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新潟市立亀田東小学校 平成22年度5年生

林間学校2010(2010.7.8)

亀田東小学校では,5年生になると家や学校を離れた施設で,1泊2日の学習活動を行います。大自然に囲まれた宿泊施設で,普段の生活では得られない事柄にチャレンジすることで,協力することの大切さを学ぶとともに,自主自立の精神を養います。

(平成22年度第5学年担任 尾形)

PART.2 第2日目(7/8)野外炊飯・退所チェックに向けた美化活動等

〈朝の寝具整理〉

退所時に厳しいチェックがある自然の家。毛布のたたみ方,向き,ゴミ箱やハンガーの位置等も細かく定められています。合言葉は「使う前より美しく」。過去3年間,先輩たちは,やり直しを求められることなく1回で合格しています。また,自分たちの近隣の小学校も同様であると聞いた子供たち。先輩や同じ学年の仲間ができて,自分たちにできないわけがありません。意地とプライドをかけて徹底的に美化活動を行う子供たちでした。

朝:寝具整理
自然の家は、ホテルや旅館ではありません。眠い目をこすりながら、朝の寝具整理・美化活動に取り組みました。伝統を受け継いでがんばります。
朝:寝具整理
毛布のたたみ方も定められた手順があります。毛布を置く位置も決まっています。まちがえると合格がもらえません。
朝:寝具整理
友達と協力しながら、大きな寝具を丁寧にたたみました。
朝:朝食
生活班での朝食タイムです。普段より多めのご飯でしたが、みんな朝といえども元気!しっかり食べて、次の活動に備えました。

〈野外炊飯〉

一人で火をおこし,野菜をカットし,飯ごうでご飯を炊く。それは11歳の子供たちにとって限りなく不可能に近いこと。しかし,仲間と協力すればその不可能が可能となります。カレーライス作りを通して,仲間と協力することの大切さ,仲間と一つのことをやり遂げる達成感を味わいます。

野外炊飯:所員の説明
野外炊飯について作り方や注意事項の説明を聞きました。話はしばらく続きいくつもの注意事項があり、「自分たちにできるだろうか…。」とちょっぴり不安に。
野外炊飯:野菜切り
不安を振り払うように「よし、はじめるぞ!」と気合いを入れる活動班も。まずは、ジャガイモをはじめとする野菜の皮むきです。家庭科の時間に練習した成果を発揮!
野外炊飯:火おこし
なかなか大きくならない火に悪戦苦闘。うちわで仰いだり、拾ってきた薪や枯れ葉をくべたりして火を大きくしないとご飯もカレーも食べられません。
野外炊飯:鍋を火にかけ…
ようやく、火が大きくなり鍋や飯ごうを火にかけました。今度は、煙で目が痛くなり涙ぽろぽろ。でも、火を消すわけにはいきません。そうこうしているうちに飯ごうから水が吹き出てきました。「ヤッター!!」と歓声が。がぜんやる気がでてきました。おいしいカレーライスにありつけるまでラストスパート!
野外炊飯:もりつけ
ようやく完成したカレーの鍋を囲って盛りつけです。いい匂いがただよい…「早く食べたぁーい。」
野外炊飯:カレーライス完成
カレーライス完成です。ジャガイモやにんじんもきちんと煮えていました。とろみもばっちり!ご飯もおいしく炊けました。お焦げが、こうばしい!飯ごうで炊くご飯ならではです。
野外炊飯:カレーライスおいしいね
夢中でぱくぱくとカレーライスをほおばる子供たちと職員。おかわりもして、鍋の中はほとんどの班が空になりました。
野外炊飯:後片付け
後片付けです。ここでも厳しいチェックが入ります。焦げや洗剤が少しでもついているとやり直しです。次に使う人のことを考えて、丁寧にしっかりと洗いました。

〈退所式〉

楽しかった2日間もあっという間でした。「最初から最後までみなさんは元気いっぱいでした。」と評された子供たち。学校に戻っても,疲れた自分を奮い立たせて,元気よく,さわやかに声を出し続けていました。

退所式:あいさつ
所員にお礼のあいさつ。部屋の清掃と野外炊飯の後片付けどちらも1回で合格した子供たちにお褒めの言葉があり、先輩達から引き継いだ伝統を守ることができたのでした。
退所式:校旗後納
校旗後納。静かに本校の旗が後納され、いよいよ林間学校が終わりに近づいてきました。なごりおしそうに校旗を見つめていました。