活動内容

道徳の時間の公開

【豊田市立衣丘小学校】 心を耕す「こころのコーナー」

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 本校では、各学年の掲示板の一部に「こころのコーナー」を設けて、道徳科の授業の様子や、学年行事や活動での学び・感想等を掲示しています。道徳科の授業の様子では、1時間の流れが分かるように、板書をもとに子供たちから出た意見や感想を入れて掲示します。
 上の写真は、1年生の「こころのコーナー」です。内容項目「礼儀」の教材「なんていえばいいのかな」(主題 たいせつなことば)の授業で、吹き出しの中身を考え、話合いで出てきた言葉を掲示しました。この時期の1年生は、まだ自分の考えを文章化して書くということができない子が多いので、板書された言葉を読み合うことで、自分の考えを確かめたり、語彙を増やしたりすることができると考えます。高学年では、主発問に対する考えや、学びの振り返りを書いたワークシートを掲示しています。他クラスの友達の考えを知るよい機会になっています。
 掲示板にこのコーナーを設けることで、保護者への授業紹介にもなっています。今後も学年で話し合いながら、充実した掲示ができるようにしていきたいと思っています。

【瀬戸市立祖東中学校】「秘密の友達」〜友達のよいところをみつけよう〜

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 中学1年生。緊張して入学してきた子供たちも、徐々に新しい環境に慣れてきました。新しい友達との距離が近づけば近づくほど、友達のいろいろな面が見えてくるものです。苦手な部分も見えてくる頃でしょう。さらに、次第に友達関係も固定されてきます。そんなときだからこそ、いろいろな友達のよさに目を向けさせたい、友達との良好な関係を築かせたい。こんな願いから、友達のよさを見つける授業を行いました。

<展開>
1.3つの封筒にそれぞれ、クラスの子の名前が書かれた紙を全員分入れておきます。
2.3つの封筒から1枚ずつ、紙を取ります。(自分の名前が出てきた場合や同じ名前が出てきた場合は、その場で引き直します)
3.選んだ3枚の紙に書かれた名前の友達が、「秘密の友達」です。
4.「秘密の友達」は、誰にも教えてはいけません。1週間、その友達をこっそり観察し続けます。よいところを見つけたら、メモ用紙に書き留めます。(1日の反省として、帰りの会で時間を設けました)
5.1週間後の授業で、「秘密の友達」宛てに手紙を書きます。
6.その手紙を、直接手渡します。(この時初めて、自分を観察していた友達が分かります)
7.もらった3枚の手紙を読んで、感想を書きます。

 <生徒の感想>
・自分は、よいところがあまりないと思っていたけれど、友達からのメッセージを見て、自分のよいところがわかりました。すごくうれしい気持ちになりました。この活動がなくても、友達のよいところを見つけて、伝えていきたいと思いました。
・あまり関わったことのない友達のよいところを知ることができました。手紙は少し照れくさかったけれど、喜んでくれたのでうれしかったです。
・友達が教えてくれたことで、自分の長所を知ることができました。さらに自分に自信をもてるようになりました。

 友達のよいところを見つけようとすれば、よいところを見つけられる目(心)が育ちます。逆に、友達の悪いところばかりに目を向けてしまうと、心が落ち着かず、友達との関係は悪化してしまうものです。今回の活動を通して、クラスの雰囲気が以前より温かくなった気がしました。誰に見られているか分からないというドキドキ感も楽しみの一つ。今まであまりしゃべったことのない友達とも交流のきっかけになったようです。自分のよさを認めてもらってうれしくない子どもはいません。友達に対して温かい気持ちで接することができるよう、今後も活動を続けていきます。

【幸田町立豊坂小学校】その子のよさを生かして、生きる力を身につけたたくましい子を育成する

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 豊坂小学校は道徳教育の目標の一つに「自己の生き方についての考えを深められるようにする」があります。自己の生き方について考えを深めるようにするには、道徳科の授業を中心として、中心人物の行動に自分を重ねたり、友達の考えを聞いて自分の行動をふり返ったりと、各担任が子供たちの実態に応じて指導をしています。
 また、自己の生き方についての考えを深めるために、「自己をふり返る」ことを大切にしています。道徳科の授業を終えた感想を「道徳ノート」や「ワークシート」、「道徳の教科書のふり返りページ」に蓄積し、自分で読み返しができるようにしたり、授業の様子や子供たちの感想を、学級通信で紹介したりしています。
 3年生では、4月当初から1か月に1回の更新で、「よろしくギフト」を掲示する取り組みをしています。「自分がみんなのためにがんばったこと」「今、こんなことをがんばっているから知ってほしい」ということを書いて、廊下に掲示します。これを行うことで、自分が1か月に取り組んだことを振り返り、友達のがんばっていることを知り、さらに自分は学級の中で、学校の中で、人としてどんなことをしたらいいか、どんなことができるかを考えることにもつながると考えています。
 自己の生き方について考えを深めた先に、自分の生き方に自信をもち、自分や友達のよさを認められる子が増えていくように、道徳科の授業を工夫し取り組んでいきたいと思います。

