「命を尊び、夢と希望をもち、未来を豊かにたくましく生きる力を身に付けた生徒の育成」を教育目標とし,生徒一人一人を大切にした教育活動を、全教職員が協力して推進しています。

3月22日(金) 1・2年生修了式 〜校長室より〜

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 本日、平成30年度1・2年生の修了式を行いました。1・2年生の皆さんは、大きな節目となる修了式に、とても立派な態度で臨むことができました。以下に、校長式辞の内容を掲載いたします。

 ただ今、各学年の代表に1年間の課程を修了した証となる「修了証」を渡しました。みなさん、修了おめでとうございます。そして、いよいよ進級する時が来ました。自分の1年間の足跡を振り返り、新学年に向けての目標をしっかりと立てていってほしいと思います。

 さて、先週の金曜日に、1年生では「まとめの会」、2年生では「立志式」がありました。当日は出張のため残念ながら見ることができませんでしたが、とても素敵な会になったと先生方から聞いています。1年間の成長を仲間と一緒に確認するとともに、合唱などを通して、学年の団結力を発揮することができたと思います。
 2年生のみなさんは、立志式で親から手紙をもらい、改めて親の思いを知る機会になったと思います。また、助産師グループ「OHANA」の方の講演を聴いて、命について改めて考えた人もいると思います。これからも、命を大切にし、自分の可能性をさらに伸ばしていってください。

 話は変わります。多くの人がニュース等で知っていると思いますが、昨日、シアトルマリナーズ所属で愛知県出身のイチロー選手が、現役引退を表明しました。最後の場面では、スタンドの大観衆や選手たちから大きな拍手喝采が送られました。
 昨日の引退会見の中で、記者から「引退するにあたって後悔はありますか」という質問がありました。先生は、おそらくイチロー選手は「数々の記録を打ち立てることができたので後悔はない」と答えるのではないかと思っていました。
 ところが、イチロー選手は次のように答えました。
 「今日の球場での出来事を見せられたら、後悔などあろうはずがありません」
 「今まで自分は、人よりも頑張ったとはとても言えませんが、自分なりに頑張ってきたということは、はっきり言えます。これを重ねることでしか、後悔を生まないということはできないのではないかと思います」と。
 また、
 「去年の5月以降、ゲームに出られずにいた時も、いつも通り仲間としっかり練習してきました。それを最後まで成し遂げられなければ、今日のこの日はありませんでした。それがどの記録よりも、ほんの少しだけ誇りをもてたことです」とも話していました。
 先生は、「やはり、イチローは本物の一流選手だ」と思いました。
 
 さて、皆さんは、1年間を振り返ったとき、学習や部活動、係当番活動などに自分なりの努力をどのくらいできたでしょうか。2週間後には、2年生は最高学年、1年生は中堅学年になります。「凡事徹底」や「努力」のレベルをさらに上げていき、成長する1年にしてほしいと思います。

 明日から春休みに入ります。「我ら西中生」としての自覚と誇りをもって過ごすとともに、交通事故などには十分注意してください。
 また、春休みは、新しい学年でよいスタートが切れるように準備をするための休みでもあります。計画的に過ごして4月のスタートに備えてください。

一宮市立西成中学校
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