PLANEXUSの「学校力アップシリーズ(12)」
若い教師のための深い学びが生まれる算数授業
−ベテランの授業を教育研究者が語る
本書は、岐阜聖徳学園大学附属小学校で行われた算数の授業を、3人の教育研究者が、それぞれ「算数・数学教育の視点」、「授業力向上の視点」、「ICT利活用の視点」といった異なる3つの視点から分析した書籍です。
タイトルには「若い教師のための」とありますが、ベテラン教師の方にも十分役立つ内容となっています。
もくじ
- 第1学年(1) 「なんばんめ」
- 第1学年(2) 「ながさくらべとひろさくらべ」
- 第2学年(1) 「100 より大きい数
- 第2学年(2) 「三角形と四角形」
- 第3学年(1) 「かけ算のきまり」
- 第3学年(2) 「わり算」
- 第4学年(1) 「垂直、平行と四角形」
- 第4学年(2) 「面積」
- 第5学年(1) 「分数と小数、整数」
- 第5学年(2) 「数量の関係の調べ方」
- 第6学年(1) 「速さ」
- 第6学年(2) 「比」
- <コラム>
- 岐阜聖徳学園大学附属小学校ICT 環境
- 「て」「め」「あたま」の活用
- ICT支援員
- たのしい算数授業をめざして
- 算数授業の教材研究 はじめの一歩
- 子どもに任せる勇気
- 論理的に思考する子どもの育成をめざして
- 物わかりが悪い教師になろう
- インターネット配信映像・音声と著作権
著者紹介
- 玉置 崇(たまおき・たかし)
- 1956年生。岐阜聖徳学園大学 教授
愛知県内公立中学校教諭、校長、教育事務所長等を経て現職。学級・授業づくりを研究し、「学級づくり365 日の仕事術&アイデア事典」(明治図書)等を執筆。また、学校経営におけるICT 活用も研究し、「玉置流・学校が元気になるICT 活用術」(プラネクサス)等を執筆している。 - 鈴木明裕(すずき・あきひろ)
- 1959年生。岐阜聖徳学園大学 教授
名古屋市立中学校教諭、筑波大学附属中学校教諭を経て現職。算数・数学教育の中でも、学習指導法を中心に研究している。大きなテーマは小中学校でのDo Math。それを実現するために評価問題の改善、言語活動の充実、Whatif not? を切り口としている。 - 芳賀高洋(はが・たかひろ)
- 1970年生。岐阜聖徳学園大学 准教授
千葉大学附属中学校講師、IT 企業社員、東京都立あきる野学園教諭、お茶の水女子大学附属中学校教諭(技術科)を経て現職。1993 年から千葉大学附属中学校でインターネットの教育利用を実践し、学校ホームページを日本の中学校として初めて公開。現在の専門は情報倫理学と情報教育学。 - 小林永児(こばやし・えいじ)
- 1973年生。岐阜聖徳学園大学附属小学校 教諭
1996年に岐阜聖徳学園大学附属小学校で教員スタート。同校で研究推進委員長を長年務める。2014 年に同大学大学院にて修士号を取得。算数授 業において論理的に思考する子どもの育成をめざし、子どもが算数をたのしみながら学ぶことができるように、日々、授業研究を重ねている。