【江南市立古知野中学校】「主体的・対話的で深い学び」を意識した道徳実践

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 本校では、今年度の現職教育のテーマを「互いに認め合い、自分の考えを主体的に伝える事ができる生徒の育成 −「主体的・対話的で深い学び」を意識した交流場面の工夫を通して−」として、道徳教育でも実践をしています。
 1年生の「木箱の中の鉛筆たち」の実践では、自分自身や仲間と対話し、多面的・多角的な考え方を知ることで道徳的価値が広がると考え、次のような工夫を取り入れました。
 個人の考えを発表する場面では、挙手した生徒の考えを分類して板書した後、ネームプレートを使って、全員の考えがどの分類になるのか明確にして、自分の考えをメタ認知できるよう促しました。さらに、その考えになった理由を考えることで自己内対話ができるようにしました。
 それぞれの考えの理由を発表する場面では、自分の意見と仲間の意見の共通点や相違点に気付くことができるように、全員を起立させて、同じ意見が出たら着席していくという方法を取り入れました。
 本実践では、一人一人の意見を可視化することによって、共通点や相違点に気付きやすくしました。他者との対話で自分の考えを広げ、再び自己内対話で自分の考えを深めることにより自分の道徳的価値を再構築することができました。
 今後も、様々な手だてを工夫し「主体的・対話的で深い学び」となる授業実践をしていきたいです。

【新城市立作手中学校】地域と学校と子どもが、共に学び、共に活動〜親子参加型の道徳を通して〜

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 新城市では「共育(ともいく)の日」を設定し、地域と学校と子供が、共に学び、共に活動する場面を創り出し、人や自然、歴史文化との出会いから生徒の成長を目指しています。
 本校では、6月17日(日)を「共育の日」とし、全学年で親子参加型の道徳の授業を実施しました。
 1年生では、「私のプレゼント」という教材を使って道徳の授業を行いました。担任の「私たちは一人で生きているのではありません。知らないうちにたくさんの人にお世話になりながら生きています。感謝の気持ちがあっても、身近な人であればあるほど、なかなかそれを伝えるチャンスがありません。そこで、今回は、家族に感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈りたいと思います」という言葉から、生徒たちはプレゼントを贈りたい人の名前や品物、理由をプリントに書き始めました。その様子を、保護者が自分の近くでほほえましく見ている姿に気づき、ちょっと照れながら書いている生徒の様子がとても印象的でした。
 授業の中でみんなの発表を聞き、生徒は「みんな家族を大切に思っていてよかったです。手紙などもプレゼントにはよいと思いました」「贈るものは物ではなくても、言葉や行動でも感謝を示せることが分かった」という感想を残していました。
 授業の終わりには、保護者から「子供たちなりにいろいろ考えてくれていることが分かりうれしかった」という言葉がありました。家族に対して感謝や思いやりの気持ちを伝えるよい機会となりました。

【豊橋市立松葉小学校】 命は宝物

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 6月18日は、「豊橋・学校いのちの日」です。
 本校では、6月4日(月)、全校朝会での校長先生の話の中で、『しあわせっておもうのは、どんなとき?』という本の読み聞かせが行われました。幸せを感じるタイミングは人それぞれありますが、家族や友達、まわりにいる人のおかげで、心がホッとしたり、元気が出たり、お互いに支えあって生きているということを感じられる話でした。
 また、6月17日(日)の親子学級では、すべての学級で「生命の尊重」にかかわる道徳科の授業を行いました。
 6年1組では、授業の導入で問いかけた「幸せなときってどんなとき?」という言葉に対し、「旅行に行くとき」「褒められたとき」と答えた子がいました。しかし、一生懸命に生き抜いた主人公について話し合った後には、「食べていることや遊ぶことではなく『今』生きていることが幸せだと思った」「命は宝物だから大切にしたい」などの言葉があり、命の大切さや、命に対して価値観を深めることができました。
 各学年が発達段階に合わせた題材(テーマ)を取り上げたことで、子供一人一人が考えをもち、発表し合うことができました。自分や家族の命、生き物の命、それぞれの命が宝物であり、命は大切にしたいという気もちを高めることができました。
 「豊橋・学校いのちの日」だけではなく、ふだんからも、命は宝物であり、命は大切にしなくてはいけないという気持ちを育むことができるよう、はたらきかけていきたいと思います。

