県教委の取組

愛知県道徳教育推進会議からの提言(6)

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 リーフレットの説明の最終回は、「C(評価)」と「A(改善)」についてお話をさせていただきます。

 リーフレットでは、扶桑町立扶桑北中学校の実践を紹介させていただきました。扶桑北中学校では、ポートフォリオ評価を中心として、生徒のよさを認め伸ばす評価に取り組むとともに、「道徳授業のバトンリレー」という体制で、学年を中心とした授業研究を進めています。

<道徳授業のバトンリレー>
・一つの教材を一学級ずつリレー方式で順に授業を行い、授業を行うごとに学年で検討を重ね、質の高い授業を目指します。
・模擬授業や検討会を行い、中心発問、板書、授業展開等について改善を加えます。

 この方法は、一人の先生が、同じ教材で、複数クラスを授業する「ローテーション授業」同様に、授業の評価と改善が明確に行われ、先生方の授業力も向上します。ポイントは、以下の2点です。

<ポイント>
・教師同士で互いに授業を参観し合ったり、他の学級でも授業を行ったりして、チームとして授業力の向上に努める。
・児童生徒の評価を授業の改善に生かすとともに、児童生徒の理解を深め、よさを捉える。

愛知県道徳教育推進会議からの提言(5)

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 授業改善のPDCAサイクルの「D(授業実践)」について、お話をさせていただきます。特に「振り返り」を中心に幸田町立北部中学校の取組を紹介させていただきます。

 「振り返り」については、7月29日の文部科学省通知「学習指導要領の一部改正に伴う小学校、中学校及び特別支援学校小学部・中学部における児童生徒の学習評価及び指導要録の改善等について」の中で、次のように示されています。

◆道徳科については、「道徳的諸価値についての理解を基に、自己を見つめ、物事を(広い視野から)多面的・多角的に考え、自己(人間として)の生き方についての考えを深める」という学習活動における児童生徒の具体的な取組状況を、一定のまとまりの中で、児童生徒が学習の見通しをもって振り返る場面を適切に設定しつつ見取ることが求められる。

 そこで、北部中学校では、生徒が自らの成長を実感させる振り返りの仕方と評価方法の工夫として、次のような取組をしています。
(1)「振り返りシート」を活用し、授業後の自分を見つめる機会を確保しています。
(2)「教師メモ」や「振り返りシート」を蓄積したポートフォリオ評価を行い、生徒の
  成長を捉えています。

 「振り返り」は、こうした「振り返りシート」を活用したり、ワークシートの一部に振り返りの欄を設けたり、道徳ノートに記入させたりすることで、児童生徒の成長を見取ることができます。また、「振り返り」の活動でポイントとなるのは、次の2点です。

<ポイント>
□ 記述が苦手な児童生徒については、「教師メモ」等を
 活用し、発言や演技の様子、表情などから児童生徒の成
 長を捉える工夫をする。
□ 評価の質を高めるために、視点や方法、集める資料な
 どについて、学年や学校で共有する。

★リーフレットはこちらから→ここをクリック

愛知県道徳教育推進会議からの提言(4)

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 岡崎市立竜美丘小学校の取組を紹介させていただきます。

 平成28年7月22日、道徳教育に係る評価等の在り方に関する専門家会議が、「『特別の教科 道徳』の指導方法・評価等について」の報告を出しました。その中で、質の高い多様な指導法として「読み物教材の登場人物への自我関与が中心の学習」「問題解決的な学習」「道徳的行為に関する体験的な学習」が紹介されました。竜美丘小学校では、これらの指導方法をうまく組み合わせて、効果的な学習を展開しています。

◆竜美丘小学校の取組例
・問題解決的な学習や自我関与させる発問、役割演技などを工夫し、主体的な学習を展
 開しています。
・児童の思考の流れが分かる構造的な板書構成を考え、授業を展開しています。

 ポイントは、次の2点です。
○一つの指導の「型」に固執しないで、児童生徒の実態や授業のねらいに応じて、適切な指導方法を工夫し教師も児童生徒と共に考える姿勢を大切にすること。
○明確な意図を持ち、対比的・構造的な板書構成の工夫をすること。

愛知県道徳教育推進会議からの提言(3)

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<授業改善のPDCAサイクルの「P(計画)」について>
 リーフレットでは、春日井市立坂下小学校の取組を紹介させていただきました。

 計画の段階で、最も大切なことは「明確な指導観を持つ」ということです。教材をじっくりと分析し、子どもたちの実態から、どのような授業を行うとよいかを考えます。安易にパターン化された授業展開に当てはめるのではなく、じっくりと練り上げることが大切です。坂下小学校では、以下のような取組をしています。

