愛知県教育委員会義務教育課

【西尾市立佐久島小学校】わたしの大切な権利を考える

 佐久島小学校では、児童が相手の立場で物事を考えたり、いじめや人権について考えたりするきっかけとして、毎年、人権週間にあわせて人権擁護委員の方による人権教室を開催している。全校児童15名の本校は、ふだんから授業は複式学級で行い、ほとんどの行事を全校で実施している。そのため、異学年同士の関わりがとても深く、お互いのことをよく知っている関係ができている。
 今回の人権教室は、「10の権利(みんな違って、みんないい)」というテーマである。10の権利を持って気球に乗り込み、途中で気球を軽くするためになくても我慢できる権利から手放し、最終的に三つに絞っていくというストーリーのアニメーションを見ながら個々に考える。その後、自分が残した三つの権利とその理由を発表する。
 自分と共通した権利を選んだ意見にうなずいたり、自分とは違う権利を選んだ意見に歓声を上げたりして、互いの考えや価値観を聞きながら、権利についての考えを深めることができた。
 事後に書いた感想には、「友達や家族に感謝しないといけない」「みんなの選んだ権利がおもしろかった」というものがあった。権利を守るために大切なことに気づいたり、ふだんとは違う友達の考えに刺激を受けたりする貴重な機会をもつことができた。



【心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)】 2018-01-12 08:05 up!

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