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新潟市立亀田東小学校 平成22年度5年生

田植えに挑戦!(2010.5.6)

‐米づくりにかける思いや願いを広げるために‐


学校田看板

今も昔も日本の主食と言えば「米」。日本最大の穀倉地帯である新潟県。その様子は,社会科の教科書でも取り上げられ,全国の小学5年生が稲作について学習します。私たちの亀田地区でも稲作に携わっておられる方々がたくさんいらっしゃいます。後継者不足という大きな問題を抱える日本の農業。それは,ここ新潟県とて例外ではありません。

「JA新潟みらい」及び生産農家の皆様は,「農業の姿をよく知ってもらおう」「収穫の喜びを味わってもらおう」という思いを常にもっておられます。そんな思いから,本校をはじめ亀田・横越地区の小学校は,JA及び生産農家の皆様より,体験学習の場を提供していただいており,貴重な体験をさせていただいております。

(文責:平成22年度第5学年担任 齋藤)

学校田に到着
雲ひとつない青空。5月上旬にしては強い日差しが照りつける中,学校田に到着。まずは,互いに元気なあいさつから。
手ほどきを受ける子供たち
田んぼを提供していただいている塚本さんやJA新潟みらいの職員の方々から,田植えの仕方について全体説明を受けました。
「せーの!」
手作業で行う田植え。真っ直ぐに,等間隔に植えるために「木の型」を用いて,田んぼに方眼状のしるしをつけていきます。
なかなかうまくいかないね。
「せーの!!」の掛け声で、タイミングよく型を転がします。これがなかなか真っ直ぐいかないのです。
すねまでつかって…
苗を片手に田んぼに入る子供たち。「キャー!」「ぬるっとするー!」等,歓声が聞こえました。
「ぬけないよー!」
ひざ下まで沈んでしまい,なかなか思うように身動きがとれません。
しかし,これこそが長年つくり上げてきた良質な土の証です。
「よいしょっと!」
「3〜5本ずつ,倒れないようしっかり植えるんだったな。」「十字のしるしの所に植えるんだったよね。」等々,次第に慣れてきた子供たち。
「もう少しだ。」
最初は違和感があった土の感触もなんだかいい気持ち。
「腰が痛い。」とちょっぴり悲鳴を上げつつも,どんどん作業は進みました。
「気持ちいい!」
「冷たーい!」「気持ちいーい!」
この時期の用水路には溢れるほどの水が。その水を利用して手足を洗いました。

穀倉地帯新潟とはいえ,田んぼを所持している家庭はごくわずかというのが現状。土にまみれながら,汗をかくことの喜びを感じ取った子供たちでした。地域の皆様の御厚意により,貴重な体験をさせていただきました。収穫の秋が楽しみです。