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新潟市立亀田東小学校 平成23年度5年生

めざせ! バリアフリー

5年生の総合学習では、「障がいのある人の努力や生き方から自分を見つめなおす」ことをねらいとして、福祉について学習しています。「福祉」「ボランティア」について調べ、グループごとに意見交換をしたり、私たちにどんなことができるかを話し合ったりして学習を進めてきました。そして、目の不自由な人に便利な点字本について学び、実際に点字を打ってみました。また、車いす体験を行い、車いすの便利な点や、車いすを利用している人がどんなときに困るかなどを学びました。学習は引き続き、聴覚障がいの方をゲストティーチャーにお迎えし、お話を聞いたり、手話を習ったりします。  自分たちにできることは何か…常に考えながら、学習を通して、「福祉の心」「自分の中のバリアフリー精神」を育てていってほしいと思います。  (平成23年度第5学年担任 五十嵐 明子)

PART.1 点字&車いす体験

点字は、こうやって打つんだね!
点字が打てる道具で、点字体験をしました。先のとがったもので、「な」「つ」になるように紙に凹凸をつけます。「なは、点がこうならぶんだ!」「どの位置に点があると「な」か覚えるのが難しいね。」実際触ってみると紙に凹凸ができています。指でその凹凸の感触を確かめる子供たち。この点字を覚え、指で読み取ることの難しさを実感しました。
名前が打てたよ!
「私の名前が打てたよ!」友達に見せ、うれしそうな様子。「そういえば、シャンプーにも点字があったよ!」自分の名前を点字で打ったことで、身の回りにある点字にも興味・関心が向いてきました。
車椅子体験!うまく動かせるかなあ・・・。
点字体験とともに、車いす体験もしました。事前に車いすの便利な点、難しい点などを話し合ってから、体験活動に臨みました。足の不自由な方が使うととても便利なものであり、大切なものであることを十分意識させたのは、「車いす」が私たちにとっての「足」と同じくらい重要なものであることを実感してほしかったからです。
段差は、難しいよ。
1センチほどの段差でもうまく通り抜けることができません。坂道を登る難しさも体験しました。また、車いすでうまく左右に曲がることができませんでした。
友達の力を借りると安心だね。
段差や曲がりくねったところでは、友達から手伝ってもらうととても安心でした。 体験後の感想では、「エレベーターに乗るときに、お手伝いをしたい。」「動かすことが難しそうな時には、声をかけたい。」などと自分にできることは何かを真剣に考えている児童が多かったです。今回の体験を通して、自分たちで考えて行動したり、同じ社会の一員として助け合う気持ちを深めたりしていってほしいです。