2月28日(金) 本日の授業風景 (3)道徳教育の内容項目の中から 『 礼儀の意義を理解し、時と場に応じた適切な言動をとる 』 を取り上げています。 道徳の副読本の中から 『 どうも 』 というタイトルの生徒作文を使用していました。 自転車で転倒してしまった 【 私 ( 中学生 ) 】 は、かごの中の荷物を路上に散乱させてしまいます。 それらを拾ってくれたお婆さんに、【 私 】 は 「 どうも 」 と一言お礼を告げて立ち去ろうとしました。 その際、お婆さんから 「 『 どうも 』 より 『 ありがとう 』 のほうが、もっといいですよ 」 と言われます。 そして、感謝の気持ちをきちんと言葉で伝えることや、良いと思ったことを行動に移す大切さに気づくのです。 確かに 「 どうも 」 は、大変使い勝手のいい言葉です。 「 どうありがとう 」 「 どうもご苦労さま 」 「 どうもお久しぶりです 」 … 。 それらの後半部分を省略し、すべてのケースを 「 どうも 」 で片づけてしまえるからです。 似たような言葉に 「 すみません 」 があります。 その一言で謝罪も感謝も依頼も表そうとするため、「 日本人は 『 すみません 』 を多用する民族 」 とさえ言われています。 やはり気持ちが伝わる言葉を、大切にしたいですね。 校長 武田幸雄 |
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