活動内容

道徳の時間の公開

【安城市立錦町小学校】温かい心で

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 友達の気持ちをよく考え温かい心で接すること、みんなで一緒に楽しく気持ちよく過ごすことの価値に気づいてほしいという願いから、「明るい心」(愛知県教育振興会)を活用して授業実践を行いました。
 本資料『森の友だち』は、児童の日常生活でよく見られる様子を童話化したものです。なわとびで遊んでいた動物たちでしたが、その中の一人が失敗ばかりしてなかなか順番が回らず、他の動物たちはそのことに対して文句を言ってしまいました。ここから、児童はどうすればみんなで楽しく遊べるかを考えました。
 実際に、代表の子が演じる様子を見たり、立場のちがう登場人物をペアで交代して演じてみたりすることで、登場人物の心情にせまることができました。「跳べない子を応援してあげる。」「一緒に練習してあげる。」などの考えが出たところで、再度、役になりきって演じることで、相手の立場に立った心情理解ができました。
 これらの手立てから、児童は、「自分たちだったらどうしよう」「どんなことに気をつけよう」と実生活に結びつけて考えることができました。

【稲沢市立山崎小学校】「友だち」について考える道徳科の授業

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 三年生の道徳科で、「友だち屋」の授業を行った。この教材では、自分にとっての本当の友達とは、どんな人であるかを考えさせることをねらいとしている。絵本で読んだことのある児童もおり、学習内容を伝えると「知っている!」という声が多くあがった。
 キツネの気持ちを考えさせる場面では、クマやオオカミとのやりとりを、ペアで役割分担して演じさせた。児童は楽しそうに、それぞれの役割に合ったせりふの読み方を工夫していた。その後、キツネの気持ちを発表させると、クマと過ごしているときには「イチゴなんて食べたくない」「早く次の所に行きたい」という、キツネが無理をしてクマと合わせていることを捉えられている意見が出た。また、オオカミとのやりとりでは「本当の友達ができてうれしい」という、キツネの気持ちの変化を感じることができた。
 授業の初めと終わりに「友達とはどんな人?」という質問をした。初めは「一緒に遊ぶ人」という意見が多かったが、終わりには「困ったときに助けてくれる人」「自分を励ましてくれる人」と、友達に対する考え方に変化がみられた。
 本校では、授業プリントを家庭に持ち帰り、授業内容を保護者と話してコメントをもらう取組をしている。本時でも行ったところ、そこには、「一緒にいて楽しく過ごせたり、お互いに助け合えたりする友達をつくってほしい。」という感想が書かれていた。家庭との連携を大切にした道徳の授業を行うことで、児童の価値観を広げることができた。

【幸田町立北部中学校】道徳 北中スタイル

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 本校では、道徳の教科化に向け、評価の在り方など準備を整えているところです。平成28年度には、道徳の授業の在り方を研究し『北中スタイル』を確立させました。
 『北中スタイル』では、「北中OPPシート」を使います。OPPは「One Page Portfolio」の略で、1時間に1ページのシートで道徳的思考や意欲・態度、考えの変容を見ることができます。授業前に本時の価値についての考えを「北中OPPシート」に記入しておきます。授業の導入では、身につけさせたい価値に応じた「テーマ発問」を行い、資料についての考えを記入します。後半は資料から離れて現実のことについて話し合います。まとめとして、授業を通して改めて本時の価値についての考えを記入するというスタイルです。
 5月11日に『北中スタイル』の道徳授業を3年生で公開しました。「人間愛、思いやり」の内容項目について考えました。「北中OPPシート」を使い、前半では「女の人に注意したおばさんの行動をどう思うか」を考え、後半では「思いやりあふれる学級にしていくためには、どんなことが大切か」を考え話し合いました。温かい雰囲気の中で、安心して発言する姿がありました。
 6月2日に予定されている道徳授業公開では、全学級『北中スタイル』で展開される道徳の授業を公開します。今後も『北中スタイル』をもとに、「考え、議論する道徳」を目指していきたいと思います。