【岩倉市立曽野小学校】自尊感情と共感力をもち、たくましく生き抜く児童の育成

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 曽野小学校では、心と体がたくましい児童を育成するために、自分自身を大切にする自尊感情(自己肯定感)と、他者に共感する力の育成を行っています。それは、自尊感情とともに他者に共感し、協調する力があることによって、社会に貢献できる健康でたくましい児童が育成できると考えているからです。
 さらに、心と体の授業では、全員参加を保障し、関わり合い認め合う活動を取り入れることで、主体的に学習する意欲と、他者を認める心情を培っています。
 本校4年生道徳科の授業では、「本当の思いやり」を主題に研究授業に取り組みました。「本当の思いやり」の資料で、相手の気持ちに共感しながら、人のために親切にすることはどんなことなのかを考えました。

【一宮市立葉栗小学校】自分の役割を果たすためには?

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 学校全体の役割を任されるようになった5年生。任された役割に責任をもって取り組むことで、集団生活の充実に努める意識をもたせたいという願いから、授業実践を行いました。
 資料「ケンタの役割」をもとに、リレーの練習と図書委員の仕事が重なってしまった主人公が、役割を果たすためにどんなことを考慮しながら決断していくべきかを考えました。
 実際に、「運動会の応援団とリレーが重なったことがある」「学級の係と部活が重なってしまったことがある」という意見もあり、子供たちは、現実にも起こりうることであるという意識をもって考えることができました。そして、主人公がどう決断するかをじっくり考え、悩み、また友達の様々な意見を聞く中で「それも確かにそうだな」「言われてみればそれも大切だな」などと多様な考えに触れ、より深く考えていました。
 その後、実際に自分が同様の立場になったときどうするかを考え、「期限を大切にする」「多くの人に迷惑がかからない方を優先する」「そもそも重ならないように計画的に進める」などの意見が出され、実生活に寄り添って考えることができました。

【安城市立錦町小学校】温かい心で

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 友達の気持ちをよく考え温かい心で接すること、みんなで一緒に楽しく気持ちよく過ごすことの価値に気づいてほしいという願いから、「明るい心」(愛知県教育振興会)を活用して授業実践を行いました。
 本資料『森の友だち』は、児童の日常生活でよく見られる様子を童話化したものです。なわとびで遊んでいた動物たちでしたが、その中の一人が失敗ばかりしてなかなか順番が回らず、他の動物たちはそのことに対して文句を言ってしまいました。ここから、児童はどうすればみんなで楽しく遊べるかを考えました。
 実際に、代表の子が演じる様子を見たり、立場のちがう登場人物をペアで交代して演じてみたりすることで、登場人物の心情にせまることができました。「跳べない子を応援してあげる。」「一緒に練習してあげる。」などの考えが出たところで、再度、役になりきって演じることで、相手の立場に立った心情理解ができました。
 これらの手立てから、児童は、「自分たちだったらどうしよう」「どんなことに気をつけよう」と実生活に結びつけて考えることができました。

【稲沢市立山崎小学校】「友だち」について考える道徳科の授業

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 三年生の道徳科で、「友だち屋」の授業を行った。この教材では、自分にとっての本当の友達とは、どんな人であるかを考えさせることをねらいとしている。絵本で読んだことのある児童もおり、学習内容を伝えると「知っている!」という声が多くあがった。
 キツネの気持ちを考えさせる場面では、クマやオオカミとのやりとりを、ペアで役割分担して演じさせた。児童は楽しそうに、それぞれの役割に合ったせりふの読み方を工夫していた。その後、キツネの気持ちを発表させると、クマと過ごしているときには「イチゴなんて食べたくない」「早く次の所に行きたい」という、キツネが無理をしてクマと合わせていることを捉えられている意見が出た。また、オオカミとのやりとりでは「本当の友達ができてうれしい」という、キツネの気持ちの変化を感じることができた。
 授業の初めと終わりに「友達とはどんな人?」という質問をした。初めは「一緒に遊ぶ人」という意見が多かったが、終わりには「困ったときに助けてくれる人」「自分を励ましてくれる人」と、友達に対する考え方に変化がみられた。
 本校では、授業プリントを家庭に持ち帰り、授業内容を保護者と話してコメントをもらう取組をしている。本時でも行ったところ、そこには、「一緒にいて楽しく過ごせたり、お互いに助け合えたりする友達をつくってほしい。」という感想が書かれていた。家庭との連携を大切にした道徳の授業を行うことで、児童の価値観を広げることができた。
心の教育推進活動