PLANEXUSの「学校力アップシリーズ(9)」
「愛される学校」の作り方
−悩める校長とPTAを救う!実践とノウハウ
本書は、愛知県小牧市立小牧中学校において実践された、保護者と連携しながら創る学校の取組みとそのノウハウをまとめたものである。
玉置校長とPTA 会長の斎藤さんの想いが生き生きと綴られている。
「よりよい連携を生み出すために互いに言うべきことは言う」という精神は、私の文章や斎藤さんの文章のあちこちで感じていただけるに違いない。また、多くのエピソードをありのままに伝えた。
この書籍を参考にして取り組んでいただけるあなたの学校でも、私たちが体験したエピソードと同じように、楽しくて、笑みが満ち溢れる出来事が生まれると思うからだ。きっとあなたの学校のエピソードも紹介したくなるはずだ。
(著者まえがきより)
もくじ
- 序 章・保護者と管理職が見ていたPTA活動
- PTA活動で感じたあれこれ
- PTAと学校管理職
- 第1章・新しい校長がやって来た!
- 小牧中学校に赴任の思い
- 切れ者のやり手?本当?
- ■PTAとの距離の縮め方
- 第2章・学校ホームページは変わった!
- 学校ホームページ改革
- 「PTAの部屋」はどうする?
- 小牧中学校ホームページの考え方
- 第3章・「PTAの部屋」は斎藤さんの独壇場
- Web「PTAの部屋」発信
- PTAによる「PTAの部屋」発信物語
- ■保護者が読みたい学校ホームページの記事
- 第4章・新しいことを始めるよ戦略会議
- 試みたい取組に意見をもらう会議開催
- えっ、そんなことを私たちに聞くの?
- ■「新しいことを始めるよ戦略会議」の内容
- 第5章・親子で学ぶ中学校づくり
- 「親子で学ぶ夜の小牧中学校」始まる
- 回を重ねて結びつく
- ■実録「親子で学ぶ小牧中特別講座」
- 第6章・PTAサロン開催
- PTAサロン改革
- ミニミニ講演会発想の原点
- ■「PTAサロン」運営ノウハウ
- 第7章・愛マップ・プロジェクト
- 愛マップ・プロジェクト実施まで
- 愛マップ・プロジェクトにやりがいを見つける
- ■「愛マップ・プロジェクト」の1年
- 第8章・授業参観を考える
- 保護者から見る「授業参観」
- 学校から見る「授業参観」
- ■授業の見方伝授
- 第9章・学校評価にICTを活用
- 手間も時間もかけない学校評価を実行
- 「ネット利用」の学校評価アンケート
- ■小牧中学校が活用しているアンケートシステム
- 第10章・注目を集めたスマホの勉強会
- 前代未聞の市内全中学校開催「しゃべり場」
- 我が校だけが幸せになっても
- ■「しゃべり場」の反響
著者紹介
- 玉置 崇(たまおき たかし)
- 1956年生まれ。小学校、中学校教諭を経て、2004年校長に就任。2007年より愛知県教育委員会海部教育事務所長などを経て、2012年に小牧市立小牧中学校長に就任。学び続ける子供を育てるために、保護者・地域と一体となって独自の取り組み実践中。
著書には、「玉置流・学校が元気になるICT活用術 」(プラネクサス)「学校を応援する人のための学校がよくわかる本(1)(2)」(プラネクサス)「スペシャリスト直伝!中学校数学授業成功の極意」(明治図書)など多数。 - 斎藤 早苗(さいとう さなえ)
- 愛知県在住の3人の子どもたちの母。頼まれると断り切れない性分で、幼稚園から中学校まで、何度もPTA活動に参加。2012年春の玉置崇校長先生の小牧中学校赴任を機に、学校HP 内の「PTA の部屋」の自主運営を始め、PTAの各委員会活動をHP上で保護者にお知らせしている。
また、学校HPで発信される情報に対しての「保護者の想い」を発信しながら、学校と先生を応援している。他校にも「PTAの部屋」が広がって、「愛される学校」が増えるといいなと願っているお母さん。