【江南市立西部中学校】 道徳科に向けての取組

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 本校では、道徳教育の教科化に向けた実践としていくつかの取組をしました。時間割上、1年生は水曜日5時間目、2年生は木曜日6時間目、3年生は金曜日6時間目というように学年内で道徳の時間を統一しました。これにより、学年担当教師が学級を変えて、授業実践を繰り返すことができるようになりました。
○学年別ローテーション道徳
 毎月1回程度、学級担任が担当以外の学級で、同じ題材(内容項目)の授業を実践しました。2回目のローテーションでは、学級をもたない先生も授業実践に加わり、学級担任が自分の学級の様子を参観しました。
○全校一斉道徳の授業公開
 学校公開日には、全学級で同時に道徳の授業を公開しました。1回目のローテーション道徳として位置付け、学級担任間で協議し、内容項目を振り分けて題材を選びました。まず、自分の学級で指導した後、反省を生かして、同じ題材を別の学級で指導するためです。当日は、多くの保護者の参観があり、生徒は緊張感をもちながらも、積極的に意見を交換することができました。
○板書デザインシート
 指導案に代わるものとして、板書デザインシートを採用しました。まず、板書計画にあたるものをデジタルデータで作成し、その上に吹き出しの形で、時系列に従って指導上の留意点を書き加えます。ローテーション授業を重ねるごとに、生徒の新たな反応や支援を吹き出しで書き加えました。毎回、授業の改善点を確認しながら、授業構想の視覚化を考えました。

【刈谷市立平成小学校】「いただきます」の意味を考えよう(2年生道徳の実践)

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 子供たちは、給食の時間になると、元気よく「いただきます」とあいさつをします。ところが、その後、盛り付けられた給食を減らしたり、食材を食べ残したりする子が多く見られました。そこで、紙芝居『いのちをいただく』を教材に取り上げ、「いただきます」という言葉にはどんな思いが込められているかをじっくり考えさせることで、毎日の食事を見つめ直してほしいと考えました。
 実際の授業は、次のような流れで行いました。
1 日頃の食事では、どんな気持ちで「いただきます」と言っているかを考える。
2 教師が紙芝居を読み聞かせ、牛の食肉加工の仕事をしている坂本さん(主人公)の気持ちが揺れ動く様子を、話の展開に沿って考えていく。
3 これからどんな気持ちで「いただきます」を言いたいかを考える。
 子供たちは、授業の最初には、「早く食べたいな」「おいしそうだな」「作っている人にありがとう」などの気持ちで「いただきます」と言っていると答えていました。しかし、紙芝居を通して、坂本さんが苦悩しながら食肉加工の仕事を続けている姿に触れたことで、「おいしくいただくよ」「これからも食べ物を大事にするよ」「ありがとう、そしてごめんね」などの気持ちを込めて、これから「いただきます」を言うと答える子が増えました。
 さらに、この授業を終えてから、給食の残食が少なくなってきました。そして、教室のカレンダーには、「完食シール」がほとんど毎日貼られるようになりました。ある日の給食では、次のような心温まる場面に出合いました。一人の男の子がおかわりをしていたので、担任が近づいていって、小声で「最近残す人が少ないね。何でだろうね」と問いかけました。すると、その子は、「きっと『いのちをいただく』の授業をやって、みんな残さなくなったんだね」とすぐに答えたのです。ここで紹介した授業の内容が、生活に生きているとはっきり感じることができ、授業者としてうれしさでいっぱいになりました。

【碧南市立南中学校】社会の一員としてマナーを考えよう〜より良い社会にするために〜

 3年生の道徳の授業で、読み物資料『缶コーヒー』を題材にし、「C−10 遵法の精神、公徳心」をねらいとする授業を行いました。この題材を通して、女性の持ち込んだ缶コーヒーが、電車内でこぼれそうな様子を見た「私」は、女性に声を掛けるが、音楽を聞いているために聞こえず、その後、電車の急ブレーキによって缶コーヒーが倒れ、「私」のスカートとノートにこぼれてしまったという場面ついて、「私」はどうしたらよいかを考えました。授業者は、生徒が当事者になり、そのときの判断をどのようにすればよかったかを考えさせることで、ねらいとする価値観を深めようと考えました。また、授業の工夫として、「1.役割演技を行う、2.板書を構造的にするために横書きで行う、3.自分だったらどうするかという視点で考えること」の3点を考えました。役割演技では、その場面に遭遇したら、どのような言葉掛けができるかを、実際に生徒が主人公などの演技をすることで考えました。見ている生徒もイメージがしやすく自分のこととして考えることができました。  
 友達の意見と比較しながら、自分の考えを広めたり深めたりできるように、板書を構造的な横書きにし、生徒の意見を分かりやすくまとめました。
 授業全体を通して、生徒同士が自分の思いを伝え合い、学級内での話合い活動を通じて、自己の価値観の幅を広げ、深めることができたと感じました。

