、清掃の時間に臨みました。この気温で、冷たい雑巾を使うことははばかられます。しかし、そんな中でも熱心に雑巾がけに励む生徒がたくさんいます。床を磨くと同時に心を磨いています。また、先生方もいっしょになって働いてみえる姿がたくさん見られました。師弟同働。こんな造語を語っていた先生を思い出しました。

11月19日 保育交流学習(中保育園)

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 中保育園では、2つの学級の生徒の皆さんが交流を楽しんだり学んだり、教えてもらったりしました。
 園児の皆さんの目はとても澄んでいます。彼らと接している生徒の皆さんの目もさらに澄んでいます。折り紙を折ってあげたり、時には折ってもらったり。おんぶをしてあげたり手をつないだり。誰もがこのような幼児期を過ごして成長してくることが、カメラを通してとても美しく見えた時間でした。

11月7日 秋の読書週間です。

 合唱コンクールまで数日となり、校内では歌声であふれています。さて、10月27日から11月9日までの2週間は「秋の読書週間」です。図書館だよりをホームページの「配布文書」から見ることができるようにしました。今回は、ドラマ化や映画化された原作本を紹介しています。学校図書館をぜひ利用してみてください。
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11月5日 いじめ対策研修会を開きました。

 一宮市総合体育館では、下田博次、真理子先生をお招きして、市内全小中学校の先生方に、今小中学校で問題となっている「スマホ」や「携帯」による、ネット依存、さらにネット中毒の実態や、ラインなどのSNSの問題点について、講演会をしていただきました。 今のままでは青少年にとって極めて深刻な時代が待ち構えていることがわかりました。そして、それを止めることのできるのが唯一家庭であることもはっきりとしてきました。 見えないクローズドコミュニケーションは、学校や警察では規制できない時代になっています。
 また中高生のネット依存、ネット中毒は、厚生労働省の発表で51万8千人にものぼり、さらに増加の一途をたどっていること。ラインに縛られて一日10時間もネットから離れられない高校生がいること。麻薬中毒、アルコール中毒と同様に、ネット中毒が蔓延していくことに危機感を感じました。すでにお隣の韓国では3歳から家庭でネットについてしつけるべき指針が示され、実践されています。アメリカでは法的な規制、親の責任の所在をはっきりとさせる法律もできています。ネット中毒に対する医学的な治療も行われています。未来を担う子どもたちが蝕まれていくことは、国としても大きな損失であるからです。なぜか日本だけがほぼ何も対策がなされていません。今後、至急に学校と保護者、地域を巻き込んで、この問題から目をそらさず対策に取り組む必要を感じました。
 そのためには私たちおとなが、まずインターネットとはどんなものなのかをしっかりと学ぶ必要があります。インターネットは「巨大な記録の格納庫」ともいえます。子どものころ、ふざけてアップした画像は、その後何十年後も残ります。その人の人生を、信頼を揺るがすことさえ出てきます。それほど巨大で恐ろしい存在でもあるのです。何が正しく、どんなことを守らねばならないのかを、もう一度考えてみましょう。
 明日は、この下田先生ご夫妻が、今伊勢中学校に来ていただけます。市内の中学校で初の試みです。他の学校からも参加したいという声がたくさん上がっています。保護者の方々で、もしお時間がありましたら、当日参加でもかまいません。ぜひおいでいただき、講演をお聞きになってください。お待ちしています。午前9時には開演です。
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10月15日 ネットの現実

 11月6日(水)の教育講演会は、1,2年生生徒、本校、今伊勢小、今伊勢西小の保護者の皆さんを対象に、午前8時50分より体育館で開始する予定です。まだ、席に余裕がありますのでぜひおいでください。
 ところで、今小中学校では、LINEやゲーム(動物の森など)を児童生徒が使うことがとても多くなっているようです。ゲーム機は単なるゲームをする機械ではなく、機能がとても充実しており、スマートフォン並みの機能を持っています。
 いながらにして世界の情報を得たり、見知らぬ相手とメールをやり取りしたり、ゲームで対戦したりすることができてしまいます。
 この状況はとても憂慮すべき状態です。心も自制心も未発達な子どもたちが、まるで運転免許なしに本物の自動車を運転している状況です。
 実際に、SNSを使った事件は、ますます増加の一途をたどっています。保護者として、学校として何ができるのか考えなければならない事態になりつつあります。
 今回お呼びする講師の下田先生は、すでに何年もまえから、ネット社会と子どものことについて、現実をみつめ、救うための努力をしてこられた方です。ぜひお聞きいただき、一緒に考えていきたいと思います。
 用紙がなくても、電話(28−8760今伊勢中)で申し込み可能です。また、当日お時間ができるようでしたら、直接体育館においでくださっても結構です。
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10月9日 担任からのメッセージを紹介します。

 1年生の教室の背面黒板に書かれたメッセージです。今年度の学校生活も、後半がスタートします。新たな気持ちをもつことと同時に、基本に返って自分を見つめなおすいい機会にしましょう。
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9月27日 授業研究

 1年生で道徳の時間が公開されました。主題名は「深雪ちゃんのこと」で、明るい人生の中から行われました。今日のテーマは「個性の伸長」です。
 個性と一口に言っても、自分らしさを出すことは難しいものがあります。それは、出し過ぎればわがままになり、出さなければ大勢の中に埋没してしまうことになるからです。「相手の気持ちを考えながら自分をアピールする」ここのさじ加減が難しいと思われます。回りと協調しながらも自分らしさが出せる人でありたいと思います。
 時間の最後に、先生から相田みつをさんの詩「みんな本物」を読んでいただきました。トマトとメロン。どっちが素敵?どっちが高級?どっちも素敵でどっちも高級なんですね。それはお互いが本物だから。わたしたちも「本物」を目指していきましょう。
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9月25日 掃除は・・・

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そうじは答案だ。
 そうじは答案だ。授業のあり方が、生活指導のあり方が一点の誤差もなく正確に表れてくる。 口でしゃべることの少ないおとなしい子が、ぞうきんのきちんとしたしぼり方、机のふき方、ほうきのていねいな扱い方の中に、自分を主張している。

 机に向かっているから勉強しているとはいえない。毎日学校に来ているから賢くなっているとはいえない。ぞうきんで床をぬらしているから拭いているとはいえない。

 そうじの心をちゃんと持っている子、そうじに心を入れてできる子は、どこに行っても世の中に出ても、絶対にまちがいない。

 何よりも、汚れが見え、荒れが気になり、ほうきの柄の折れ目に胸の痛みを感じる「痛覚」を呼び戻そう。

                        (東井義雄のことばより)

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9月24日 one for all all for one

 みごとな体育祭でした。今伊勢中の本当の力を見る思いがしました。あの集団の団結力は、偶然生まれたものではなく、しっかりと積み上げてきた努力の成果です。
 上級生はしっかりと下級生を思い、指導し、心をぶつけ、下級生は目を前に向けて、全身で信頼し、全力で上級生のあとをついていきました。
 まさにone for all, all for oneの姿でした。連休明けの今日、背面黒板には、担任のメッセージが感動を持って書かれています。
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ジオターゲティング
一宮市立今伊勢中学校
〒491-0057
愛知県一宮市今伊勢町宮後郷中茶原52
TEL:0586-28-8760
FAX:0586-45-2199

行事予定表

保護者向け配布文書

1年学年通信

2年学年通信

3年学年通信

保健だより

図書館だより

相談室だより

部活動

いじめ対策広報紙

学校運営協議会報告と次回案内

いまいせスマイル

申請・届出

お知らせ