本日、全校朝礼が行われました。
私から5月1日は、稲付中学校の開校記念日である旨の話をしました。
その他、生活委員からの今週の目標等についての報告・生活指導部の先生から連休中の過ごし方についてのお話がありました。
その後、明日行われる「 離任式 」に向けて、全校合唱「 そのままの君で 」・校歌斉唱と練習をしました。(写真:下)
明日いらっしゃる先生( 水野先生 )の心に響く歌声をぜひ、聞かせてください。
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校長:高田勝喜
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今日5月1日は、稲付中学校の開校記念日です。そこで、今日の全校朝礼では、開校記念日について少し話しをしておきます。
前回の朝礼でも触れましたが、今年稲付中学校は、開校して70年目の節目を迎えました。70年前と言うのは、1947年(昭和22)です。この年の5月5日に、稲付中学校の開校式が行われたそうです。しかし、国民の祝日等の関係で、今は、5月1日を開校記念日としています。
1947年といえば、太平洋戦争が終わって2年後です。
この年には、わが国の最高法規である日本国憲法が施行されました。日本国憲法では「等しく教育を受ける権利」を定めています。
今、君たちが受けている新制中学校の制度は、昭和22年4月1日から実施され、教育の機会均等の理念に基づき、男女共学、教育の民主化という名の下に、義務教育9年制の新制中学校が全国で一斉に始まりました。
稲付中の歴史は、まさに新しい日本の歩み、そして、戦後教育の歩みと共にあるわけです。
それでは、私たちの稲付中には、どのような歴史があるのでしょうか。
先ほども伝えましたが、昭和22年5月5日、現在の稲田小学校の9教室を借りて、稲付中学校1年生8学級での開校式・入学式が行われました。
昭和33年7月、昨年まで使用していた校舎、現在は取り壊し、新校舎が建設されている場所に鉄筋3階建の校舎が落成しました。
その後、何度か増築の工事が行われましたが、半年前まで2・3年生が使用していた旧校舎は、50年以上もの間、多くの生徒の学び舎として使われてきたことになります。それほど長い歴史を、この稲付中学校は歩んできたのです。
そして、昨年9月この校舎に移転し、平成31年4月、つまり、2年後には、新校舎の落成が予定されています。
開校記念日を機に、70年間という稲付中の「歩んできた歴史」を振り返り、多くの先輩たちの功績に敬意を払い、そうした先輩たちの功績があるからこそ、今日の稲付中学校が地域の方たちから信頼され、愛され、温かく見守られていることを心にとめておいてください。
同時に、これからの稲付中学校の歴史は、私たちが切り開いていくことになります。これからの稲付中の歴史は、君たち一人一人の取り組みで作られていくという自覚を持ってもらいたいと思います。
昨日より今日、今日より明日の稲付中がさらに輝いていくために、現状に満足せず少しでも前進できるよう、学校生活を送ってください。
今日の開校記念日を迎えるに当たり、創立70年・開校70年という節目の年・歴史の通過点に、この稲付中学校に在籍し、学ぶことの意義を改めて考える日にしてほしいと思います。
そして、自分達のために、さらに、これから稲付中で学ぶ後輩のためにも、良き校風を受け継ぎ、新たな伝統を築き、輝きのある学校となることを願っています。