情報社会の倫理

【刈谷市立小垣江東小学校】 情報モラル教育実践

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 6月23日(土)に、3年生から6年生までの児童と保護者を対象に、「親子で聴く講演会」を開催しました。今年度のテーマは、「情報モラル教室〜スマホ・ネット(SNS)利用の危険性を知る」でした。
 まず「病気として認知されたゲーム依存」について、動画を見ながら話を聴きました。「課金システム」のわなにはまってしまった子供が、うそをついたり、ごまかしをしたりする中で、健康をむしばんでしまうような状態に陥っていく過程からは、「ゲーム依存」の恐ろしさが伝わってきました。
 また、これまでの最新の研究による科学的なデータを基にした、スマートフォンが引き起こす「学力破壊」「脳からの資源流出」の話の内容は、とても衝撃的なものでした。
 最後に教えていただいたのは、各家庭でスマートフォンを持たせる約束事として、「スマートフォンを使うときのルールを、子供だけでなく大人も守ります」という項目を必ず入れなければならないということです。ママがスマートフォンばかり見ていて、自分を見てくれない男の子の気持ちを表した「ママのスマホになりたい」という絵本を基にしたお話からは、まずはスマートフォンの使い方について大人が変わらなければならないということを痛切に感じました。
 講演会を聴いた子供たちは、「私は無料通信アプリをやっていますが、これからは、相手の気持ちを考えて送りたいです」「ご飯を食べるときは、家族と目を合わせながら楽しく食べたいと思いました」「スマホやゲームをやり過ぎると学習したことを忘れるということを聞いて、ぼくはゲームの時間をもっと減らそうと思いました」などの感想をもちました。
 今回の講演会は、大人にとっても、子供たちを守るために何ができるかを、改めて考える大変よい機会となりました。

【豊田市立市木小学校】文字だけで気持ちを伝えるメールの使い方を考えよう

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 本校の5年生が、2週にわたって実践した情報モラル教育の実践を紹介します。
 道徳の教科書「生きる力」に掲載されている「知らない間のできごと」と「メールの使い方」の資料を使って、情報モラルについて考えました。本時は、励ますつもりで送ったメールが、本人の思いとは違う伝わり方をしてしまったことから、メールで気持ちを伝えることの難しさを考えようという実践です。
 文字だけが届くことを実感させるために、2枚目の絵から見せました。「試合で失敗したときに『最悪だったね。シュートミスしちゃってさ。次はがんばって』こんなメールが届いたらどんな気持ちになる?」と聞くと、「悲しい」「ひどい」「部活に行きたくなくなる」などの意見が出ました。そこで、実はメールを送った友達は、「今頃喜んでいるだろうな」と思ってるよ。と、4枚目の絵を見せると、子供たちは「えー、何で」と口々に驚きの声をあげました。
 そこで、1枚目の絵を見せながら、友達は励ますつもりだったことを確認し、誤解を招かないメールの文面を考えました。班で意見交流をして、メールの文面を吟味しました。班で作った文を全体で交流して、相手を励ましたいという気持ちが伝わるかどうかを意見交流しました。「『次がんばればいいよ』は、上から目線だからいい表現ではない」「『がんばって』は人事に聞こえるからよくない」「『次は絶対入るよ』は、プレッシャーになるから言わない方がいい」という意見が出ました。逆に「『すごく惜しかったよ。でもすごくいいプレーだったね』は、言われてうれしい」「『失敗は成功のもと。またがんばろう』は、一緒にがんばるって感じがする」といった意見でした。
 最後に「文字で気持ちを伝えるときに気をつけること」を考えさせました。「マイナスな言葉じゃなくて、プラスの言葉を使う」「自分が書いてもらってうれしくなる言葉を使う」「がんばろうとがんばっての違いが分かった」「ざっくり言ったり、省略して言わないようにする」など、自分たちが文字だけが届くメールを送るときに気をつけることを考えることができました。
 今後も、メールやスマートフォンの使い方など、情報モラル教育に継続して取り組んでいきたいと思います。

