新潟市立亀田東小学校 平成21年度5年生
育苗ハウスをたずねて(2009.4.23)
‐米づくりにかける思いや願いを広げるために‐
日本の主食「米」。日本最大の穀倉地帯である新潟。その様子は,社会科の教科書にも取り上げられるほど。私たちの亀田地区でも稲作に携わっておられる方々がたくさんいらっしゃいます。後継者不足という大きな問題を抱える日本の農業。それは,ここ新潟県とて例外ではありません。
「JA新潟みらい」及び生産農家の皆様は,「農業の姿をよく知ってもらおう」「収穫の喜びを味わってもらおう」という思いを常にもっておられます。そんな思いから,本校をはじめ亀田・横越地区の小学校は,JA及び生産農家の皆様より,体験学習の場を提供していただいており,貴重な体験をさせていただいております。
(平成21年度第5学年担任 鷲尾)
育苗ハウスを訪ね校区内にある塚本さん宅へ。ここ3年学校田を提供していただいております。JA新潟みらいの方も一緒に説明してくださいました。
先祖代々米づくりに携わっていると塚本さん。自身もこの道50年以上のベテラン。長年の経験をもとに田植えまでの作業を御説明いただきました。
「32℃の水に24時間浸けると発芽する。」
実際にその状態の種もみを見せていただきました。
その種もみを苗床にまかなければいけません。約400枚もの苗床に種もみをまく塚本さん。全部手作業?
いえいえ。種もみを苗床にまいてくれる機械があるのです。この機械に苗床をくぐらせると…。
ほぼ均一に種もみが!?
これには子供たちもびっくり。
育苗ハウスを見学。ぎっしりと敷き詰められた苗は『緑色のじゅうたん』。スケッチしたり,触れてみたり…。
た苗は『緑色のじゅうたん』。スケッチしたり,触れてみたり…。 長年の経験から約20cmに成長すると田植えに丁度いいとか。
間もなくその長さに成長する苗。あとわずかで田植えです。
機械の周囲を男子が囲みます。
「なるほど,中はこうなっているのか。」等,興味津々でした。
子供たちにとって,身近なようでいて,遠い存在になりつつある田んぼ。年間を通して定期的に田んぼとかかわり,ものを育て収穫することの喜びを味わわせていきたいと考えております。