ねらい

社会福祉

【蒲郡市立西浦中学校】心と心をつなぐ「はぁとぷろじぇくと」

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 本校は、西浦半島の小高い丘にある緑豊かな環境に恵まれた中学校です。平成13年から始まった「はぁとぷろじぇくと」は、昨年12月で16回を迎えた本校の伝統行事です。「はぁとぷろじぇくと」とは、中学生が、地域の人たちとふれあい活動を行うことで、地域とのつながりをより一層強くすることをねらいとして行っています。具体的な活動としては「お年寄りのお宅を訪問しての活動」「各地区の会館での活動」です。
 これらの活動では、清掃、草取り、ガラスふき、トランプ、百人一首等を、お年寄りの方と一緒に行い、ふれあっています。生徒たちは、お年寄りの方とのふれあいを通して、学校では学べない経験をすることができます。毎年、活動後には、関わった方全員に届くように年賀状を書きます。これからも、地域や地域の人々に目を向け、思いやりの心をもった生徒に育つことを願って取り組んでいきたいです。

【新城市立東陽小学校】地域のお年寄りからもらう力

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 本校では、5年生が福祉について学習をしています。
 1学期には、地域のデイサービス施設を訪問しました。そこで「ふるさと」を歌とリコーダーで披露すると、お年寄りの方々が一緒に口ずさんでくれたり、箱積みゲームやクイズ、手の体操なども一緒に楽しんでくれたりしました。初めは緊張気味だった子供たちも、笑顔いっぱいの温かい時間を過ごすことができました。
 2学期は、学区の一人暮らしのお年寄りの方々を招待し、「ふれあい招待給食」を行いました。昔の小学校のことを教えてもらったり、好きだった遊びを聞いたりしながら、和やかな雰囲気で一緒に給食をいただいた後、交流会を行いました。子供たちが準備してきた紙芝居や、福笑い、手の体操や肩たたきなどでおもてなしをしました。お年寄りの方々の「ありがとう」「本当に来てよかった」という言葉や、喜んでくださる笑顔が、子供たちの満足感・自己有用感、次への力になると強く感じました。

【蟹江町立舟入小学校】自分にできることを見つけよう

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 福祉の心を養ってほしいという願いから、地域にお住まいの障害のある方の協力を得て、毎年、福祉実践教室を行っています。
 今年度は、1・2年生は、盲導犬についてのビデオを見ました。長い年月をかけて盲導犬が育ち、訓練を受け、盲導犬を必要としている人のところへ行くことを知りました。3年生は、車いす体験をしました。車いすの開閉の仕方や押し方を学びました。目を閉じて座面に正座し、押してもらったときは、とても怖く感じ、障害のある方の大変さを実感できたようです。4年生は、はじめに、盲導犬や目の不自由な方の生活について話を聞きました。その後、アイマスクを付けて盲導犬ファンタ君と一緒に歩く体験をし、盲導犬の役割について理解を深めました。5年生は、聴覚障害についての学習をしました。話していることが分からなくて困っていても、困っていることを分かってもらえないことがあると知りました。「身振り」「口話」「筆談」「指文字」など、いろいろな方法で伝える体験をしました。6年生は、点字を体験しました。はじめに、身の回りで点字が使われている場所やものについて学習し、次に点字図書に触れ、点字を身近に感じました。その後、点字表を頼りに、点字器で簡単な語句や自分の名前を実際に打ちました。実際に体験してみることで、点字を打ったり読んだりする大変さを知ることができました。
 学年に応じた体験をするので、6年間で多くの体験をします。学年を追うごとに、障害のある方に対する思いが深くなり、大変だなあという思いから、自分には何ができるのだろうという思いに変わっているようです。
 保護者からも、以前は、娘は障害のある方に出会っても関心を示さなかったのに、体験をしてからは変わったと言われました。6年間を通じて育まれる優しい心をもち続けてほしいと願っています。

