愛知県教育委員会義務教育課

【碧南市立南中学校】社会の一員としてマナーを考えよう〜より良い社会にするために〜

 3年生の道徳の授業で、読み物資料『缶コーヒー』を題材にし、「C−10 遵法の精神、公徳心」をねらいとする授業を行いました。この題材を通して、女性の持ち込んだ缶コーヒーが、電車内でこぼれそうな様子を見た「私」は、女性に声を掛けるが、音楽を聞いているために聞こえず、その後、電車の急ブレーキによって缶コーヒーが倒れ、「私」のスカートとノートにこぼれてしまったという場面ついて、「私」はどうしたらよいかを考えました。授業者は、生徒が当事者になり、そのときの判断をどのようにすればよかったかを考えさせることで、ねらいとする価値観を深めようと考えました。また、授業の工夫として、「1.役割演技を行う、2.板書を構造的にするために横書きで行う、3.自分だったらどうするかという視点で考えること」の3点を考えました。役割演技では、その場面に遭遇したら、どのような言葉掛けができるかを、実際に生徒が主人公などの演技をすることで考えました。見ている生徒もイメージがしやすく自分のこととして考えることができました。  
 友達の意見と比較しながら、自分の考えを広めたり深めたりできるように、板書を構造的な横書きにし、生徒の意見を分かりやすくまとめました。
 授業全体を通して、生徒同士が自分の思いを伝え合い、学級内での話合い活動を通じて、自己の価値観の幅を広げ、深めることができたと感じました。



【心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)】 2018-04-18 09:14 up!