◆坂下小学校の取組例
・主人公の心情や考えが大きく変化する場面を中心場面と捉え、効果的な発問作りに主眼をおいて資料の分析を行っています。
・授業で使う場面絵や挿絵、発問短冊、板書構成等を一緒に作り、共有するとともに、授業の流れや発問を吟味しています。

 坂下小学校では、これらの取組を個人で行うのではなく、学校や学年で協力しながら行っています。

<計画段階のポイント>
○児童生徒の実態を把握し、ねらいとする道徳的価値についての明確な考えを持ち、教材研究を進める。
○教材をどのように活用し、どのような方法で学習を進めるのかを明らかにし、学年や学校で成果を共有する。

愛知県道徳教育推進会議からの提言(2)

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 教科化される道徳の授業において、どのような学習を進め、児童生徒の何を見取って、どう評価していくのかが漠然としている状況では、児童生徒のよさはなかなか評価されず、成長実感につながっていきません。
 そこで、愛知県道徳教育推進会議では、「特別の教科 道徳」の実施を見据え、児童生徒のよさを伸ばし、指導方法の工夫を進めるためには、評価の在り方の研究を進めることが、不可欠であると考え、昨年度までの「指導方法」に加えて、「評価」の研究に取り組みました。

 そして、研究推進校の実践や推進会議の協議から、「評価」について、以下のようなことが大切であると考えました。

◆評価は、児童生徒にとっては、自らの成長を実感し、意欲の向上につながるものとなり、教師にとっては指導方法の改善・充実につながるものとならなくてはならない。
◆したがって、「道徳科」の評価は、授業改善のPDCAサイクルの中で実施し、具体的な記録の蓄積の中から児童生徒の成長を捉え、よさを伸ばすものとすることが大切である。

愛知県道徳教育推進会議からの提言(1)

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◆愛知県道徳教育推進会議が作成した成果物(リーフレット)について

 このリーフレットは、愛知県道徳教育推進会議の中で協議された内容を、提言という形でまとめたものです。特に、平成28年度の道徳教育研究推進校の4校の実践を基にして作成されています。4校の研究成果が詰まったリーフレットです。是非、積極的な活用をお願いしたいと思います。

 本年度の提言は、以下の3点です。
○ 指導のねらいを明確にし、質の高い多様な指導方法を工夫すること
 により、授業改善に取り組みます。
○ 学習活動における児童生徒の具体的な取組の記録を蓄積し、その成
 長の様子を一定のまとまりの中で見取ります。 
○ 児童生徒がその成長を実感し、よさを伸ばそうとする評価を目指し
 ます。 

 具体的な内容については、次回から説明させていただきます。

★成果物(リーフレット)はこちらから→ここをクリック

平成28年度道徳教育推進会議成果物

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 愛知県道徳教育推進会議では、平成28年度の研究協議題「『特別の教科 道徳』の実施を見据えた道徳教育の充実」に取り組み、その成果としてリーフレットを作成いたしました。

 ◆リーフレット →ここをクリック

愛知県道徳教育パワーアップ研修会 〜感想〜

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 2月1日(水)に愛知県道徳教育パワーアップ研修会を行いました。約200名の参加者と共に、「特別の教科 道徳」の実施を見据え、指導法や評価等について研修を行いました。

 本年度の研修会は、講義型の研修から参加型の研修に内容を変更しました。全体会、分科会ともに熱心な協議が行われました。参加者の感想の一部を紹介させていただきます。

・全体会では30分という短い時間にも関わらず、演習やアイスブレイクも入れて頂き、アクティブに参加することができ、ポイントを絞って理解を深めることができた。もう少し時間を確保して頂き、ゆっくり聞きたい内容でした。
・不安に感じていた「評価」について、研究推進校の発表や研究実践校のお話を聞き、具体的なイメージができてきた。
・パネルディスカッションでは、参加者が話し合う時間を作っていただき、聞くだけではなかったので、主体的に取り組めた。ただ、もう少しグループで話す時間が欲しかった。
・道徳の授業を本気で変えようとすると、学級や学校全体が変わり、良い方向に向かっていくということを、研修や実践報告を聞いて感じた。
・道徳についての研修を、どんどんやっていく必要があると感じた。学校単位だけでなく、市単位でも体制を整えていく必要があると感じた。

第2回愛知県道徳教育推進会議

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 2月に入りました。明日が「節分」で、暦の上では「春」が少しずつ近づいています。各学校においても、本年度の研究のまとめをする時期になっています。愛知県の道徳教育についても、4つの研究推進校と16の研究実践校および園の研究や実践をまとめる時期になっています。

