愛知県教育委員会義務教育課

【豊田市立寿恵野小学校】なかよし活動を通して

 本校では、全校約700人を72班に分けて、1班には同じ学年の子が1〜3人になるように班編制をして、縦割り活動(なかよし活動)を実施しています。なかよし活動を通して、他学年との関わり方を学んでいます。特に6年生は最高学年として、下学年のことを考え、企画・準備・運営・振り返りをします。室内遊びをするときには、グループをリードしたりサポートしたりしています。学級でリーダーとして活動している子がなかよし班のリーダーになっている場合もありますが、少人数でこのメンバーなら頑張れるという子がリーダーになっている場合もあるので、なかよし班の担当の先生が6年生を支えています。5年生は、事前に6年生と打合わせを行い、6年生の動きを見て、遊びのサポートをしたり、来年度に向けて勉強したりしています。4年生は1年生をなかよし班の教室まで送り迎えをします。低学年は、お兄さんお姉さんの言うことを聞いて楽しく遊んでいます。
 本年度は、5月2日(水)に実施した「新入生を祝う会」から、今年度の縦割り活動が始まりました。体育館での第1部では、6年生の係の子が中心となって、1年生の紹介や学校に関するクイズ等をして、全校で1年生を歓迎しました。第2部では、なかよし班の教室に分かれて、円になってお弁当を食べながら自己紹介をしました。その後、6年生が考えた遊びをしました。今回は、全グループがジャンケン列車でした。1年生が上学年にジャンケンで勝てて喜ぶ姿、高学年が1年生にジャンケンで勝ってしまい申し訳なさそうにする姿、1年生がお兄さんやお姉さんの肩を持つために困っていると、1年生が肩を持ちやすいように小さくかがむ高学年の姿等、関わり合う場面がたくさんありました。
 2回目からのなかよし活動では、各グループが考えた遊びが始まりました。6年生が考えた遊びについて、事前に各班の担当の先生が点検をして、よりよい進行になるようにアドバイスをしました。遊びが始まると、担当の先生は、6年生に臨機応変に助言をしたり一緒に遊んだりしました。振り返りでは、6年生が遊びを振り返り、次回の遊びに向けての課題を考えました。
 「今日のなかよし活動が楽しかった」「次のなかよし活動が楽しみ」となるように、高学年を育てつつ、6年生が考えてくれたことをみんなが協力しながら遊べる雰囲気を作っていきたいです。



【心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)】 2018-07-19 15:49 up!

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