学校名

学校紹介 (これが「桃園(とうえん)教育)

「桃園教育」。それは、桃見台小学校の教育活動の愛称です。 学校名にちなんで名づけられた「桃園教育」について、ご理解いただけますと幸いです。

<桃見台小学校はどのような歴史のある学校なのでしょうか。>

昭和4年に児童数615名、職員18名で開校した「郡山市桃見台尋常小学校」が、その歴史の始まりで、平成21年度に創立80周年を迎えた、歴史と伝統のある学校です。

<学校名の由来はあるのでしょうか。>

 地名をとり、校名としています。「桃見台」という地名には、以下のような由来があります。  その昔、現在の桜木一丁目のあたりに、「郡が」と呼ばれる、この地方をまとめる役所のような役割をしていたところが置かれたことから、「郡がの山」と呼ばれるようになり、それがやがて「郡山」という地名になったと言われています。  その後、その場所に郡山城が建てられました。この郡山城を守るため、現在桃見台小学校がある高台のあたりに「もの見」が置かれるようになり、「もの見台」と呼ばれていました。これが転じて、やがて「桃見台」という地名になったということです。  また一説には、この辺り一体は春になると桃や桜の花が咲き乱れ、まるで「桃園」そのものであったため、この地名になったとも言われています。現在もあちこちにその名残があり、都市部の学校でありながら、春には「ウグイス」の声なども聞かれるよい環境の中に桃見台小学校は存在するのです。

<学校の規模はどのくらいなのでしょうか。>

 平成26年4月1日現在で、児童数は283名、職員数25名です。学級は12学級です。  現在の校舎は平成7・8年度にリニューアルされ、各教室をはじめ、図書室、コンピュータ室、多目的ルーム(ワークルーム、親しむ部屋)、地域に開放できる和室「ももみの間」など、様々な教育活動に対応できる近代的な校舎になっています。

<桃見台小学校はどのような教育をめざしているのですか。>

 桃見台小学校では、子どもたち一人一人が自立でき、様々な人や環境と共に生きることができる教育を基本として、「よりよい個性や思いやりのある心」を育成することをめざし、教育目標(および望まれる児童の姿)を設定しました。  また、学校の姿としては以下の3点をめざしています。            

○ 楽しい学校   (どの子も認められ、喜んで生活できる学校)

○ 明るい学校   (礼儀が正しく、集団の生活が学べる学校)

○ きれいな学校  (いつもきれいな環境で生活できる学校)

<学校の特色はどのようなところにあるのでしょうか。>

 桃見台小学校の教育の伝統は、学校創立の精神「智・仁・勇」に象徴されています。これはすなわち、知恵・知識を学び、徳育を高め、たくましさを身に付けることであり、これらにより明日の社会・日本・世界を拓くことのできる、調和のとれた子どもを育てることです。  そのために、「<きらり輝く桃見っ子>の育成」を本校教育の合言葉として、子どもたちの発想や創造性を大切にした活動や異学年・地域との交流活動、様々な体験活動を通して、共に高め合い、学び合うことを大切にしています。  主な教育活動としては以下のようなものがあります。           

○ 日ごろの学習活動を地域に公開する春の「運動会」や秋の「桃見の集い」。

○ 自然とのふれあいを大切にした校外学習の「自然教室」。4年生以上は宿泊活動を通して、集団生活の大切さも学びます。

○ 身近な地域素材・人材を積極的に活用した、総合的な学習や各教科の学習。

○ 地域の公民館や保育所、老人会などとの交流活動。       

○ 水泳や陸上、なわとびなどの各種校内記録会。

 また、PTA活動もさかんで、各学年ごとの研修会や学年活動なども自主的・積極的に行われています。  さらにこの桃見台地区には、「地域子どもクラブ」「ふれあい仲間桃見っ子」「お話玉手箱」「小学生の部屋」 「中学生の部屋」など、保護者の皆さんや地域の皆さんで作る、社会教育活動を行うグループもたくさんあります。  このように、学校だけでなく家庭・地域が一体となって子どもたちの教育にあたっていることが「桃園教育」最大の特徴と言えるでしょう。