新潟市立亀田東小学校 平成21年度1年生
国際理解ワークショップ 「がっこうにいけないってどういうこと?!」
特別活動
クラスみんなで世界の16カ国の名前を思いつくことができるほど,世界に興味をもっている子供たち。
そこで,新潟県国際交流協会が毎年行っている『国際交流インストラクターによる国際理解ワークショップ』をとおして,
- 子供たちにさらに広い視野をもって世界を感じさせたい。
- 普段接することのない大学生と一緒に学習することで学ぶ楽しさを体感させたい。
と思い,新潟国際情報大学の学生の皆さんをお迎えし,ワークショップを行いました。
(平成21年度1年生担当 神田)
新潟国際情報大学から
- 押木絵里さん(おしっきー)
- 松村諭卓さん(まっちゃん)
- 冨永由香さん(ゆかちん)
- 渡辺貴人さん(メモ)
- 馬場綾香さん(あやっぺ)
- インストラクター新津厚子さん(あっち)
を,お迎えしました。
9月4日(金)〜モノランゲージ
「カブトムシの角みたいなこれはなんだ?」
みんなでトナカイの角からできたペーパーナイフにふれ,アイデアを出し合いました。
「もっといろいろな問題出して!」とやる気満々でした。
9月10日(木)
「世界のことを知るのが大好きなみんなと一緒にお勉強するために,大学生のお兄さん・お姉さんたちが来てくれるよ!」
大喜びでお迎えする準備をしました。
9月11日(金)
「お願いしま〜す!」しっかりあいさつをして,いよいよワークショップのスタートです。まずは大学生の皆さんが自己紹介をしてくれました。
子供たちを楽しませようと,一発芸を披露しながら自己紹介をしてくれました。
緊張をほぐす,アイスブレーキングとして「人数集めゲーム」を行いました。校長始め,参観していた職員も一緒にやり,和やかに…。
「学校でどんなことするのが楽しいかな?」と質問され,
「じゃあ,もし学校に行かなくても良かったらどんなことをしたいか書いてみよう!」
ということで,大学生の皆さんと一緒にグループごとに意見を出し合いました。
どんな意見が出たか,みんなの前で発表し合い,自分の考えと比べながら聞きました。
『Risa(リサ)の大冒険』という手作り紙芝居を読んでもらいました。
家が農家で手伝いをしているために学校に行っていない女の子が遭遇するあらゆるピンチを,子供たちがアドバイスして助けてあげました。
休憩時間,「待ってました!」とばかりにお兄さん&お姉さんたちに群がり,楽しそうにふれあっていました。
物怖じせず,積極的に話しかける子供たちを頼もしく感じました。
物怖じせず,積極的に話しかける子供たちを頼もしく感じました。
「もっとたくさん一緒に勉強したい!」という子供たちの気持ちがとてもよく伝わってきました。
世界中には学校に通えない子供たちがどれくらいいるのか,確かめました。世界には学校に行っていない子供がいるということを知り,とても驚いていました。
ワークシートを使って,インド人でヤギ飼いのサイフル君(11才)と,ラオス人でフランスパンを作って売っているブンライ君(7才)の生活について教わりました。
学校に行けない子供たちは「行きたくないから行かない」のではなく,
最後に同じグループでお世話になった大学生の皆さんに,国語の教科書で以前学習した「どうぞよろしく!」を生かして,自分で名刺を作ってプレゼントしました。
最後に同じグループでお世話になった大学生の皆さんに,国語の教科書で以前学習した「どうぞよろしく!」を生かして,自分で名刺を作ってプレゼントしました。
あっという間の2時間でしたが,子供たちは新しい世界を知ることができました。
ワークショップ後,クラスみんなでふり返りをし,お礼の手紙を書きました。
心を込めて最後まで丁寧に仕上げることができました。
今回の試みは大学生の皆さんも初めての1年生とのワークショップということで,1年生バージョンにしていただきました。私からのリクエストを取り入れてくださり,試行錯誤を重ねて創りあげた様子が伝わってきて『大学生パワー』を感じました。
そんな真剣に語りかける大学生の姿に,一生懸命うなずきながら聞く子供たちは,いつもより大人っぽく見えました。最後まで頑張って考えたり書いたりしていた子供たちは素晴らしかったです♪
子供たちの成長の様子を垣間見ることができ,大学生の皆さんからとても素敵なプレゼントをもらうことができました。ありがとうございました。
今後,他のクラスや学年でもぜひできるよう,広めていきたいと思っています!