最新更新日:2024/06/10 |
12月25日 2学期終業式(校長講話)2学期が今日で終わります。皆さんにとって2学期はきっといろいろな思い出ができたことと思います。 さて、校長先生が2学期の始業式で話したことを覚えていますか。1つ目は、学習のお話でした。国語はもちろん、算数でも社会科でも、2学期も文章を読む力を大いに伸ばしてほしいと繰り返し話しました。授業では、教科書の文章をじっくり読んで考えたり、声にだして文章を読んだりすることができましたか。はっきりした声で、すらすらと読んでいる声がよく聞こえてきます。教科書に線を引いたり、キーワードとなる言葉を〇で囲んだりしている姿も多く見られました。 しっかり読むことが、皆さんのプレゼン、発表する力や振り返る力につながり、深い学びになっていきます。どの教科でも教科書の文章を正しく読める力がつくことで、皆さんがもっと学びたくなる授業になるよう、先生たちと一緒にこれからもがんばりましょう。 2つ目は、自分も仲間も両方大切にしてほしいというお話でした。2学期もいじめのアンケートや担任の先生との教育相談活動を行いました。また、クラスの仲間が困っている時に、やさしい心で自分のことのように相談をしてくれた子もいました。すばらしい仲間だと感じました。校長室の前には、「あのねポスト」があります。困ったことがあれば、気軽に相談をしてください。 ここで浅井町の小中学生が作った、心温まる標語を紹介します。浅井南小学校の門の近くにある看板に書かれています。( )にどんな言葉が入るか、考えたり、思い出したりしてみましょう 1( ありがとう ) 気持ち伝える あい言葉 2気づいたら かけてあげよう ( 大丈夫 ) 3目元だけ それでも伝わる 素敵な ( 笑顔 ) 4食卓に ( スマホ )はいらない 家族の日 5気づいてね あの子が出してる ( sos ) 6使わないで ( 言葉 )のナイフ みんなもとうよ優しい心 3つ目に健康な生活、命の大切さについて話しました。今年は9月と10月はとても暑い日が続き、熱中症になることが心配な日が続きました。11月になると、インフルエンザが流行し、1年生と6年生が学級閉鎖になりました。12月になり、寒い日が続いていますが、外でなわとびを一生懸命練習する子が今年は増えています。これからも体力づくりに励んで欲しいと思います。 2学期は初めて学習発表会というものを各教室で行い、お家の方に見ていただきました。ふだんの授業を生かすプレゼンは、アウトプットの学習です。11月14日に学習発表会があり、とてもすばらしい発表になりました。大切なのは、この発表までにテーマを決め、調べたり、発表原稿をつくったり、練習を積み重ねたりしてきた努力です。 1年生は、できることがたくさん増えました。これまで習ったひらがなや漢字、カタカナを生かして、文を書けるようになりました。また、堂々と自分のできることをみんなの前で発表することもできました。声が大きくて魅力的な発表でした。 2年生は、落ち着いて学習に取り組むことがてきました。生活科のおもちゃ作りのことを発表しました。おもちゃの楽しさ、ワクワク感を実演することでアピールできていました。掲示も見やすく、よく発表練習をしたことが分かりました。 3年生は、国語の音読や読み取りの学習を日頃からしっかり行いました。その成果を学習発表会で一人一人が堂々と大きな声で発表していました。自分で読む、調べる、まとめる、発表することをがんばりました。リコーダー演奏もありクラスのまとまりも感じました。 4年生は、社会科で学習した、「伝統工芸品」というなかなか難しい学習でも逃げ出さずに粘り強くできるようになってきました。授業では、クロームブックを進んで使用し、自分の力で調べ、グループでよく話し合う姿が見られ、クラスが思いやりの気持ちも生まれました。難しい内容を分かりやすく伝える練習がよくできていました。 5年生は、福祉実践教室など総合の時間に学習した福祉というテーマから自分たちの課題を見つけ、調べたことを発表しました。ふだんの授業からグループでの話し合いがとてもよくできています。対話を積み重ねることで深い学びになり、グループの協力、結束ができている発表会でした。3学期は、最高学年に向けての意識を高めてより高い目標をもってがんばっていきましょう。 6年生は、最高学年として、常に下級生のお手本であることを意識し、学ぶ姿勢がすばらしく、仲間への思いやりにあふれた行動が見られました。大きな行事であった、修学旅行に向けて目的意識をもって行く前の京都や奈良の調べ学習、旅行中の学習する気持ち、終わってからのまとめ学習と積み上げのある、価値のある学びとなりました。学習発表会では、積み上げてきたものを英語で一人一人発表し、英語のスピーチのすばらしさも分かりました。 学んだことをアウトプットしていく、仲間に伝えることやお家の人に伝えることを繰り返し行うことで学習が身に付いていきます。 皆さんに忘れては欲しくないことがあります。それは、皆さんが最後まで頑張ることができたのは、いつも皆さんのことを優しく見守って応援してくださった、担任の先生やお家の方がいます。まずは、担任の先生からあゆみを「ありがとうございます」という気持ちで受け取りましょう。また、家に帰ったら、家の人にあゆみを見ていただくと思います。その時は、忘れずに「応援してくれてありがとう」と言ってあゆみを見ていただきましょう。 明日から冬休みです。自分で決めためあてをしっかり守って、お手伝いも忘れずに、1日1日大切に過ごしてください。交通安全には十分気をつけてください。3学期の始業式は、1月9日(火)です。元気いっぱいの皆さんに会える日を楽しみにしています。よいお年をすごしてください。 12月1日 人権講話(校長より)人権とは、一人ひとりが生まれた時からもっている「自分らしく生きる」権利です。自分や仲間の良いところを見つけて、大切にしてほしいと願っています。一番初めは、1948年12月10日に「世界人権宣言」が出ました。次の年、1949年に日本で、人権週間ができました。令和5年で第75回の人権週間になります。テーマは「誰か」のことじゃないです。 自分の好きなところ、仲間のすてきなところ、これが一人ひとりの「個性」と言います。だれでも人それぞれ、得意なことがあり、苦手なこともあります。違うところを認め合いながら、たくさんの個性を見つけてほしいと思います。困っている人がいれば、優しい気持ちで助け合う集団であってほしいです。 日本や世界に目を向けると、たくさんの人々がいます。いろいろな人たちがいて、話す言葉、髪の毛の色、肌の色など違いがあります。一人ひとりに人権があります。偏見や差別、いじめは、人として絶対にあってはならないことです。 最近では、インターネット、SNSなどで仲間の悪口を書いたり、嫌がることをのせたりし、大きな問題となっています。悪口を書かれた人は、ものすごく悲しい気持ちになり、立ち直れなくなることもあります。心の傷は、ずっと消えずに残ってしまいます。悲しい思いをする子を絶対につくってはいけません。こうした、様々な人権に関わる問題を、なくしていけるよう、今の皆さんができることを考えていきましょう。 『すきなこと にがてなこと』(作 新井洋行)(くもん出版)という絵本の読み聞かせを行いました。 〜 中略 〜 最後に、皆さんにこの人権週間をきっかけとして知って欲しいことがあります。「あのねカード」です。今、誰にも言えなくて困っていること、つらいこと、伝えたいこと、皆さん一人一人の声をぜひ聞かせてください。これからは、毎月の終わりに保健だよりと一緒に、全員に配ります。 この「あのねカード」が書けたら、校長室の横にある、「あのねポスト」に入れてください。一人で絶対に悩まないで、相談をしましょう。必ず、あなたを助けてくれる人がいます。味方になってくれる人は必ずいます。 |
|