愛知県教育委員会義務教育課

【南知多町立内海中学校】Webサイトによる情報モラル擬似体験

 本実践は、1年生技術の授業における情報モラル教育実践である。「ネット社会の歩き方」という視覚的に理解しやすいWebサイトを活用し、個人情報や著作権の保護などについて擬似体験をもって理解を深めることをねらいとした。
【生徒の実態】
 生徒の携帯情報端末(携帯電話を含む)の所有率は約80%である。生徒からの調査によると主にメールや無料通信アプリ、ゲームといった機能を活用している。保護者の携帯電話を時間限定で借りている生徒も多い。他校と比較するとネットを介した生徒間のトラブルは少ないが、問題が潜在化していることが懸念される。よって、よりよい使い方を正しく判断し、適切に活用していくことが、本校の生徒にも必要と考える。
【授業の実践】
授業の流れは以下の通りである。
 導 入:知っているトラブル内容についての発表
 追 究:Webサイトで疑似体験
 まとめ:体験レポートの作成・発表・意見交換
個人情報の取扱いについて、十分な配慮が必要であることや、トラブルの原因となる行為は、ほとんどの生徒が認識を深めた。Webサイトの疑似体験を通して、再度、危険行為や留意する行為を再確認することができた。
【生徒の感想】
・ネットは便利な道具だけど、使い方次第で恐ろしい武器になってしまう。
・ネット依存は気を付けたい。メリハリをつけて活用したい。
・自分や友達の個人情報を管理する大切さが分かった。
・便利な道具だけど、トラブルは人の思いのすれ違いが原因となる。言葉を大切にしたい気持ちが強くなった。



【情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)】 2018-03-09 11:30 up!

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