【豊川市立萩小学校】楽しいコミュニケーションを考えよう

 本校5年生は、コンピューターを使った学習に意欲的に取り組み、ユーチューバーになりたいと考える子供が27%もいて、興味がある子を含めると61%となり半数を超える。ほとんどの子が、PCやタブレット、携帯ゲーム機などを親の許可なく使える状況にある。
 そこで、SNSなどへの写真の投稿について考え、楽しいコミュニケーションとは何なのかを考えることができるよう、本題材を設定した。
 はじめに、アイスブレイクを行い、同じ質問でも感じ方は人それぞれであることに楽しみながら気付かせた。「子供たちに人気のからい料理の定番と言えば」という質問に、カレーと答える子もいれば、「麻婆豆腐」と答える子もいたことを知り、「みんなカレーと答えると思った」など感想を述べる子がいた。
 次に「どのような写真はネットに公開してもよいか」を考えさせるために、「あなたがネットに公開されたらいやな写真はどれか」と問い、寝顔、変顔、自分の部屋、自分の運動中、自分の食事中の写真を掲示した。公開してもよいと思う境界線を考えさせたところ、人によって「いやだな」と感じる写真が違うことに気付いた子が多かった。「仲間ならいい」という意見もあったが、それが仲間以外にデータが渡ったら、問題になることも話合いの中で出たので、ネット上では簡単にコピーされ、拡散することを伝えた。
 さらに、ネットで公開するときのルールを話し合うことで、ネットの特性を考え、写真の公開を慎重に行わなければならないことを確認した。
 最後に、SNSで実際にトラブルになりそうなメールの会話をもとに、相手の表情や雰囲気がわからないことから、受け取り方の違いについて話し合った。そこで、「相手が冗談で言っているのか、本気で言っているのかがわからなかった」などの意見もあり、トラブルを回避するためには、コミュニケーションを十分にとる必要があることを学ぶことができた。

【岡崎市立常磐南小学校】どうしたらメールのトラブルをふせげるのかな

 現在、子供たちはネットワークにつないだ機器に触れる機会が多い。自分用の携帯電話やスマートフォンを持っている児童は少ないが、保護者のものを借りている児童はとても多い。保護者が現在使っていないスマートフォンをWi-fiにつなげて、ゲームやメールを行っている児童が多かった。
 そこで、メールによるトラブルを理解し、防ぐ術を学習する機会は重要であると考えた。「NHKschoolの時々迷々」から「声なきメッセージ」のビデオ教材を視聴した。そこでは、メールを使ったトラブルが起きており、子供たちも熱心に見ていた。
 担任が「どうしてメールはトラブルになりやすいのかな」と問い、グループ活動で話し合うと
・顔が見られないから
・冗談で言っているのかわからないから
・きつい言葉をつかっているから
・あまり考えないで送っているから
・友達同士で連絡をまわしたりするから
と答えた。
 その後、「どうしたらトラブルを防ぐことができるのかな」と問うと
・送る前にもう一度確認する
・誤解されるような言葉を使わない
・悪口を書かない
・画像を勝手に載せない
・必要なこと以外書かない
と答えた。
 最後に、「みんなは、今後メールは使いますか」という問いに対して児童のワークシートから
・「今後、私は携帯電話を使う機会があると思います。今日の授業からメールには気を付けないといけないことがたくさんあることを学びました。自分がよいと思っても誤解されたり、おこらせてしまうことがあるので、文章を確認することが大事だと思いました」という記述があり、考えが深まったことが確認することができた。

【愛西市立佐屋小学校】情報モラル教室「e−ネット安心講座」

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 本校では、6月10日(日)の「親子ふれあい学級」のときに、5・6年生とその保護者を対象に「情報モラル教室」を行いました。e−ネットキャラバンから講師の方をお招きし、スマホや携帯電話などの情報端末の正しい使い方を教えていただきました。
 まずは、スマホや携帯電話が、便利なものである具体例を聞きました。講師の先生が佐屋小学校まで来るのに、インターネットを使えば簡単に経路を調べることができたこと、佐屋小学校がどんな学校かもインターネットからすぐに情報を手に入れられたことを話していただきました。
 その後、インターネットには、以下のような様々な危険が潜んでいること教えていただきました。
 1 ネット依存
 2 ネットいじめ
 3 誘い出し、なりすまし
 4 個人情報の漏えい
 5 ネット詐欺
 6 チェーンメール
 7 著作権・肖像権のトラブル
 ネット依存は、今や一つの病気として認識されているそうです。依存とまではいかなくても、友達からの無料通信アプリやメールにすぐ返事をしなくてはいけないと感じたり、返信をやめるタイミングがわからず返信し続けたりすることは、よくある事例だと聞きました。また、気軽に写真を撮ってインターネット上に公開したことで、肖像権のトラブルになることも多いそうです。インターネット上に出てしまった写真は、いつまでも残ってしまうことから、知らなかったでは済まされないことや、インターネット上に上げるときは、本人の了解を得ることを学びました。
 最後に、講師の先生から児童と保護者に向けてお願いがありました。児童には「心にすきをつくらないこと」、保護者に対しては「子供と一緒にルールを決めること」「フィルタリングをしてもらうこと」です。
 親子で、インターネットの使い方について考える、よい機会となりました。

【江南市立古知野西小学校】防犯教室

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 本校では、毎年、江南警察署生活安全課の職員の方をお招きして、「防犯教室」を行っています。
 昨年度は、「セルフディフェンス−守ろう自分のいのち・ネットモラル教室」と題して行いました。
 スマートフォンやパソコンを利用する人の低年齢化が進み、小学生がネット問題にまきこまれるケースが増えてきている中、ネットの危険性を知り、安心・安全に使うことを学ぶ会となりました。
 毎年継続して開催するとともに、保護者の参加も募るなど、児童だけでなく、家庭・学校が連携して家庭での情報モラルを高めていければと考えています。

【豊橋市立中野小学校】スマホって必要?必要じゃない?