【豊橋市立五並中学校】豊橋・学校いのちの日読み聞かせ

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 五並中学校では、豊橋・学校いのちの日(6月18日)までの1週間に、毎年「いのち」に関する読み聞かせを行っています。
 昨年までは、教師が題材や本を選び、読み聞かせを行っていましたが、今年度は、図書委員が中心となり、読み聞かせも生徒が行うようになりました。全クラスを図書委員が分担して、3日間、連続して、朝の読書の時間に読み聞かせを行いました。
 上の写真は、2年生のクラスで、「白いやさしいゾウのはなし」という本を読み聞かせているところです。読み手の生徒もとても読むのが上手で、内容がよく伝わってきました。よく練習したことが伺えました。読み聞かせを受けた生徒からは、「白いゾウを見たことがないから、見てみたい。」「お母さんゾウは、息子を火事から守って死んでしまってかわいそうだったが、とてもやさしいと思った。」「自らの命を捨ててでも子ゾウを守ったところが、母親らしくてすごいと思った。」「容姿はちがうこともあるが、誰にでも一つはよいところがあるとわかった。」など、様々な感想が聞かれた。
 五並中学校は、この活動を、これからも地道に、長く続けていきます。

【田原市立伊良湖岬中学校】 思いやりの心を育てる福祉学習

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 本校では、1年生が「お年寄りとつながる地域〜今私たちにできることから始めよう〜」というテーマで福祉学習に取り組んでいます。その中で、お年寄りの気持ちを理解するために、田原市社会福祉協議会と連携して「福祉実践教室」を実施したり、地域のデイサービスセンターを訪れてボランティア活動を行ったりしました。お年寄りに楽しんでもらおうと、ゲームを企画したり、歌を歌ったりしました。活動を通して、お年寄りと話をするときには、ゆっくりとはっきりした声で話すこと、ひざを曲げ目線を合わせて話すことがとても大切だと気づくことができました。また、目の悪い人でも一緒に遊べるようにマークの大きなトランプがあることや、足の不自由な人でも楽に歩けるように段差がなくしてあることも教えてもらいました。お年寄りと活動をともにすることで、お年寄りの気持ちや必要な配慮について知ることができました。それと同時に、相手を思いやる気持ちや誰かに喜んでもらう充実感を生徒に味わわせることができました。

【犬山市立今井小学校】 障害に負けずに生きる

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 3〜6年生が、福祉実践教室で視覚障害者ガイドヘルプの体験をしました。自他の生命を尊び、思いやりの心をもち、共に生きようとする態度の育成を目指して、毎年様々な障害のある方とふれあっています。今年は、視覚障害者の方をお招きし、お話を聞きました。そして、アイマスクをした友達を、図書室から体育館まで案内するというガイドヘルプの体験をしたり、サウンドテーブルテニスやブラインドサッカーも一緒に体験したりしました。目が見えなくても、自分からいろいろなことにチャレンジして、生き生きと生活していらっしゃる姿にふれることができ、子供たちの心に大きな感動を呼び起こしました。ふだんの生活では、なかなかふれあうことのない貴重な体験でした。これから、もしどこかで体の不自由な人に出会ったときに、声をかけて助けてあげられる子供たちであることを願っています。

【豊田市立大沼小学校】岩月さんから不撓不屈(ふとうふくつ)の心を学びました

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 ソウルパラリンピック選手(水泳・平泳ぎ)だった岩月さんをお招きして、全校道徳の授業を行った。岩月さんは、35歳の時に事故で片足を失った方である。子供たちは、岩月さんが水泳を始めた頃に、片足になった姿を他人に見られるのが嫌でたまらなかったことを聞いた。「ぼくは、片足になったおかげで、たくさんの幸せをもらったよ。」との言葉は、子供たちの心に響いたようだ。
 また、岩月さんは子供たちと一緒にプールに入ってくださった。水の中で息を吐く練習や、クロールでの力のぬき方や手のかき方を指導してくださった。子供たちは、目の前で片足で泳ぐ岩月さんの姿を見ることができた。不自由な体でも一生懸命に生きる姿に感動し、家族にも話す子が多くいた。この全校道徳の授業では、岩月さんの生き方にふれ、自分の生き方を見直すよい機会ともなった。

