学校での話

【小牧市立陶小学校】 やさしさのバトン

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 本校は、校区が広く、遠くから時間をかけて通ってくる児童がたくさんいます。さらに、児童数が少なく、わずかな人数だけで登下校する地域があります。体の小さい低学年の子供たちにとっては、登下校の道のりはとても長く感じられることでしょう。
 ある日の下校中の出来事です。その日は、1年生と2年生だけで下校する日でした。2年生の女の子一人と1年生三人で下校していました。その道中で1年生の一人が坂道で転んでしまいました。そして泣きながら、その場に座り込んでしまったのです。そこは、まだ通学路の道半ば。家までは、まだ距離がありました。そのときです。2年生の女の子が、とっさに「おんぶしてあげる」と声をかけたのです。さらに、他の1年生も「私がランドセルを持ってあげる」と言って、手を差し出しました。その後も、「だいじょうぶ?」と声を掛け合いながら、ようやく下校することができたそうです。
 翌日。この出来事を1年生から聞きました。2年生の子供たちに紹介すると、おんぶをした女の子は、大きな拍手を受け、少し照れくさそうな表情を見せていました。また、女の子の母親に、この出来事について電話で伝えました。すると、母親から「実は、あの子が1年生のときに、6年生におんぶしてもらったことがあるんですよ。きっと、それを覚えていて」とおっしゃっていました。
 2年生の女の子は決して大きな子ではなく、転んでしまった1年生とそれほど背丈は変わりません。それでも、自分がおんぶをしてもらった経験を思い出し、女の子を必死に助けようとした行動に、心温まりました。これからも、子供同士で「やさしさのバトン」を受け継いでいってくれることを願っています。

【知多市立南粕谷小学校】ボッチャの体験を通して

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 「すごい!またぴったりだ!」
 車いすを器用に乗りこなして、転がした球を、ジャックボールと呼ばれる目標球に正確に寄せていく。それと同時に、日本代表選手の方と対戦する子供たちの声が体育館に響きました。
 12月19日、本校の6年生が、重度障害者の方も手軽にできるユニバーサルスポーツである「ボッチャ」を体験しました。ボッチャのパラリンピック日本代表選手の方に本校に来ていただき、ボッチャの対戦をしました。代表選手の方は、障害のため手を使わずに、ヘルメットについた棒で目標球目がけて球を転がしていきます。吸い付くように目標球へとくっつき、圧巻のプレーを見せていただいた子供たちは、驚きと憧れの表情を浮かべていました。
 さらに講演の中で「1%の可能性がある限り、障害があっても挑戦する」という熱い思いを子供たちに語ってくださり、困難な道のりも諦めないことが大切だということを教えてくださいました。
 ボッチャというスポーツを通して障害がある方と触れ合い、子供たちの広い視野を養うことができた素敵な経験となりました。

【豊橋市立植田小学校】朝のあいさつ運動

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 本校では、6年生の児童が中心となって、毎朝10分程度の「あいさつ運動」をしています。去年の6年生が、「あいさつ運動」に取り組んでいる姿を見て、「自分たちが6年生になったら、引き継いでいきたい」と、今年も活動に取り組むことになりました。
 登校した児童から東門と南門に分かれて整列。それが、植田小の朝の名物「あいさつ花道」となります。夏の暑い日も、冬の寒い日も。雨の日、風の強い日も。児童は「まじめ・力いっぱい」に、「あいさつ運動」に取り組んでいます。
 あいさつする人も、される人も朝から元気のよい声が出ています。「元気よくあいさつして、元気のよいあいさつが返ってくるとうれしい」「あいさつ運動をするようになって、人前で大きな声を出すことが恥ずかしくなくなった」という児童もいます。植田小学校には、校内で出会った先生がたやお客さんに元気よく「おはようございます」「こんにちは」とあいさつをすることができる児童であふれています。植田小学校の元気の源の一つが、この「あいさつ運動」なのです。

【弥富市立白鳥小学校】 自助・共助(合同避難訓練)

