学校での話

【春日井市立出川小学校】 もくもくそうじ

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 本校は、開校12年目で新しく、校舎がきれいな学校です。開校当時の子供たちは、自分たちの使っている教室や廊下を、きれいにしようとする意識は低く、話をしたり、ふざけ合ったりしながらそうじをする児童が多くいました。
 そこで考えたのが「もくもくそうじ」という名称の活動です。「もくもくそうじ」とは、「黙々と集中して清掃をすること」で、全校児童が主体的に学校をきれいにすることが目的です。
 この活動を続けていく中で、子供たちが自然と「もくもくそうじだよ」と声をかけ合って掃除をする姿が、見られるようになりました。今では、廊下を並んで歩くときや、給食の準備中などの場面でも、「もくもくだよ」と声が聞こえてきます。
 今後も、子供たちから学校生活の様々な場面で、主体的に「もくもく○○○」という言葉で、学校をよくする活動として広がっていくことを期待しています。

【蒲郡市立塩津小学校】名人はすごい!

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 本校では、「地域の名人に学ぶ」学習を行っています。地域の方の豊かな経験や知恵、技術に触れながら学習しています。体験活動を通して、「つくる」「育てる」ことの苦労や喜びを実感するとともに、「出会い」「ふれあい」から地域の方への尊敬の気持ちや、豊かな心を育てることをねらいとして活動に取り組んでいます。

○1・2年生『スイカ名人』
 スイカ名人に教えてもらって、スイカをそだてたよ。はじめてでどうやってそだてるのかわからなかったけれど、ひりょうをうめたり、つるを切ったりすることを教えてもらって、スイカをそだてるのが楽しくなってきたよ。スイカが大きくなって、名人とスイカわりをして楽しかったよ。

○3年生『塩づくり名人』
 塩づくり名人は、塩について何でも知っているすごい人です。塩やきでは、火にかけて塩水をにていきます。「塩は、ぶくぶくしているときに火を止めないと、にがくなる」と教えてくれました。できたてほやほやの塩を少しなめたら、しょっぱかったです。たくさんの塩が取れてうれしかったです。

○5年生『米づくり名人』
 初めての田植体験では、名人の見本を見たとき、かん単に見えました。でも、実際にやってみると、足が深くまで入って動きにくくて大変でした。「苗を3〜5本くらい持って、指先を使って植えるといいよ」と、コツをていねいに教えてもらい、米作りの大変さと楽しさを知りました。

【豊橋市立南部中学校】 小さなこころくばり

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 ある日の朝のことでした。私は、登校する生徒に朝のあいさつをしようと、昇降口へ向かいました。足元に目を向けると、床が砂だらけになっています。前日は天候が悪く、地面が湿っていたせいで昇降口が汚れてしまったのです。
 ふと、顔をあげると、その砂をほうきで掃いている生徒がいました。私は、「ありがとう」と声をかけました。その生徒は、「だって、ざらざらしていたらみんな嫌じゃないですか。だからやるんです」と返してきました。「ざらざらしていたら嫌」は、誰もが思っていることだと思います。しかし、それを解消するために行動に移すことは、なかなかできません。「掃除なんて面倒くさい」「いい子ぶっていると思われそう」など、いろいろな理由があります。思春期の中学生には、よいと思ったことをそのまま行動に移すことができない不器用さがあります。そんな中、「みんなも嫌だと思うから」という理由で行動できるこの生徒の素直さと、周りに対するこころくばりに、私はとても感動しました。
 南部中学校では、こうした生徒の頑張りを、生徒同士で認め合う雰囲気を大切にしています。全校で取り組んでいる感謝の気持ちを伝える『ありがとうカード』には、ほうきで掃いていた生徒に、お礼のメッセージを書く生徒もいました。生徒同士で、互いのことを認め合い、感謝し合うことで、温かい学校づくりをこれからも目指していきます。

