愛知県教育委員会義務教育課

【あま市立甚目寺南小学校】 寒空の下のなかよし活動

 本校では、異学年で構成された班ごとに活動する「なかよし活動」に取り組んでいます。全学年を48の「なかよし班」に分け、6年生の班長、5・6年生の副班長を中心に、1グループ18名ほどの人数構成で活動を行っています。主な活動には、月に1回、班長・副班長を中心に、自分たちでレクリエーションを計画し運営する「なかよしタイム」と、児童会中心に、全校でできるレクリエーションを計画し運営する「なかよし活動」があります。
 12月12日には、なかよし活動の一つとして「南小スポーツカップ」を行いました。「南小スポーツカップ」では、4・5・6年生が中心となって、どの学年の子でも楽しめるようなレクリエーションを考えました。代表委員会で検討し、ルールを少し変更した「火の玉ドッジ」というドッジボールを行いました。
 「南小スポーツカップ」を行う中で、中・高学年の児童が、ボールをとれなくて寂しそうな顔をしている低学年の児童に、捕ったボールを渡して、代わりに投げさせてあげる姿を多く見かけました。ボールを受け取った低学年の児童は、うれしそうに相手を狙ってボールを投げていました。寒空の中で行われた「南小スポーツカップ」ではありましたが、低学年を思いやる優しい高学年の姿を見て、心温まる良い活動になったと感じました。教室に戻り、クラスの4年生の児童に「低学年の子にボールあげた子」の人数を聞くと、3分の2ほどの児童がボールを渡してあげたと答えました。児童の中には、低学年の子にボールを渡すために、率先してボールを拾っていた児童や、捕ったボールを全て低学年の児童に渡したという児童もいました。「それでも自分たちは楽しめましたか」と尋ねると、「低学年の子がうれしそうだったからいいの」と答えてくれました。高学年へと成長する4年生の姿を見て、改めて心が温かくなりました。



【ちょっといい話】 2018-01-17 18:25 up!

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