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新潟市立亀田東小学校 平成22年度6年生

総合的な学習の時間「わくわくワーク生き方検索エンジン」:その3『ようこそ 先輩!2』

記念撮影
 新潟アルビレックスBBの平岡コーチ&池田選手から,プロスポーツの世界に生きる厳しさややりがい,夢を学んだ子供たち。
 将来プロスポーツ選手の道に進むのは,ごく少数でしょうが,「スポーツ,体を動かすこと」は一生もの。どんな職業に就こうともそれは同じ。
 スペシャルゲストを招いての「ようこそ先輩!」第二弾のテーマはずばり「音楽」。一見スポーツとは対極にありそうな分野ですが,意外にも共通点が…。
 講師は,2000年に新潟で結成されて以来,進化し続ける素人ロックバンド「月壱バンド」。それぞれに仕事をもちながら,大好きな音楽を通じてメッセージを発信し続けるこのバンド。
 音楽好きのおじさん&おばさんから子供たちは何を学ぶのでしょうか。

(文責;6年 総合担当 土田・鷲尾)

PART.2 音楽を通してメッセージを発信する『月壱バンド』(2010.10.14)

講師 月壱バンドの皆様(ジョン,リッチー,コージー,グレン,ギャランドゥ)

最初はとまどいも
ステージ近くに呼ばれ,立ちあがって駆け寄ったものの,はじめは遠慮がちだった子供たち。
オープニング
次第に自分を忘れ,拳を突き上げ,体を大きく弾ませ楽しむようになりました。
ベースのグレンさん
ベースのグレンさん。もちろん本業は別にもたれています。楽器との出会いは,メンバーの中で一番新しいとか。低音を奏で,支えます。
ドラムのコージーさん
ドラムのコージーさん。大きな体で,これまた大きなドラムを叩く姿は,子供たちからあこがれの的。
神業のキーボード
「わたし,キーボードが見たーい。」ピアノを習っている子は,電子オルガンを巧みに操るジョンさんの傍でライブを楽しみます。ノリノリで体を大きく揺すりながら目に追えないくらいの速さで鍵盤をたたく姿にうっとり。
ギター担当のリッチーさん
バンドのリーダー的存在であるギター担当のリッチーさん。地域で酒屋を営まれています。他学年の総合学習にも,ゲストティーチャートしておいでいただいたこともあるお方です。
ボーカルのギャランドゥさん
ヴォーカルのギャランドゥさん。歳を増すごとに声に伸びが。突き抜ける高音は惚れ惚れします。
キーボード担当のジョンさん
キーボードのジョンさん。東小の子供たちが大好きなジョンさん。子供たちのために伴奏譜を描き下ろしていただいたこともあるほどです。「この6年間で一番盛り上がった。とっても楽しかった。」とおっしゃっておられました。
子供たちにマイクを差し出すパフォーマンス
サプライズで各担任も登場。まずは2組担任神田が,なぜかカエルの帽子をかぶり,「Alright」を熱唱。子供たちも曲に合わせてタオルを振り回しそれに応えます。
フォークギターならぬほうきギター
続いて3組担任鷲尾が,フォークギターならぬほうきギターを抱えて登場。子供たちと共に「宙船」をシャウトします。
ヒデキ!?
最後は学年主任土田が秀樹に扮し登場。ボルテージは最高潮。共に「Y.M.C.A」を踊ります。
子供たちもステージに上がり
アンコールでは子供たちもステージに上がり,再度「Y.M.C.A」で締めくくりました。
ライブ後の記者会見
ライブに続いて記者会見ならぬ,インタビュータイム。
質問に答えるバンドの皆さん
音楽との出会い,月壱バンド結成のエピソード等を熱く語っていただきました。次々と飛び出す質問に,一つ一つに丁寧に答えていただきました。
メモをとる子供たち
黙っていても懸命にメモをとる子供たち。大切なキーワードがたくさん見つかったようです。

「なかなか歌声が響かなくて…」と呟いた教師の一言に,
「誰でも恥ずかしさはあると思うんです。今日私たちが全力でぶつけた音楽に対し,皆さんも全力で応えてくれた。それが嬉しいのです。今日は音楽でしたが,他のことも同じことが言えます。恥ずかしがらずに,思いきって自分の思いを相手に伝えるんです。そうすれば,きっと相手も応えてくれる。それが大切なんです。」
「人間は音楽なしでは生きていけない。自然と体が動くものだし,お風呂場でなら鼻歌を歌ったりもするはず。自分の気持ちに正直になればいいんです。」
と語るバンドの皆様。

「音楽は,人間の人生から切っても切り離せない。生きていく上で絶対必要なもの。」
 …なるほど,スポーツと音楽の大きな共通点を理解した子供たちでした。
 小学校に入学した頃は,口を大きく開けて音程など気にせず大声で歌っていた子供たち。
 しかし,思春期の入り口。恥ずかしさもあり,当時のように自分を出すことができません。(もちろんそれが心の成長ということなのでしょうが)
 そんな自我が芽生えた子供たちの心を大きく開いてくださった月壱バンドの皆様。
 「音楽は全身で楽しむもの。遠慮しなくていいんだよ。これまでも,これからも。」
 確実にそのメッセージは子供たちの心に響いたようです。