愛知県教育委員会義務教育課

【江南市立古知野中学校】「主体的・対話的で深い学び」を意識した道徳実践

 本校では、今年度の現職教育のテーマを「互いに認め合い、自分の考えを主体的に伝える事ができる生徒の育成 −「主体的・対話的で深い学び」を意識した交流場面の工夫を通して−」として、道徳教育でも実践をしています。
 1年生の「木箱の中の鉛筆たち」の実践では、自分自身や仲間と対話し、多面的・多角的な考え方を知ることで道徳的価値が広がると考え、次のような工夫を取り入れました。
 個人の考えを発表する場面では、挙手した生徒の考えを分類して板書した後、ネームプレートを使って、全員の考えがどの分類になるのか明確にして、自分の考えをメタ認知できるよう促しました。さらに、その考えになった理由を考えることで自己内対話ができるようにしました。
 それぞれの考えの理由を発表する場面では、自分の意見と仲間の意見の共通点や相違点に気付くことができるように、全員を起立させて、同じ意見が出たら着席していくという方法を取り入れました。
 本実践では、一人一人の意見を可視化することによって、共通点や相違点に気付きやすくしました。他者との対話で自分の考えを広げ、再び自己内対話で自分の考えを深めることにより自分の道徳的価値を再構築することができました。
 今後も、様々な手だてを工夫し「主体的・対話的で深い学び」となる授業実践をしていきたいです。



【心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)】 2018-08-02 14:07 up!

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