愛知県教育委員会義務教育課

【豊田市立古瀬間小学校】2年「おしえちゃだめなの?」

 最近、不審者情報を耳にすることは、珍しいことではない。2年生という学年の子供たちは、自分や友達の「個人情報」の重要性をまだよく知らない。そこで、個人情報を守るため相手が確認できない電話で友達などの個人情報を教えないようにし、個人の情報の大切さについて考えることにした。
 授業の導入では、ネットモラルのアニメーションを視聴することで、子供たちに分かりやすい内容となった。子供たちは、ふだんの自分の生活を振り返りながら考えることができた。まとめでは、知らない人から電話がかかってきたときに気を付けることを発表した。相手が確認出来ないときは、名前や電話番号を言わない。名前や電話番号を聞かれた時は家の人に相談する。電話で「警察です」「学校です」と言われたら相手の電話番号を聞いて「後でかけ直します」ということなどである。
 授業を振り返ってみると、「自分や友達の電話番号や名前が個人情報ということを初めて知った」「聞かれたら教えちゃいそうだったからちゃんと家の人に伝えるようにしよう」「留守番は少し苦手だけど一人のときには電話に出ないようにしよう」また「自分や友達の個人情報は大切だと分かった」と話す子供が多かった。
  この授業を通して、「個人情報」とは何か、「個人情報」の大切さなどを理解し、留守番をしているときにかかってきた電話の対応の仕方や緊急時の連絡方法をあらかじめ決めておくことなどを各家庭へ啓発することも大切だと感じている。



【情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)】 2018-03-23 11:41 up!

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