愛知県教育委員会義務教育課

【瀬戸市立陶原小学校】 防災教室

 自然災害は、「気象災害(風水害)」と「地震・火山災害」の二つに大きく分けられます。いつ起こるかわからないと言われている『東海地震』や『南海トラフ大地震』のことを考えると地震への備えは絶対に必要です。一方で、このところは、日本の各地で発している『記録的大雨』も想定しなければなりません。河川や水路の氾濫によって引き起こされる道路の冠水や建物等の浸水、雨水の大量浸透が原因となる斜面崩壊や地滑りは瀬戸市、そして本校の学区も注意が必要です。
 今年度、自治連合会・消防署・消防分団・市防災課の皆さんの協力を得て、5・6年生の児童を対象にした『防災教室』を開催しました。心肺蘇生の方法や簡易担架のつくり方、新聞紙を使った簡易靴のつくり方やけがの応急手当の仕方などを実習しました。保護者にも参観してもらったこの催しは、とてもわかりやすく好評でした。子供からは、「地域の人たちがわかりやすく教えてくれた。私たちのことをいろいろと考えてくれていることがわかった」という感想があり、また、保護者からは「防災について考え、話し合う機会となった」と感想が得られました。
 本校は瀬戸市の中心部に位置していますが、このような地域の協力もあって、子供たちは健やかに成長することができています。今後はそれに対する恩返しの意味も含めて、子供たちの地域に対する感謝の気持ちを育成し、地域に貢献できるような活動を実践していきたいと思います。



【ちょっといい話】 2017-12-08 12:52 up!

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