【南知多町立篠島中学校】 篠島サミット

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 9月に開催した学校祭では、「篠島サミット」を行いました。篠島小学校の5、6年生と地域の方々も参加し、篠島の将来について話し合いました。
 この「篠島サミット」に向け、総合的な学習の時間等に、篠島のよさや問題点を考えました。その中で、「今のままでは、皆が島から出て行ってしまうのではないか」「観光客を増やすためには、どうしたらよいのだろうか」など、生徒の切実な思いが表れました。そこで、それぞれの学級で問題の解決策を話し合い、学級としての考えをまとめました。
 当日は、最初に、学級で話し合ったことを発表し合いました。その後、四つのグループに分かれ、学年の異なる児童・生徒や地域の方々とともに、互いの発表を聞いて考えたことや感じたことを伝え合いました。ある生徒は、「私は島の美しい自然を壊したくない。でも、島の人口や観光客が減るのは困るから、自然を生かした取組には賛成です」と発言しました。この生徒のように、郷土愛が感じられる発言が多くありました。また、地域の方々の話からは、「持続可能」という視点をもつことの大切さが分かりました。
 今回の「篠島サミット」を通して、生徒一人一人が篠島の将来に対して、「こうあってほしい」「こうしたい」という願いをもちました。また、地域の方々と思いを共有することができました。来年度は、生徒たちの願いや思いを実現するための学習に発展させたいです。
 今年度、総合的な学習の時間に、3年生が篠島のよさを伝えるためのCMの作り方を学びました。その経験を1、2年生が受け継ぎ、実際に情報を発信する取組につなげることができたらと思います。そのために、生徒たちのメディアリテラシーを高めるための学習を計画したいと考えています。

【瀬戸市立南山中学校】美しく保つ生徒たち

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 先日、掃除の時間に学校を訪れたお客様から、「今日は、特別な掃除の日ですか?」と尋ねられました。その日は通常日課で、大掃除でも特別な掃除を行う日でもありませんでした。不思議に思いながら、通常の清掃の日であることをお伝えしたところ、そのお客様が「通りがかった廊下の掃除をしている生徒が、四つんばいになって一生懸命に床を磨いていたから」と教えてくださいました。
 確かに、本校の掃除の時間には、床を一生懸命に磨く生徒をたくさん見ることができます。廊下や階段、教室だけではなく、コンクリート打ちの渡り廊下でさえ一生懸命雑巾で磨く姿を見ることができます。床だけではなく、掃き掃除や窓拭き、トイレ掃除、除草作業など、一生懸命に取り組む生徒が多い学校です。そのおかげか、校舎の一番古い部分は、60年近くたっているにもかかわらず、美しく保たれているように感じます。
 「美しい心は美しい場所で育つ」美しい場所とは、新しくピカピカな場所だけではないと思います。その場所を美しく保とうとする人がいる場所が、美しい場所なのではないでしょうか。南山中学校では、これからも美しい場所を保とうとする生徒の育成を目指していきます。

【愛西市立北河田小学校】「相手の立場に立って」―車いす体験を通して―

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 10月30日(火)に、「福祉実践教室」を開催しました。3年生から6年生までが、「ガイドヘルプ」「車いす体験」「点字」「認知症」について学習しました。その中で4年生は、「車いす体験」を行いました。講師の説明を聞いて体験を始めたところ、「楽しい!でも自分で動かすのはちょっと難しい」などと話していましたが、体験が終わるころには違う感想をもっていました。「押してもらうときに、急に動き出すとびっくりして怖かった。でも、『押すよ』と声をかけてもらうと安心しました」「段差を越えるときは、前のタイヤが上がるので怖かったけれど、後ろの人を信頼して背中を背もたれに付けていると、簡単に段差が越えられました」「自分が車いすを押す番になったら、『押しますよ』と声をかけて、優しく出発しようと思いました」
 このように車いすを押す側、押される側の両方を体験することで、感想に変化が表れたようです。講師から「みんなの顔や身長や得意なことなどそれぞれ違いがあるよね。その違いを認め合って相手のことも考えられる人になれるといいね」とメッセージをいただき、深くうなずく児童の姿が印象に残りました。

【岡崎市立夏山小学校】 なかま班活動

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 本校は、山あいの緑あふれる中にたたずむ学校です。全校児童19名の小規模校ではありますが、毎日、子供たちの元気な声が、教室から運動場から聞こえてきます。
 本校の教育活動の特色として、「なかま班活動」があります。全校を縦割りにして班をつくり、清掃活動やレクリエーション活動を行っています。4月に「なかま班開き」が行われ、活動がスタートします。少人数ですので、お互いのことを知っていますが、高学年の5・6年生が、班活動をリードして、掃除の分担などを決めます。6年生が低学年の子に掃除の仕方を教え、二人で机を運んだり、水拭きをしたりして、仲よく取り組む姿が見られます。
 「なかま班活動」の中で、一番盛り上がるのが、レクリエーション活動です。リレーでは、足の速い子が長い距離を走るようにバトンパスの方法を工夫したり、カルタとりでは、素早く取るコツを教え合ったりして、どの班も優勝目指して頑張ります。
 こうした活動を通して、低学年の子は自分にしてもらったことを覚え、高学年になったときには、同じことを行うようになり、「学校の大黒柱」になるための経験を積んでいきます。