【稲沢市立祖父江小学校】豊かな心を育むために

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 本校では、子供たちに豊かな心を育むため、道徳教育に力を入れています。
 毎年、6月の学校公開日には、全校一斉に道徳の授業を公開しています。授業を参観していただくことにより、道徳教育が心の教育の充実につながっていることを、保護者の皆様に理解していただくことができました。帰宅後、各家庭が、道徳の授業を話題にしていただき、親子で一緒に考えるよい機会となりました。
 また、本校には、20年ほど前から『あおのやくそく』という標語があります。『あおのやくそく』の「あ」は「あいさつ」の「あ」、「お」は「おもいやり」の「お」です。いつでも大きな声であいさつや返事ができる子になってほしい、相手のことを思いやる子になってほしいとの願いから、この標語を学校教育全体の場で活用しています。標語を校内に掲示したり、児童会で呼びかけたりして、標語を更に意識させ、実践させています。
 子供たちの間には、『あおのやくそく』がしっかりと定着し、友達やお客様にあいさつをし、困っている子がいれば優しく手をさしのべる、そんな姿がたくさん見られるようになりました。
 今後も、元気なあいさつの声が響き、思いやりの心いっぱいのあたたかい祖父江小学校であってほしいと願っています。

【稲沢市立平和中学校】人権週間での取組

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 本校では、12月4日〜10日の「人権週間」中の12月1日に、全校一斉道徳を行いました。
 資料「掲示板を見て・・」を使い、いじめられているクラスメイトのインターネット上の書き込みを見た主人公が、その後どのように行動するべきかを全学級の全生徒が考えました。生徒たちは自分が主人公の立場であればこうすると積極的に発表するとともに、友達の意見にも真剣に耳を傾け、時に互いの意見に対して質問し合いながら、考えをより深めていきました。中には友達の意見を聞いて自分の考えに変化が生まれた生徒もいました。授業の最後には、落ち着いた雰囲気の中で感じたことをワークシートにまとめました。
 生徒たちの感想には「自分たちなりにできる解決策を考えることはいいと思いました。」「勇気を出して直接行動していきたいです。」「友達の意見を聞いて、自分にもできそうな行動を知ることができました。」などがありました。
 人権週間に、生徒たちの感想を載せたポスターを校内掲示することで、「人を思いやること」をより意識して生活することができました。 
 今後も、生徒たちの「豊かな心」を育むための道徳の授業を大切にし、全校体制で実践を重ねていきたいと思います。

【豊田市立九久平小学校】コンビニのごみ箱が語るもの

 6年生の道徳の授業で、「モラルジレンマ」の授業を行いました。
 内容は、ある町のコンビニのごみ箱が利用者のモラルの低さにより、店長がごみ箱を封印します。その行為に「賛成」または「反対」の立場にたって話し合いをしました。
 賛成派は、家庭ごみを持ち込む利用者のマナーの低さをあげ、反対派は一部の客のやることでごみ箱の撤去はやりすぎで、客の便利さを考えるべきという点から話し合いが進みました。
 友達の意見や授業者が学校近くのコンビニ店のオーナー、学生アルバイトに聞き取った内容を受けて、最初は「賛成」だった子が授業の終わりには「反対」に、またその逆のパターンの子も見られました。
 立場は違っても、それぞれが悩みながら考えたことがよく伝わってきました。平成30年度から小学校では「特別の教科 道徳」として教科化されますが、「考え、議論する道徳」が求められています。今回の実践のような「絶対なる正解」はなく、各自が「納得する解」を出す題材も「考え、議論する道徳」を実現するには必要だと感じました。

心の教育推進活動