表示項目はありません。

委員会引き継ぎ〜PART2:5年生,新委員会誕生&4年生募集〜

 6年生は,1年間の自分たちの委員会活動の集大成として,メンバー全員の力を結集し5年生に伝えます。存在意義,活動の成果等,限られた時間の中で自分たちの委員会活動を最大限アピールします。ポスター,劇,カード等そのプレゼンの方法も様々。

 一方プレゼンを受けた5年生は,それぞれの委員会の来年度の活動をイメージして、必要な活動や自分たちのやってみたい活動を精選していきます。そして,そこに自分たちならではのアイデアを加えていきます。

 ちょっぴりユーモアのエッセンスを加えた様々なプレゼン方法、確実な数字などで自分たちの活動の実績を紹介し説得する力,6年生の委員会活動にかける熱い思いを聞き、目の当たりにして、5年生の子供たちは何を学び何を感じたでしょうか?

 「学校をよりよくしてほしい!」そんな思いを引き継いだ5年生。次は、自分たちの番です。ここでは,次期リーダー5年生が,どのようにして自らの力で委員会を立ち上げ,大きく成長していくかを紹介します。

(平成22年度 5年担任 尾形 美穂)

〜新委員会の立ち上げに向けて…(1月12日〜)〜

今までの委員会活動は…
6年生の委員会プレゼンを見る前に、6年生から「しっかり!」「がんばれ!」と来年度に向けて叱咤激励を受けた5年生。自分たちの今までの委員会活動の反省をそれぞれで話し合い、画用紙にまとめました。それを学年掲示板にはり、気持ちを新たにしました。
来年度のリーダー候補アピール
いよいよ来年度に向けて、来年度のリーダーとして立候補者が、名乗りを上げました。亀田東小学校児童会は全部で13委員会です。委員長副委員長あわせて26名が、みんなの投票で選ばれるわけです。その枠に、40名近くが立候補しました。
来年度リーダー候補アピール
同じ5年生に、「自分が委員長になったらこんな企画をしたい!」マニフェストと意気ごみを30秒でアピール。30秒でおさまらない場合は、そこで切られます。自分の言いたいことを時間内にまとめることもリーダーとしての資質です。
来年度リーダー候補アピール
それぞれのリーダー候補のアピールを聞く5年生の仲間たち。来年度の東小にふさわしいリーダーは?このリーダーについていきたいと思えるのはどの人?一緒に頑張りたい、支えたいと思えるリーダーは?真剣に耳を傾けています。約40名の話を聞きながら、信任投票をしました。
投票結果発表
さて、後日リーダー候補を集め信任投票の結果が、5学年担任の阿部から発表されました。リーダー候補の子供たちの緊張が伝わってきました。
投票結果発表
当選した新リーダーが発表されました。悔しくて、涙を浮かべていた子もいました。それでも、おしくも落選した子供たちは新リーダーに惜しみない拍手を贈っていました。さすが、リーダーに立候補しただけはあります。こういった子共たちが、きっと新リーダーを支え、他の仲間と協力して活動するためのつなぎになってくれるのだと思いました。

〜新委員長,同じ5年生にプレゼンを行い仲間を募る(2月4日〜)〜

自分たちの委員会アピールの練習
自分たちの手で、委員会を立ち上げ、共に活動を盛り上げていくためのメンバーを募らなければなりません。委員長と副委員長で互いの考えを出し合いながら、仲間へのプレゼン作り、その練習に励みました。
自分たちの委員会アピールの練習
練習を他の委員会リーダーにも見てもらいました。ライバルではありますが、やっぱり仲間。お互いの良いところを盗み、改善点はアドバイスをする。お互いにより良いものをと高め合う姿がそこには、ありました。
5年生の仲間にアピール
さあ、いよいよ新メンバーを募るプレゼンです。写真は、新情報委員会です。自分たちのやりたいこと目指すことを成し遂げるには、仲間の力が必要。新委員会を立ち上げる真剣な思いをアピールしました。
5年生の仲間にアピール
自分たちの思いをキャラクターなどになって、分かりやすく伝えようと工夫しました。ランドセルを届ける「タイガーマスク」同様全校に、さわやかなあいさつを届けたいと語る「タイガーマスク」は新生活委員長です。
5年生の仲間にアピール
新図書委員会の委員長は、東小の図書室のキャラクターブックラビットになりました。「図書委員会に入ってください。」「一緒に、本の楽しさを広めましょう。」と呼びかけました。
5年生の仲間にアピール
同じ5年生へ一斉に、最終アピールをする委員長と副委員長です。仲間を募る声が、集会室に響きました。その様子を見ながら他の5年生の子供たちは、自分が一緒になって活動したい委員会の希望調査を書きました。
反省会
写真は、新委員長と副委員長によるプレゼン終了後の反省会です。「どうだった?」という阿部のなげかけに緊張から解放され、安心感と達成感に満たされた顔が、一瞬で引き締まった顔に。
反省会
わずか3日の準備…やっぱり反省点・改善点は多く、次々と発言するリーダーたち。次の4年生へのプレゼンに向けて、気持ちを奮い立たせたのでした。

