新潟市立亀田東小学校 平成22年度4年生
社会科「亀田郷:水との戦い」
「地図にない湖」ってどういうこと?子どもたちは社会科で、亀田郷の先人が生きるために、水と戦ってきたことを学習してきました。この日は、亀田郷土地改良区・芦沼館・親松排水機場を見学に行き、学習してきたことを自分の目で確かめてきました。
(平成22年度4学年担任 熊木)
バスでおよそ20分位のところにある、亀田郷土地改良区に到着しました。
2クラスずつに分かれ、見学開始!まずは、亀田郷が水と戦ってきた様子をビデオで学習しました。
新しくわかったことをすぐにメモしながら学習を進めました。
亀田郷のジオラマを見ながら、雨水や農業用水が鳥屋野潟に流れる様子や、いくつかの排水機場から川へくみ上げられる様子がよく分かりました。
亀田郷は4つの川に囲まれている輪中地帯。その意味がよく分かるジオラマでした。
土地改良区から隣の芦沼館へ行く途中に、海水面の高さが分かる碑がありました。「この辺り一帯は、海水面よりも低いんだね。」
昔の農具や道具が展示されている芦沼館を見学しました。
「じょれん」を見ながら、「これで沼の底の土をかき上げていたんだね・・・」少しでも土地を高くしようする先人の思いをその道具から感じました。
次に、バスで移動し、信濃川近くの親松排水機場へ行きました。
鳥屋野潟に流れ着いた水をこの排水機場からポンプでくみ上げて信濃川に流しています。
ポンプは全部で4機。昼夜関係なく休まず動いています。「電気のポンプが2機、ガスのポンプが2機あります。それはなぜでしょうか?」所員の方の問いかけに子どもたちは「なんでだろう・・・」と考えました。
1機のポンプの地下を見学。こんなに太い管を通って、水が排水されることが分かりました。
鳥屋野潟と信濃川が見える屋上に立って、水がくみ上げられ、排水される様子を実感しました。「このポンプがあるから、亀田郷は今の便利な生活ができる」こんなことを見学カードにまとめていた子もいました。本当にその通りですね。