「私は初めて足のない人を見ました。プールサイドでは、片足でとんとん跳んでいました。プールの中では足が一つなのに、まっすぐ速く泳いでいました。岩月さんは、片足なのにそんなことを全く気にしない生き方をしていて驚きました。私は五体満足なのに不平不満がおおかったなと気がつきました。」(児童Aの感想より)

「岩月さんとの交流を喜んで話してくれました。日頃は出会えない人に接することができ、子供の感動もあったと思います。このような機会を作ってくださりありがとうございました。」(保護者Bの感想より)

【江南市立古知野西小学校】思いやりと共生の心を育てる「福祉実践教室」

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        【真剣に点字を打つ4年生児童】
 本校では、毎年、江南市社会福祉協議会と連携して「福祉実践教室」を実施しています。ガイドヘルプ・手話・点字・高齢者疑似体験などの体験活動を通し、介助する側や介助される側の立場に立って、それぞれの思いを共感的にとらえ、共に生きる人間の育成を目指しています。今年度も、3年生は手話教室、4年生は点字教室、5年生は視覚障がい者ガイド教室、6年生は高齢者疑似体験教室を実施する予定です。その他にも、2年生では介助犬PR事業、6年生では認知症サポーター養成講座を行う予定です。子供たちの発達段階に応じた体験活動を計画しているため、全ての子供たちが小学校6年間で様々な福祉体験活動をします。
 昨年度実施した4年生対象の点字教室では、点字を打つ体験をしました。まず始めに講師の方から、点字の仕組みや打つルールについて説明を聞きました。子供たちからは「点字の表し方はローマ字の書き方に似ている」という感想が聞かれました。また、点字を打った後、ひっくり返して読むので、右から順に打っていくこと、点の位置が反対になった「点字一覧表」を見て打つことなどを教えていただきました。その後、実際に「点字一覧表」を見ながら、点字を打つ練習をしました。点字を打つ道具は一人1セット用意されていました。「古知野西小学校 4年1組 ○○○」をひらがなと数字で打っていきました。用紙の上に型を載せ、専用のペンで打ちました。力加減がわからず、初めはうまく打つことができなかった子供たちも、徐々に慣れ、打つスピードもスムーズになっていきました。どの子も集中して作業し、教室は水を打ったように静かになりました。できあがったものを講師の方に見ていただいて、「上手にできたね。」と褒めてもらうと、満面の笑みを浮かべ、満足そうに友達に見せていました。
 最後に、しょうゆやシャンプー、缶ビールなど点字が付いている容器を紹介していただきました。子供たちは手で触りながら、点字の感触を確かめ、何と打たれているのか友達と相談しながら読んで確認していました。
 今回の体験を通して、点字やユニバーサルデザインについて興味・関心をもった子が増えました。これを機会に、障がいのある方々への理解を深め、共生できる社会に貢献する子供たちを育てていきたいと思います。

【豊田市立岩倉小学校】障がいを理解するための実践教室

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 本校では、児童が障がいのある方と交流することで、学んだことを行動に移す契機としていくことを目的に「障がいを理解するための実践教室」を行っている。対象は、3〜6年生である。
 始めに障がいのある方のお話を聞く全体会を行い、その後、体験活動を行う。3年生は視覚障がい者ガイドヘルプ体験、4年生は車いす体験、5年生は高齢者疑似体験、6年生は点字・手話体験である。障がいのある方とより多くふれ合うために、この体験活動は学年別に行う。児童たちは、「障がいのある方は、不便だと感じることはあるけれど、決して不幸とは思っていないこと」「障がいのある方をかわいそうと思ってはいけないこと」を知った。毎年継続的に行っているため、障がいに対する理解がだんだんと深まり、「相手のことを思いやり、親切にする」心も育っている。「障がいのある人は大変だ」「かわいそうだ」という感想で終わらないように、事後に、道徳で星野富弘さんの生き方を取り上げるなどして、工夫もしている。
 障がいのある人やお年寄りなど、様々な人が暮らしている地域社会で、「ともに生きる」明るい社会をみんなでつくり出すことが重要な課題となっている今日において、とても意義のある活動だと考えている。
心の教育推進活動