〜5年生から4年生への委員会プレゼン(2月14日〜)〜

4年生への委員会プレゼンに向けて
新しいメンバーで、早速4年生へのプレゼンに向けて、話し合い。頭を突き合わせて、どうしたら分かりやすく、4年生に自分たちの委員会の活動内容ややりたいことなどを伝えることができるかを考え、意見を出し合いました。
4年生への委員会プレゼンに向けて
小道具やポスターなどの準備も自分たちでやりました。アピールするのに効果的な小道具などや見やすいポスターを工夫しました。5学年担任や各委員会担当者からアドバイスを受け、付け加えたり、作り直したりと直前まで、準備している委員会もありました。
4年生への委員会プレゼンに向けて
どんな風に仕上がったか、5学年担任は担当委員会を分担して、見せてもらいました。アピールが足りない部分や何を伝えたいのか分かりにくい部分など、アドバイスをしました。それを受けて、改善を重ねて練習を繰り返しました。
4年生への委員会プレゼン本番「はじめの言葉」
4年生に向けての委員会プレゼン当日。集会室に、4年生と5年生が向かい合うようにして整列しました。新総務委員会の始めの言葉でいよいよスタート。4年生は、わくわくした表情、5年生は、緊張でドキドキの表情でした。
縦割り委員会
トップバッターは、縦割り委員会。委員長を社長に会社組織風にして、縦割り委員会の活動をアピールしました。やる気のある頼もしい4年生が入ってくれることを呼びかけました。
福祉・エコ委員会
福祉・エコ委員会は、ニュース番組にして4年生に活動内容を紹介しました。来年度は、集めたエコキャップを積み上げた高さがスカイツリーに達することを目指すと宣言!!
保健委員会
保健委員会は、6年生から引き継いだ健康戦隊「キラレンジャー」で活動をアピール。来年度は、さらにレベルアップした「キラレンジャー」と新5年生で全校の健康のために頑張ります。
生活委員会
生活環境委員会は、劇で自分たちの活動を紹介しました。東小をあいさつしない子供たちばかりの暗い学校にした悪の組織を委員長のタイガーマスクがやっつけました。そして、東小をあいさつでいっぱいの明るい学校にしていこうと呼びかけました。
面白いね
ユーモアのあふれる劇やキャラクターたちを工夫した委員会活動紹介に、4年生からも“くすくす”“あははは”と笑い声が聞こえてきました。そんな4年生の笑い声が5年生に達成感を与えてくれると同時に、次に発表する委員会のプレッシャーに…
国際理解委員会
国際理解委員会は、英語で自己紹介。お笑い芸人のギャグをつかみに、活動内容と来年度の新企画を紹介しました。「Come on !!」委員長の呼びかけに、4年生が何人希望してくれたでしょうか?
放送委員会
放送委員会は、「ひがし」の“が”「学校を明るくする放送」を目指して活動していくことをアピール。滑舌のよい話し方は、さすが放送委員会のメンバーでした。でも、すらすら言えるようになるまでに相当練習をしていたんですよ。
給食委員会
給食委員会は、6年生から引き継いだ「給食仙人」が好き嫌いする子の心をやっつけ、好き嫌いしないで食べることが大切だということを劇で訴えました。そして、給食を残さず食べて健康な東っ子を増やすことをアピール。
飼育委員会
学校で飼っているウサギのハル君とユキ君と登場したのは、飼育委員会のメンバー。この委員会に入ると命の大切さがわかる。そんな飼育委員会は、もっとウサギや動物たちと触れ合う機会を企画するそうです。そして、全校のみんなに命の大切さを分かってもらえるように、一緒に活動してほしいと呼びかけました。
図書委員会
図書委員会は、9人の本好きの戦士と東小図書室のキャラクター「ブックラビット」の10人で活動を紹介しました。全校のみんなに本を好きになってもらい、たくさん本を借りてもらうための企画が、たくさん考えられていました。来年の図書室利用がますます活気づくことでしょう。
メモする4年生
プレゼンも後半をすぎました。もう長い時間聞いているだけの4年生。それでも真剣に聞く態度は変わらず。メモをする手も止まることはありませんでした。次の委員会のプレゼンへの期待で、わくわく。
エンタ委員会
音楽委員会は、男子も女子も今、大人気の女性アイドルグループになって登場。リボンをつけた男子メンバーにくすくす。音楽に合わせて振付をするところは、さすが、エンタ委員会。きらきら光っているプレミアムボックスから、この委員会の楽しい活動内容が次から次へと出てきました。
運動委員会
運動委員会は、「スポーツがしたい〜♪」歌いながら登場。サッカーチームとその監督になりきって運動委員会の活動をアピール。学年で運動する企画を増やしていくそうです。「ぼくたちと一緒に運動好きの人を増やしませんか?」その呼びかけに、4年生はどう応えてくれたでしょうか?
情報委員会
情報掲示委員会は、ニュース速報という形にして、代々の6年生が築き上げてきた実績を紹介。もちろん自分たちは、それ以上を目指すことを宣言!この委員会に入ると文章を考えるのが得意になることやパソコンがうまく使えるようになること、他校と交流できることなど、入って得することをアピールしました。
総務委員会
最後を飾るのは、東小の児童会活動の中枢である総務委員会。そんな自分たちに誇りをもちつつも、とてもプレッシャーを感じていました。もちろん、今年度のキャラクターであるドラえもんファミリーで、活動をアピール。「ひがし」の3文字すべてに当てはまる活動をするのは、自分たちだとアピール。6年生の願いを受け継ぎ、さらに楽しい活動を展開していくことを宣言しました。
4年生の感想
13委員会のプレゼンが終わり、たくさんの4年生が、感想を発表しました。「どの委員会のプレゼンもすごい。」「5年生のようになりたい。」担任の私たちが褒めるよりもずっとずっと5年生の心に響きました。
感想を聞く5年生
4年生の感想を真剣に聞く5年生。プレゼン終了後は、ほっとした顔をしていましたが、感想を聞く顔は、しっかりと先輩の顔になっていました。
校長の話
校長先生から、お褒めの言葉をいただくと同時に、東小の伝統を受け継いでいってほしいと激励をされ、5年生も4年生も気持ちが引き締まりました。ここからが本当スタートです。
どの委員会に入ろうかな
5年生が退室したあとに4年生は、委員会所属の希望調査をしました。プレゼン前から入りたいと思っていた委員会に希望した子、プレゼンを見て迷った子それぞれいたと思います。今回のプレゼンを見て、どの子も委員会活動に対する期待はきっと大きく膨らんだことでしょう。6年生を支えてくれる頼もしい新5年生になってくれることでしょう。