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 4年生の児童を対象に、スマートフォンの使い方についての情報モラルの授業を行いました。事前に行ったアンケートでは、自分専用のスマートフォンやタブレットを持っていると回答した児童が3割、家族の人の機器を使っている児童が6割いることが分かりました。ほとんど毎日使っている児童が4割、週2、3日使っている児童が3割いることも分かり、子供たちにとってスマートフォンがとても身近な存在になっていることがうかがえました。
 そこで、本時ではアンケートの結果を見せた後に、「小学生にスマホは必要だろうか」というテーマで話合いを行いました。「必要ない」と考える児童からは、「スマホがなくても遊べる」「もっと大きくなってからでよい」という意見が出されました。それに対して「必要だ」と考える児童からは、「スマホがないと暇になってしまう」「家族の人が家にいないときに退屈」といった意見が出され、必要ない派と話合いが白熱しました。すると、必要派の中でも、家族の人と時間を決めて適度にゲームを楽しんでいる児童とルールを決めずに遊んでいる児童が二分していることが分かり、「ゲームをするのはだめじゃないけど、時間やルールを決めていないのはだめだよね」という意見でまとまりました。振り返りでは「今までは、何となく遊んでしまっていたけれど、時間を家族の人としっかり決めてゲームをしたいです。」といった意見が出され、有意義な時間になりました。

【津島市立神守中学校】 情報の記録性・公開性の重大さ

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 6月11日(月)全校集会の時間に「情報の記録性・公開性の重大さ」に関する講話を行いました。最近は、SNS等を用いて様々な情報をインターネット上に公開することが容易になりました。その一方で、インターネット上への安易な投稿が自分や他人にどのような影響を与えるかをよく考えず、不適切な投稿をしてしまいトラブルになることが本校の生徒においてもしばしばみられます。講話の中では、肖像権等のプライバシーの権利や、発信した情報は一度コピーされてしまうと完全に削除することが難しいことなどの話をしました。
 生徒は、映像を見ながら、それぞれの事例に対して、何が問題点でどう対処すればよいかなどを考えながらプリントにまとめました。講話後の生徒の感想からは、「個人情報の取扱いはこれまで以上に気を付けていきたい。」「相手のことを考えて、情報のやり取りをする。」等の意見や考えを聞くことができました。
 インターネットを利用する際に情報を発信してよいかどうか考え、ルールとマナーを遵守する態度を養うよい機会となりました。

【一宮市立大和西小学校】児童の手によるウェブサイトの作成

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 本校では、情報教育の一環として、情報モラルの指導を学年に応じて行っています。特に大切なルールやマナーは、次の六つです。
 一つ目は、人を傷つけない。二つ目は、知らない人に自分の情報を教えない。三つ目は、サイトを通じて知らない人と会わない。四つ目は、人のパスワードを勝手に使わない、教えない。五つ目は、困ったことがあったら、すぐ家の人や学校の先生に相談する。六つ目は、フィルタリングを活用するなどして、悪質なサイトを利用しない。
 本校のウェブサイトには、児童が作成するカテゴリーがあります。「気になるニュース」「今日の給食」の二つの内容について、6年生の児童が、情報モラルに気をつけ、自分たちの思いを表現しています。
 それぞれの学年で実態や発達段階に応じて、学習を積み上げながら、たくさんの情報から選択し、上手に活用できる子供を育てていきたいと思います。

【豊川市立一宮東部小学校】自分や相手を大切にする情報モラル教育

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 本校では毎年、6年生の児童を対象にインターネットの正しい利用の仕方を学ぶことをねらいとして、外部講師を招いて親子でインターネットの利用について学ぶ講習会を設けています。スマートフォンを利用し始めたり、タブレット型PC、家庭用ゲーム機の通信機能を使ったりしてメッセージのやり取りを多くの子が経験していますが、誤った利用の仕方をするとどうなるのか知らない子もいます。
 講習会では、友達とのメッセージアプリを介した問題、顔を知らない人とインターネットでつながって起きた問題など、実際に起きた事例を聞きました。子供たちは、自分に照らし合わせて考え、正しい利用を心がけようという意識が高まりました。
 また、道徳科の時間では、「私たちの道徳」に掲載されている「相手に思いを伝えたはずなのに」を活用して自分や相手を大切にする情報モラル教育を行っています。どうして本当の思いが伝わらないのか子供たちはすぐに気がつくことができますが、更に相手のことを思ってどうやって伝えたらよいのか、メッセージアプリで誤解を招くような文章を送ってしまったらどうすればよいのかを話し合いました。子供たちは、「一度送ったものは消えないから余計なことは書かない。」「思いを伝えるなら相手と直接話した方がよい。」など、相手のことを考えてメッセージを送ることの大切さに気がつくことができました。
 今後もこうした取組を継続して実施していくとともに、年間を通して計画的に情報モラル教育を行っていくことで、自分や相手を大切にする子を育んでいきたいです。
情報モラル教育実践