愛知県教育委員会義務教育課

【瀬戸市立古瀬戸小学校】 ハッピータイム

 本校では、「自尊感情を高める」「ソーシャルスキルの定着」を目指して、木曜日の 業前に「ハッピータイム」という時間を2年前から設定している。「ハッピータイム」 という名称は、児童に公募した後に、5点に絞り、児童の投票で決定した。子供たちの中に、この活動を通して「ハッピー」と感じる時間をもちたいという願いがあるのだろう。
 内容は、ソーシャルスキルトレーニング(SST)と構成的グループエンカウンター(SGE)を織り込んだプログラムである。ハッピータイムの約束は三つあり、それを意識させながら活動を行う。また、活動後は、「振り返りの時間」を設けている。活動も楽しく行っているが、静かに活動を振り返る時間も貴重なひと時となっている。
 プログラムは五つほどあり、学期の終わりには必ず学級で「いいとこみつけ」を行うことにしている。本校は学年1学級の小規模校であるので、実施単位を学年、低中高別、異学年(例えば1・6年、2・5年、3・4年など)、なかよし縦割り班と組合せを変えながら、一つのプログラムを進めていく。 どのプログラムも楽しく取り組めるものばかりで、子供たちの笑顔が広がっている。 また、学年が異なる子と行うときには、上の学年も下の学年もいつもとは違う表情を見せながらも、やはり笑顔がみられる。この活動で得られるものが、授業やそれ以外の場面でもみられるようになってきている。子供の心の中に、魔法の言葉「ありがとう」が着実に浸透し、学校全体にありがとうの輪が広がり、それとともに笑顔が広がってきている。


【ちょっといい話】 2018-01-23 18:16 up!

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