〜新委員会第1回目の活動と引き継ぎ式(3月9日〜)〜

新委員会第1回目の活動
新委員会第1回目の活動は、新5年生に提案するめあてを決めました。4年生へのプレゼン後、気持ちも引き締まった子供たちは、真剣にどの委員会も話し合いを進めていました。
新委員会第1回目の活動
この第1回目の活動の真剣な気持ち、やる気、いい意味でのプレッシャーを維持しつづけ、活動していくことは簡単ではありません。来年度、新5年生も新たに加えて、この姿を見ることができるように、子供たちに働きかけなくてはいけないと感じました。
委員会引き継ぎ式
大空集会で委員会の引き継ぎ式が行われました。詳しくは、特集ページをご覧ください。代々引き継がれている委員会ファイルを手にする新委員長。これまでの6年生の思いがつまったファイルです。きっと実際の重さよりも重く感じたことと思います。
ファイルを受け取りながら
現委員長に「がんばれよ!」励まされた新委員長。力強く「はい。」と返事をしていました。その返事に笑顔で答える6年生の委員長の姿に、東小の伝統の良さを感じました。
新旧そろって
引き継ぎを終えた現新の委員長を全校のみんなにアピール。来年度への期待を一身に受けた新委員長。引き継ぎ式で自分たちの役を終えた現委員長。ここから新たに伝統が引き継がれていくのだと、感動を覚えました。
これからの自分たちは
引き継ぎ式後に、新委員長で輪になり、東小のリーダーとしての心構えを再度確認しました。その顔は引き締まり、すでに6年生の顔になっていました。

来年度、新5年生を加え活動が本格的にスタートします。今までの伝統を引き継ぎつつ、自分たちで改善していったり、新たな活動を加えたりしながら、よりよい東小にしていくことは、並大抵のことではありません。これから、大きな壁にもぶつかることと思います。その壁を乗り越え、さらなる子供たちの成長を願い、子供たちと一緒によりよい東小を築いていきたいと思います。  来年度の6年生に、乞うご期待!!