【豊田市立元城小学校】元城っ子 三つのステ木

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 本校では、友達のステキなところを伝え合う活動を行っています。子供たちは、花の形にかたどられた「ステ木カード」に、自分の見つけた友達のよい行いを書きます。「ステ木カード」は、昇降口前のステ木に掲示され、全校児童が目にすることができます。「がんばりのステ木」「やさしさと思いやりのステ木」「あいさつのステ木」という三本のステ木は、毎年たくさんの花を咲かせます。
 何年も継続しているこの活動に、この10月から新たな取組が加わりました。「ステ木カード」を3枚書いた子に、「We love元城」シールを渡すというものです。ステ木の活動が定着し、書かれた内容を昼の放送で紹介することも当たり前のようになっています。マンネリ化を感じた企画委員会が、全校のみんなに素敵な行いをよりたくさん見つけて書いてほしいという思いで提案しました。そのおかげで、意欲的に友達のよい行いを「ステ木カード」に書く子が増え、ステ木の花が色とりどりに咲き誇っています。もらったシールを連絡帳に並べて貼り、子供たちはうれしそうな表情を浮かべています。友達のよさに目を向けることの大切さを実感しているようでした。この活動がより一層元城っ子の心を豊かにする活動となることを願っています。

【南知多町立豊浜中学校】福祉実践教室での学び

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 豊浜中学校では、毎年「福祉実践教室」を行っています。今年度は10月25日(木)に開催しました。
 はじめに、講義1として、全校生徒が、聴覚障がいのある方からお話を聞きました。「普通ってなんだろう?」という問いかけに、生徒は真剣に頭を悩ませ、考えている様子がありました。
 その後、講義2として、学年ごとにコースに分かれて活動を行いました。1年生の認知症サポーターコースでは、「認知症」と「もの忘れ」の違いについてのお話を聞いたり、グループごとに協議をしたりして、認知症への理解を深めました。2年生の手話コースでは、事前に考えた質問に答えていただいたり、ジェスチャーゲームや、簡単な手話を学んだりしました。3年生のガイドヘルプコースでは、アイマスクをして、目が見えない状況を体験したり、障害物のあるコースを安全に誘導したりする体験をしました。
 今回の「福祉実践教室」を通して、障がいのある方への理解を深めることができました。生徒の振り返りには「支え合うことの大切さが分かった」「障がいをもっている人に対するイメージが変わった」「困っている人がいたら自分から声をかけられるようになりたい」という意見が多くありました。
 今後は、道徳の授業でも思いやりについて考えを深めたり、総合的な学習の時間で老人ホームを訪問したりして、福祉に関する理解を更に深めていきたいと思います。

【豊明市立舘小学校】わんぱく活動

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 本校では、1年生と6年生、2年生と4年生、3年生と5年生がペア学年となります。1年1組と6年2組というようにペア学級も決まっており、ペア学級での活動を「わんぱく活動」と呼んでいます。上学年は、下学年のことを考えながら活動内容を企画運営することで、自己有用感をもてるようになり、下学年は、上学年に協力して活動する中で、安心して学校生活を送ることができ、感謝の気持ちが育ちます。
 1年生と6年生の活動としては、「ペア会食」「ペア遊び」「ペア清掃」などがあります。毎日の活動としては、ペア清掃があります。1年生の教室に6年生が来たり、特別教室や階段廊下の清掃を一緒に行ったりします。6年生は、1年生に掃除の仕方を教えながら、一緒に清掃をしていきます。1年生の児童たちは、6年生と一緒に活動できることがうれしくて、毎日、清掃の時間になると急いで出かけていきます。「6年生はやさしいよ」「掃除の仕方を教えてくれるよ」「上手にできないと、手伝ってくれるよ」という声が聞こえます。6年生の児童たちも、1年生をとてもかわいがり、清掃が終わっても、昼の休み時間に一緒に遊んでくれたり、また、週に一度、長い休み時間に、1年生と6年生が一緒に遊ぶ会があり、タイヤ跳びをしながらジャンケンをしたり、おにごっこをしたりして遊んでいます。「6年生は、勝ってもゆっくり進んで待っていてくれたよ」「楽しかったよ。もう1回やりたいよ」という1年生の声が聞かれました。行事の予備日などお弁当を持ってきたときには、一緒にお弁当を食べます。
 また、12月には、「わんぱくチャレンジ祭り」といって、4年生以上の学年が学級三つずつゲームを考え、1年生から3年生を遊ばせてくれるという行事を行っています。そのときには、1年生はペア学級の6年生に手をつないで案内してもらいながら、ゲームを楽しむことになります。
 年間を通して交流することで、互いの結び付きが強くなり、学年の壁を越えたよい関係づくりにつながっています。
ちょっといい話