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 本校では、12月に大地震発生を想定した避難訓練を、近隣の保育園と合同で行いました。保育園児は、津波からの避難として、保育園から本校へ来て、屋上に一緒に上りました。地震は、いつ、どこで、どのような形で起こるかわかりません。いろいろなケースを想定した訓練を行い、災害に備えた行動を身に付けることはとても重要です。
 自分自身がしっかりと自分を支える「自助」、そして、共に支え合う「共助」。保育園児は、緊張した面持ちでお兄さん、お姉さんの手をしっかりと握っていました。その小さな手をがっちりと握り、「怖くないよ」「階段は大丈夫だよ」と、行動を見守り優しく声をかけながら避難訓練をする6年生。いつもに増して頼もしさが伝わってきました。そして、その姿からは「自助・共助」の信頼と優しさがあふれ出ているようでした。合同訓練ならではの大切なことを学ぶことができたと思います。
 訓練の後は、保育園児と5年生は、一緒にレクリエーションをして一層親睦を深めました。緊張感から解放され、楽しい一時となりました。その後、にこにこと手をつないで保育園に帰りました。「ありがとう。お兄ちゃん」「さようなら。早く入学してきてね。待ってるよ」別れ際には、にこやかな笑顔の交流が見られました。来年の春の入学を楽しみに待っています。   

【西尾市立三和小学校】 三和しぐさ

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 三和小学校には、みんなが笑顔になるために、児童会が中心となって考えた『三和しぐさ』という取組があります。
 『三和しぐさ』とは、「1.始まりはあいさつ」(自分からあいさつをすること)「2.後ろぬぎ」(靴やのスリッパをそろえること)「3.他人知らず」(他の人に迷惑をかけないこと)「4.言い方禁物」(友達がきずつく言葉を使わないこと)「5.時間どろぼう」(自分勝手な行動で人の大切な時間をとらないこと…時間を守る)の五つです。
 この『三和しぐさ』に関する取組の一つに、「児童会の日」の活動があります。毎月14・15日を「児童会の日」とし、児童会役員が中心となって、昇降口で朝のあいさつ運動を行っています。昇降口には子供たちの笑顔とあいさつの花が咲きます。
 この『三和しぐさ』を日頃から意識することで、10月に行われた研究発表会における参観された方々への元気なあいさつ、5年生の自然学習、6年生の修学旅行中での明るいあいさつ、宿舎や旅館での靴やスリッパの整とんなど、様々な場面での三和っ子たちのさりげない『三和しぐさ』につながっています。

【豊田市立道慈小学校】 輝く!道慈っ子

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 本校では、「時間・あいさつ・よい行い」を道慈小の合い言葉とし、学校生活を送っています。時間を守り、元気なあいさつができ、人のために、自分のために頑張ることのできる道慈っ子を目指しています。
 「よい行い」では、特に互いのよさを認め合う活動として、『輝く!道慈っ子』の取組を大切にしています。この取組は、子供たち同士で感謝の言葉や頑張りを認める言葉をカードに書き、昇降口にある掲示板に掲示していくものです。この取組は児童だけでなく、教師も参加しています。全校児童42名と教師たちで、多い月は約150枚、年間で約1000枚のカードを書きます。
 「輝く!道慈っ子」のカードには、友達同士で「サッカーが上手だね」「絵がうまいね」などのその子を褒める言葉や、「一輪車の練習を頑張っているね」「授業中、たくさん手を挙げて発表していたね」などの頑張りを認める言葉が書かれます。また、上級生から下級生に「いつも笑顔で挨拶をしてくれてありがとう。とても気持ちがよいです」「登下校は大変だけど、重い荷物も頑張って自分で持ってえらいね」などの下級生の成長をたたえる言葉が書かれます。下級生から上級生には「困っているとき優しく教えてくれてありがとう」「一緒におしゃべりや遊ぶのがとても楽しいです」などの感謝の言葉が書かれます。「輝く!道慈っ子」の取組は、同じ学年の友達だけでなく、異学年交流の役割も担っています。
 これからも、「輝く!道慈っ子」の取組を通して、日常の何げない児童のよさを全校に広めていき、一人一人が輝ける道慈っ子になれるよう取組を続けていきたいと思います。

