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新潟市立亀田東小学校 平成26年度4年生

4年生 社会科学習特集 〜リトルファイヤースクール・浄水場見学・清掃センター見学〜

社会科では「くらしを守る町づくり」「安全なくらしと町づくり」について学習をしてきました。実際に施設を見学したり,仕事を体験したりして「くらしを守る」「安全なくらし」について課題をもち,学習を進めました。今回は4年生が体験・見学した3つの活動について紹介します。

(平成26年度4学年担任 竹内 知佳)

まずは「リトルファイヤースクール」です。6月5日(木)に江南消防署の方々に来ていただき,「消防署員の仕事のこと」「火事から身を守ること」「消火・救助の仕方」について教えていただきました。短い時間でしたが,私たちのくらしを守ってくださる消防の仕事にふれることができました。

消防服って重いんだ!
消火活動に着用する服を実際に身に付けた隊員さんが登場!仕事内容や火事・救急の件数から,消防士としての心構えややりがいまで,丁寧に分かりやすく説明してくださいました。
煙体験、どんな景色が待っている?
煙の中をどうやって進み,避難するのか実際に体験しました。2人一組で手をつなぎ,1人が壁を伝って進みます。
真っ白だ!
実際に部屋の中に入ると,ご覧の通り真っ白。ほとんど見えません。低い姿勢で落ち着いて進むことが大切だと実感しました。
しっかり作るぞ!
こちらはいざという時の担架作り。身近にある竹の棒と毛布で作ります。
火元に向かって,水をかけます!
水消火器を使って,初期消火体験です。消火器の使い方を教わり,火元に向かって勢いよく水を掛けます。
タンク車を見学します
数ある消防車の中から,タンク車を見せていただきました。消火活動をするために,側面に後方に,たくさんの用具や装置が備え付けられていました。一刻も早く消火するために,いろいろな設備が整っていました。

続いては,「飲み水はどこから来るのか」を探ります。6月19日(木)に,信濃川浄水場を見学しました。新潟市の飲み水は信濃川・阿賀野川から取水しているとのこと。どのような手順を経て,飲み水は届くのでしょうか。さあ調査に出発です。

私たちの飲み水はどこから?
建物に入ると,新潟市の浄水場一覧が出ていました。合併して広くなり,複数の浄水場で新潟市の飲み水をまかなっています。
水道水はどれでしょう?
最初に浄水場の仕組みについてお話を聞きました。大きく分けると「沈澱・消毒・濾過」の3つだそうです。その中の一つ「消毒」について,薬品を入れて探す実験をしました。色が変わると消毒されている証拠です。
沈澱池ってどうなっている?
浄水の順番に沿って,施設内を回ります。こちらは沈澱池。だいぶ透き通っている水ですが,池の中には魚が泳いでいました。
この施設は何だろう?
まるで蛇口のような施設を発見!じつはここは「活性炭吸着池」の上。水を日光に当てずに,微生物の力で水をきれいにする施設なのだそうです。
これが濾過池!水がきれいだ!
こちらは濾過池。消毒された後なので,底まで見えるくらい水が透き通っています。水と砂利を使ってこすと,水道水のできあがりです!
高さ53m!
水道水を各家庭に届ける「高架配水塔」です。高さ53mあります!側を通った4年生とくらべると,この高さです!

最後に,私たちのくらしから切っても切れない「ごみの行方」についてです。見学した亀田清掃センターでは,燃やすごみ・燃やさないごみ・粗大ごみについて受け付けています。どのようにして処理されるのでしょうか。7月9日(水)にセンターを訪ねてきました。

清掃センターの仕組みは?
会議室に入ると,前面には,電光掲示で仕組みを示す大きなパネルがありました。この仕組みを見学します!
自動ドアみたい!
まずはごみの搬入ステーションへ。番号が付いた扉の前に,次々に収集車がやってきてごみを投入していきます。
このかたまりは何?
続いてやってきたこちらのコーナー。これ,実は「燃やすごみ」の中に混ざっていた金属のかたまり!びっくりです!改めて「分別は大切」と実感です。
これがゴミピットか!
先ほど収集車から投入されたごみが集まる「ごみピット」。最大4日分のごみをためておけるそうです。
集中管理しているんだね
亀田清掃センターでは,熱した砂を使って,ごみを焼却しているとのこと。その集中管理をしている制御室を見学。たくさんの数字が示されています。
ゴミの行方を見届けます
センターでは,焼却処理を行うときに出る熱を,自家発電や入浴施設に利用したり,灰をできるだけ小さくして埋め立てたりしています。環境に配慮した施設だと言うことを実感です。

今回の体験により,今現在の私たちのくらしが,様々な施設や,それに関わる人の努力によって守られていることに気付くことができました。今後は,少し前の時代の亀田にスポットを当て,どのような移り変わりがあったかを追究していきます。