 県におきましても、1月25日(水)に、第2回愛知県道徳教育推進会議を開催いたしました。会の中では、次のような協議を行いました。
(1)研究推進校の研究に関する中間発表について
 推進校の中間発表と推進委員の視察の結果から、実践について理解を深めるとともに、質の高い指導の工夫と評価の在り方について、意見交換を行いました。
(2)成果物の協議
 愛知県道徳教育推進会議の一年間の取組と推進校の研究成果をまとめた成果物(リーフレット)の協議を行いました。この成果物については、昨日行われた道徳教育パワーアップ研修会において配付するとともに、2月下旬から3月上旬に全小中学校に配信する予定です。是非、御活用ください。
(※図は、成果物の裏面のイメージ)

一枚ポートフォリオ評価の活用方法

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 一枚ポートフォリオ評価(One Page Portfolio 略してOPP)は、2002年に堀哲夫氏が開発した評価方法です。教師のねらいとする学習の成果を、学習者が一枚の用紙の中に学習前・中・後の学習履歴として記録し、それを自己評価させる方法です。

 「モラルBOX日記」にて詳細を紹介しておりますので、参考にしていただきたいと思います。

 ◆第1回 表面の活用(H29.1.5)→ここをクリック
 ◆第2回 裏面の活用(H29.1.6)→ここをクリック
 ◆第3回 成長実感(H29.1.10)→ここをクリック
 ◆第4回 生かし方記録(H29.1.11)→ここをクリック

一枚ポートフォリオ評価

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 平成27年度の愛知県道徳教育パワーアップ研修会にて、愛知県総合教育センターから発表がありました「一枚ポートポートフォリオ評価」の各種シートを掲載いたします。道徳科の評価研究の参考にしていただければ幸いです。

 ◆「振り返りシート」→こちらから

 ◆「生かし方記録シート」→こちらから

 ◆ 愛知県総合教育センター論文→こちらから

【安城市】「いじめ・不登校対策家庭教育講演会」を開催しました

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 安城市教育センターでは、6月17日(金)に「いじめ・不登校対策家庭教育講演会」を開催しました。この講演会は、子どもたちのいじめや不登校を減らそうと、当教育センターが開所した平成6年度から毎年開催しているものです。表題は、いじめ・不登校対策となっていますが、近年はその予防対策を含めて、大きく子育ての観点から、毎年、著名な講師をお招きして、御講演をいただいています。

 本年度は、『7日で子どもの個性を120%輝かせる実践法〜保護者が笑顔3倍ストレス3分の1になる究極のコツ〜』と題して、いむらきよしさんに御講演いただきました。参観者からは、「自分と子どもは、そもそも違う人間だということを受け入れ、子どもの個性を大切にして生活していきたい」などの感想をいただきました。

 心の健康と身体の健康、そして、家族の幸せ、みんなの幸せ、そんなことを常に大切にしながら健やかで幸せな子どもたちに育ってほしいと願っています。楽しく、心が軽く、明るくなる講演会になりました。

【安城市の取組】安城ケータイ・スマホ宣言

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 平成26年度、「安城ケータイ・スマホ宣言」検討会議を立ち上げ、安城市の児童生徒が携帯電話・スマートフォンの使い方について考えをもち寄り、「安城ケータイ・スマホ宣言」を策定しました。この宣言は、小中学校の全学級のみならず、市内の携帯ショップにも掲示を依頼し、購入するときに保護者と子どもで使い方について考えてもらう機会としています。
 各校へ配付した際には、学校に応じて「ケータイ・スマホ宣言」に対する児童生徒の意識を高められるような工夫がみられました。ある中学校では、宣言「ケータイ・スマホ宣言」を活用し、自分たちがどの程度ルールが守れているか確かめ、自分の使い方を見直す機会としました。
 また、平成27年度は「啓発の年」と位置づけ、啓発ポスターを募集しました。入賞作品については、クリアファイルに印刷し、市内の高学年の小学生・中学生に配付しました。また、学校及び市内の巡回バス「あんくるバス」、町内会に掲示をしています。

平成27年度愛知県道徳教育推進会議でリーフレットを作成しました。

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 愛知県道徳教育推進会議では、平成27年度のテーマ「『特別の教科 道徳』の実施を見据えた道徳教育の充実」に取り組み、その成果としてリーフレットを作成いたしました。

こちらを御覧ください。→愛知県道徳教育推進会議より提言

平成25・26年度の「思いやりの心を育む道徳教育の在り方」について研究推進していただいた学校の取組をまとめました。

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 愛知県では、平成25・26年度道徳教育支援事業を受け、「思いやりの心を育む道徳教育の在り方」について、研究推進してきました。研究推進していただいた学校の取組をまとめましたので、今後の各学校での取組の参考にしてください。
 詳細はこちらをご覧ください。→研究推進校の取組
 小・中学校で思いやりの心を育む道徳教育在り方の紹介を作成する場合は、こちらをご参考にしてください。→思いやりの心を育む道徳教育の在り方の紹介テンプレート