【犬山市立東小学校】ハートフル集会

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 本校では、人権週間に「ハートフル集会」を行っています。本年度は、12月7日に行いました。
 はじめに、各学級の代表児童が、感謝の気持ちを込めた「ありがとうの標語」を発表しました。いくつかの標語を紹介します。
 「ありがとう 家族みんなが やさしいね」
 「感謝です 見守ってくれて ありがとう」
 「ありがとう 人の心をひらく 大切な言葉」
 次に、「ともだちはいいもんだ」の歌を、全校児童で合唱しました。
 その後、先生方が「心あたたまる詩」の朗読をしました。読み聞かせのボランティアでお世話になっている方から推薦していただいた、生きることや認め合うことなどをテーマにした詩を、何人かの先生が児童の前で朗読しました。詩の中には、全校児童と一緒にリズムよく音読できるものもあり、児童が楽しく声を出す場面もありました。
 最後に、校長先生から、人権に関する話をしていただきました。寒い時期ではありましたが、みんなの心がほんわかと温かくなるような、よい会になりました。

【大治町立大治西小学校】3年生は小さなリーダー

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 本校では、毎年7月に「西っ子夏祭り」を行っています。縦割りのグループ「スマイル班」がそれぞれゲームを考えて、教室や運動場、体育館などでお店を開き、遊びに来る児童を楽しくもてなす行事です。
 スマイル班の6年生と担当の教員が一緒にゲームを考えます。6年生のリーダーの指示の下、スマイル班全員で準備を進めます。
 当日、4年生以上はお店の運営をします。3年生は1・2年生を連れて計画を立てた順にいろいろなお店を回ります。
 3年生は、汗をびっしょりかきながらも、同じグループの1・2年生がしっかりついてきているか、何度も振り向きながら廊下を歩いていきます。目的のお店に着いたらどこに並べばよいか教えます。1・2年生のリーダーとして一生懸命です。きっと去年までお兄さんやお姉さんにこうやって同じように連れてきてもらっていたのでしょう。そして、いよいよ自分たちがリーダーとして1・2年生を引っ張る番だと思っているようです。
 終わってから3年生にインタビューしてみました。「どうだった?ちゃんとリーダーとしてやれた?」すると、「1・2年生が、ちゃんとついてきてくれた」という答えが返ってきました。その表情は達成感と充実感にあふれていました。
 このようにして本校では、上級生からのバトンの受渡しが行われています。

【一宮市立今伊勢西小学校】人権週間 〜ありがとうレター〜

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 人権週間の間、児童会役員が「校内にもっと『ありがとう』の気持ちを増やしたい」という思いで、ふだんは意見箱として使っているものを「ありがとうBOX」として設置しました。
 今年の人権週間は、各クラスで人権スローガンを決めました。それを掲示し、その下にありがとうレターを掲示しました。
 人権週間だけでなく、いつでも素直に「ありがとう」の気持ちを伝えられる子になってほしいと思います。そして、互いを思いやり、認め合える子になってほしいと願っています。

【豊明市立沓掛中学校】朝の「瞑想の時間」の取組について

 沓掛中学校では、始業の8時20分から「瞑想の時間」を取り入れています。各学級では、チャイムが鳴った後に、姿勢を正し、目を閉じて放送が流れるのを待ちます。原稿を読む担当の生徒は事前に決めておき、毎日放送室から教員が作成した原稿を読みます。
 「瞑想の時間」を取り入れている目的は、落ち着いた雰囲気、精神状態で1日をスタートさせるためです。BGMは心が和むものとし、原稿を読む生徒は、穏やかにゆっくりと話すように心掛けています。話の内容は様々で、歴史上の人物、偉人、現在の学校の様子、社会情勢、災害のことなど多岐にわたります。生徒からは、「瞑想の話が楽しみです」「瞑想で出てきた話を家の人からも聞いたことがあります」「放送をしてくれている人の声を聴いていると心が落ち着いてきます」などの感想がありました。教員からは、「瞑想のおかげで1日が落ち着いてスタートできる」「連絡事項や朝のSTがスムーズに行える」などの意見が挙がっています。
 甲子園で活躍し、大阪桐蔭高校の春夏連覇に大きく貢献した、根尾昂選手についての話を聞いた後には、清掃活動や学習により一層力を入れて励む生徒の姿が見られました。「僕も将来は根尾選手みたいに活躍したい。そのために毎日野球を頑張っている。だけど、ふだんの生活や学習を比べてみたら、自分は全然だめ。ふだんの過ごし方から変えたい」このように真剣に話をする生徒の姿を見て、日頃から継続的に瞑想を行っていることが、自然と生徒の内面を変化させ、道徳的実践力を高めていたことにとても驚きました。
 今後も、1日を落ち着いてスタートさせること以外にも、生徒の心に響いたり、共感してもらえたりするような内容を精選しながら、継続的に実施していきます。
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