本日の全校朝礼では、下記の表彰も行われました。(敬称略)
( 写真・上 ) 【 バレーボール部 】 冬季研修大会 = 第3位
( 写真・中 ) 【 明るい選挙ポスターコンクール 】
優秀賞 = 岡光優磨・高谷直希・直原加奈・茶花いづみ・野崎莉央・坂田清華
入 賞 = 山口みなみ ( 以上、全員2年生 )
( 写真・下 ) 上記ポスターコンクールの作品 = 会議室前の廊下に掲示
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いよいよ明日は、都立高一般入試が行われます。 そこで、例年この時期に話している 「 筆記試験に臨む心構え 」 を、今年も紹介したいと思います。
さて、【 A’Z 】 … 。 これをなんと読むか、2・3年生の皆さんは覚えているでしょうか? JポップユニットのB’Z ( ビーズ ) に対抗して私が命名しましたが、実は 「 エーズ 」 ではなく 「 アズ 」 と読みます。
今から皆さんに、【 4つのA’Z 】 という筆記試験突破の呪文を教えます。 それは、【 あ 】 で始まり 【 ず 】 で終わる4つの言葉です。 入試だけでなく定期考査にも役立つ呪文なので、1・2年生の皆さんも覚えてください。
まず最初の 【 A’Z 】 は、【 慌てず = あわてず 】です。
問題用紙が配られて 「 始め 」 の合図があると、とたんに1分1秒を惜しむかのように問題に取りかかる人がいます。 気持ちはわかりますが、そこは慌ててはいけません。
まずはゆっくり深呼吸して自分を落ち着かせ、自分の名前と受験番号を丁寧に、しっかりした字で書いてください。 そして、ざっと最後まで問題に目を通して、およその時間配分をしてから問題に取りかかりましょう。
始まりの1分1秒を惜しむより、始まりの1分で自分を落ち着かせることの方が大切だと、心得ておいてください。
次の 【 A’Z 】 は、【 焦らず = あせらず 】です。
途中で難しい問題、わからない問題に直面しても、決して焦ってはいけません。 多くの入試問題は、たいてい平均が60点ぐらいになるように作成されているものです。
「 自分に解けない問題は、他の人にも解けない 」 ぐらいの気持ちをもってください。 そして、このとき最初の 「 あわてず 」 で、はじめにざっと最後まで問題に目を通しておいたことが、ここでも生きてきます。
つまり、問題のあとの方にある 「 簡単な問題 」 や 「 解けそうな問題 」 に、先に手をつけることもできるのです。 難しい問題、解けそうもない問題に焦って時間を使うより、確実に解けそうな問題に時間を使いましょう。
3番目の 【 A’Z 】 は、【 諦めず = あきらめず 】 です。
今私は、「 焦って難しい問題に時間を使いすぎるな 」 と言いましたが、だからといってまだ時間が余っているのに 「 もう、いいや 」 と、問題を放棄してはいけません。
一度解いてみてわからなかった問題でも、他の問題を解いたあとで時間をおいてやり直してみたら解き方がひらめいた、答えを思い出したということは、よくあるのです。 他にも、記号問題の答えは必ず埋めておきましょう。
そして、最後の 【 A’Z 】 は、【 侮らず = あなどらず 】 です。
「 侮る 」 とは、相手を軽く見て油断する、といった意味です。 たとえ簡単に解けた問題でも、時間の許す限りしっかりと見直しをしてください。
答えは合っているのに解答欄を間違えた、問題をしっかり読まなかったばかりに 「 答え方 」 を間違えた、検算をしなかったためにつまらない計算間違いをした … などということも、試験につきもののケアレスミスです。
『 油断大敵 』 という言葉がありますが、その敵をつくりだしてしまうのは、他でもない自分自身だということを忘れないでください。
では、稲中生しか知らない筆記試験突破の魔法の呪文 【 4つのA’Z 】 をしっかり覚えましょう。 そして、「 始め 」 の合図がかかったら、それを心の中で唱えてから問題に取りかかってください。
Please repeat after me . 慌てず ( あわてず ) 焦らず ( あせらず ) 諦めず ( あきらめず ) 侮らず ( あなどらず ) … 3年生の皆さんの健闘を祈っています。